LC-A+ の心臓移植
Share Tweet去年の春、私はLC-A+を買いました。でも、正直に言ってしまうと、私は純粋主義者で、あくまで元祖LC-A派であって、そこまでLC-A+のファンというわけでもないんです。2つのカメラの写りに大差はないって、言う人もたくさんいるでしょうが、それでもやっぱりLC-Aを選びます・・・なんといっても元祖ですから。よくわからないけど。それが、純粋主義者なのです。好みは人それぞれってことですね。
それはさておき、2011年5月のある日、私は友達から買い取った元祖LOMO LC-Aを探そうとしました。どうしてLC-Aをもっているのに LOMOLC-A+ を買ったのか不思議に思うでしょうが、私が持っていたものは壊れていたし、シャッターもベタついていたので、フィルムを無駄にはしたくなかったのです。
そこで、LOMO LC-Aを開けてみてしまうことにしました。ネジをとってどのような仕組みでシャッターが押されるのか観察してみたのです。 私は変な好奇心によって、さらに真新しいLC-A+さえ解剖してしまいました。そして両者を良く見比べてみたのです。(仕組みや、部品など。この時LOMO LC-A+ Bookはとても役に立ちました。)
そこで私は考えたのです。LC-Aのレンズを取り外して新しいLC-A+に移植できたらどんなに素敵な写りになるだろう!!それは素晴らしい計画だったけれど、問題はどうやって移植するかということでした。でも、そのあと、ゾーンフォーカスのノブを含めたレンズの土台を取り外せることを発見したのです。そこで、私は取り外しに挑戦し、驚くことに成功したのです。嬉しかった!それからLC-A+のレンズも取り外し、ようやく心臓移植の手はずは整いました。
しかし、最初は簡単に見えたものも、実は不可能に近いということは良くあります。私は実に1.5時間以上をLOMO LC-A+(今ではロシアのレンズ(RL)が着いています!)に部品を装着することに費やしました。それから、試し撮りをしてみました。結果は大成功!こうしてわたしのカメラは多重露光ボタンとより高いISO設定(100から1600まで)を備えたLC-A+ RL(私はそう呼びます)に変身を遂げました。
左から右へ時計回りに:1.LOMO LC-AとLC-A+。違いがわかります。2.LC-Aの配線のクローズアップ。3.LC-A+とそのレンズ(こちらは中国製です)。4.2つのレンズの比較。左がLC-A+、右がLC-Aのもの。見分けられますか?5.壊れたLC-A。6.LC-A+とLC-Aの前面。上にのっているのは、双方の取り外したレンズ。7.ロシア製レンズ内蔵の心臓移植後の新生LOMO LC-A+ RL。8.どうやってカメラを直すか四苦八苦しているところ。
下の写真はLOMO LCA+ (RL) でとった写真たちです。
ロモグラフィージャパンでは、保証期限内のLOMO LC-A+及び、保証期間経過後の有償修理をお承り致しておりますが、このようにご自身で分解作業を行われて、故障してしまった場合、一切のご修理はお受付できかねます。必ず自己責任の上分行って下さい。ロモグラフィーは改造、分解を推奨しておりませんことを予めご了承ください。
魅力あふれる個性的な写真が撮影できる LOMO LC-A+ カメラ。
伝説的な人気カメラLOMO LC-Aが、2005年に公式生産中止となり、たくさんの方の熱望と、ロモグラフィーの情熱により、新機能と共に復活したカメラです。「+」には、ユニークで魅力的なあのレンズはそのままに、多重露光スイッチやISO1600まで対応の幅を広げた感度設定、ケーブルレリーズなど、ロモグラファーから寄せられた希望が加えられ、バージョンアップしています。 今すぐ購入!
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