Lomo LC-A+との1年

Lomo LC-A+を使ってもう1年になります。2011年にした旅行のほとんどにこのカメラを持って行きました。そして、どうしてこのカメラが理想的なコンパクトカメラなのかを話したいと思います。

最初に Lomo LC-A+ を触ったとき、何を期待すれば良いのか正直分からなかったんです。これまで Rollei 35 をメインカメラとして7年間使ってきて、休日や旅行などでの撮影をすごく楽しんできました。この2つのカメラにはいくつかの共通点(サイズが小さい、同じ焦点距離、同じ絞り値、マニュアルフォーカス)があるけど、考え方はとても違うものです。Rollei は時間が必要なカメラだと言えると思います。急いでいるときなんかは良い写りにはなりません。そして、モノクロをとっても好み、思い出を撮影、保存するのに素晴らしいカメラです。一方Lomo LC-A+は神経質で、カメラの撮るべきものをより明確にしてくれます。いつもポケットに入れることができ、どこへでも連れて行けます。そしてたくさんの冒険についてきてくれます。

Rollei 35はまだたまに使っていますが、なぜLomo LC-A+は特別な感じがするのでしょうか。それは去年1年間もっとも使用したカメラだからです。そして、多くの思い出に残る旅を写してくれたカメラだからです。これから、私の旅の写真をいくつか紹介したいと思います。様々なフィルム、国で撮影しています。 LOMO LC-A+ がどれだけ万能に撮影できるか感じることができると思います。

ステージ1: パリ

Pellicule X-Pro Chrome 100, avec flash pour Diana F+

パリに住んでいるので旅行ってワケではないんですが、気にしないでください。Lomo LC-A+は普通のジャケットのポケットにすっぽり収まるから、ホントにどこにでも連れて行けるんです。 Fritz the Blitz が出る前は Diana F+ Flash Black と一緒によく撮影していました。(ここに載せている写真ではDIana F+ Flashを使っています。)

最初に、フォーカスを合わせるのはとても簡単だと思います:4つの距離から選ぶだけです(0,8m, 1,5m, 3mそして無限遠)。一度慣れてしまえば、ポケットから出す時にそんなに考える必要も無くなります。数秒で大体の焦点距離を予想できるようになれます:

•被写体がとっても近い場合、腕をのばしたら被写体に触れるくらいなら、フォーカスのスイッチを1番上に合わせます(0.8m)。
•被写体がだいたい2〜3歩くらい離れている場合は1.5mを選びましょう。
•2〜3歩以上被写体が離れている場合は無限遠を使いましょう。(実際私は3mの焦点距離を使ったことがありません)

このマニュアルスケールはだいたいいつもうまくいきます。全ては慣れです。何本か撮影すると、カメラに触れると同時にあなたの焦点距離を設定するようになるんです。

Pellicule X-Pro Chrome 100, temps très ensoleillé

ステージ2: ベルリン

5月にベルリンに旅行した時にLC-A+を持って行きました。天気はなんだか曇りそうだったので、念のためにISO800のカラーネガフィルムを2つと、ISO400のカラーネガフィルムを2つ持って行きました。天気はというと、普通にいい天気だったのでとってもツイていました。ただ、覚えておいてほしいのが、*カメラのISOを設定する* ということです。そうすることで、心配すること無くほとんどのフィルムを使えるんです。

32mmの焦点距離 はほとんどのシチュエーションにおいて使える距離だと思います。とてもバランスのとれた焦点距離なんです: 長過ぎず、かといって短すぎない(そして私の考えでは、全てのカメラは28〜50mmの焦点距離を持っているべきだと思っています。これはここでの話からずれてしまうのでアレですが…)。接近した写真においてはベストな焦点距離ではないですが、少し離れてのポートレートやストリートではパーフェクトなんです。

Durant mon voyage à Berlin en 2011 – Pellicule couleur négative 800ISO

ステージ3: クロアチア

Boitier Krab, pellicule X-Pro 200

フラッシュ(Diana F+ Flash と Fritz the Blitz)に加えて、他にもLC-A+に追加できるアクセサリーがあります: Krab Underwater Housing を使うと、プールとかビーチで撮影できたり、水中でも撮影できるようになるんです!あまり深いところまで潜らなければ、全然問題なく撮影できます(プールと海で使ってみました。深さは5〜6フィートくらいで使っていました)。

この写真たちで、LOMO LC-A+がどれだけ色んな用途に使えるのか、そして旅行や旅をしているときにどうやって使えば良いのかっていうのをみんなに伝えることができたらとても嬉しく思います。もしも1つしかカメラを持てないってなったら、たぶんこのカメラがその1つになるんだと思います。

2012-04-08 #レビュー #compact #lomo #lca #lomolca #verre #glass #voyages #35mm fredericdith の記事
translated by hanahana

他の記事を読む

  • ロモグラフィー写真教室: 被写界深度

    2015-05-18 #gear #ライフスタイル #tipster jennifer_pos の記事
    ロモグラフィー写真教室: 被写界深度

    どうしてカメラおたくは複雑怪奇な専門用語を使って一般市民を当惑させたがるのか、不思議に思ったことはありませんか?信じて頂きたいのですが、私ほどその感覚を身に染みて知っている人間はいません。あれは物理学でしたね。勉強すべきか、それとももう一夜だけ青春の日を謳歌すべきか、その選択の帰路に立たされる始まりとなりました。でも心配御無用!あなたが知るべき知識はここ、ロモグラフィー写真教室で補完出来ます。本シリーズをフォローすれば、あっという間に、今までどうしても解らなかったあれこれ全て、きちんとおさらい出来るはずです!

  • ワイドな写真のコツ:LC-Wideで建築物の写真

    2014-06-19 #gear #tipster sirio174 の記事
    ワイドな写真のコツ:LC-Wideで建築物の写真

    ファンタスティックなLOMO LC-Aの30周年のお祝い、そして新しいRussar+レンズを待つ間、この記事を建築写真を撮るのにぴったりなすごい広角カメラ、LC-Wideにささげようと思います。私がイタリアの中心部にあるモダンな街ラティーナでのフォトセットを撮るときに使ったシンプルなコツはこちらです。

  • LomoAmigos: Mogwai(モグワイ)、LC-Wideで日本を撮る

    2015-04-15 #people #Lomoamigos hannah_brown の記事
    LomoAmigos: Mogwai(モグワイ)、LC-Wideで日本を撮る

    Mogwai(モグワイ)は1995年に結成されたスコットランドのポスト・ロックバンド。昨年8作目となるスタジオアルバム『Rave Tapes』をリリースし、ここ12ヶ月のあいだ勢力的にツアーを行ってきました。そんな彼らがLC-Wideを日本ツアーに持って行き、Mogwaiの世界について話してくれました!

  • ショップニュース

    あなたの大切なひと時を円形に閉じ込めて...

    あなたの大切なひと時を円形に閉じ込めて...

    170度の魚眼レンズで見る世界。いつもよりも、より一層愛らしく!動物の顔をアップで撮影して、デカ鼻のユニークな写真も面白い!

  • 僕はロモ・モンスター

    2014-06-04 #ライフスタイル boredbone の記事
    僕はロモ・モンスター

    マガジン記事を書こうと思ってパソコンの中のファイルを見返していたんだけど、5年前に創ったキャラクターを見つけたよ。皆さんにシェアするけど、気に入ってくれるとうれしいな。

  • 初めてのLC-A体験: 夢のLC-A+ RL

    2014-06-13 #ライフスタイル ekeupratama の記事
    初めてのLC-A体験:  夢のLC-A+ RL

    ロモグラフィーに参加しているすべての人々が頼もしくて魅力的なこのカメラを手にすることを夢見るでしょう。わたしにとっては今でも、このカメラを持っていることが夢のようです。

  • Lomo'Instant + Splitzer!gocchinによる双子テクニック

    2015-05-05 #gear #tipster gocchin の記事
    Lomo'Instant + Splitzer!gocchinによる双子テクニック

    Lomo’Instantってみんなどんな時に使うのかな?美しい自然や感動した景色などもいいけれど、このカメラはその場で結果を見ることができるから、楽しい仲間が集まった時に使うのが最も盛り上がるのではないかな?せっかくロモグラフィーのカメラだからロモっぽい写真を撮りたいですよね!そんな時はSplitzerを装着してみんなを驚かせてみよう!今回は同じ人物をSplitzerで多重露光するテクニックを紹介します!

  • ショップニュース

    スタイリッュなカメラバッグをお探し?

    スタイリッュなカメラバッグをお探し?

    ZKINはカメラバッグやストラップなどを取り扱うブランド。しっかりとあなたのガジェットを保護してくれる、機能も見た目も備えたカメラバッグです。スタイリッシュなZkinバッグで大切なカメラをしっかり保護して、フォトアドベンチャーに繰り出そう!

  • LomoAmigos: The Watanabes

    2015-02-05 #people #Lomoamigos ciscoswank の記事
    LomoAmigos: The Watanabes

    The Watanabesは日本で活躍するインターナショナルバンド。日本の単語がところどころに聞こえてくる、ノスタルジックでちょっぴり切ない哀愁溢れるフォークロックを奏でます。そんなWatanabesにロモグラフィーのカメラをお貸出しし、思う存分に撮影していただきました!

  • Petzval Lensが教えてくれたこと ―太陽の輝蹟―

    2014-10-10 #gear #tipster gakurou の記事
    Petzval Lensが教えてくれたこと ―太陽の輝蹟―

    今まで光を意識してなかったわけではないけれど、Petzval Lensを使うようになって、より光を意識するようになった。 日中に見える物は、すべて太陽の光の反射によるもので、その最大の光を捉える方法をPetzval Lensが教えてくれました。 まったく当たり前のことを書いていますが、ちょっと読んでみてほしい光の捕え方です。

    1
  • *募集終了*【GOLDEN WEEKスペシャルワークショップ】『LC-A120×LomoChrome Turqouise』開催決定!

    2015-04-27 #world #ニュース #イベント lomographyplus の記事
    *募集終了*【GOLDEN WEEKスペシャルワークショップ】『LC-A120×LomoChrome Turqouise』開催決定!

    今年のゴールデンウィークもLomographyのカメラ達と楽しんじゃいましょう!Lomography+ではこのGWにぴったりなワークショップを開催します!今回のワークショップではLC-A 120とLomoChrome Turquoiseフィルムを使っていただきます。発売したばかりの両商品、気になっていて試したかったという方も多いのでは?そんな方は是非このワークショップで両方いっぺんにお楽しみください!

  • ショップニュース

    全てがクラシカルなポートレイトレンズ

    全てがクラシカルなポートレイトレンズ

    Lomography New Petzval Lens は85mmのポートレイトレンズ。周辺のボケが渦巻くように現れ、中心の被写体へ視線を惹き付ける画を写し出します。Nikon FとCanon EFの2種類のマウントでご用意があり、こちらのマウントに対応するデジタル及びアナログカメラに対応しています。オンラインショップではその他のマウントアダプターやフィルター各種を取り揃えています。

  • LC-A 120でスクエアスナップを撮影しよう!

    2015-05-13 #gear #ニュース pripri2000 の記事
    LC-A 120でスクエアスナップを撮影しよう!

    いつでも、どこでもあなたの世界を切り取って色鮮やかなワイドアングル写真に残そう!LC-A 120は豊富なISO設定、多重露光用MXスイッチなど、実験的な写真を楽しめる機能を搭載し、あなたのアドベンチャーをサポートします。LC-Aのように手軽に素早く簡単に撮影が出来て、中判カメラながらコンパクトサイズで毎日持ち歩きたくなるカメラです。120フィルムを使ったことがないから不安?心配はいりません!120フィルムは種類も豊富で、何より35mmフィルムより高解像度なのでより美しく仕上がります!百問は一見にしかず。LC-A 120のちょっとしたギャラリーをご用意したのでご覧下さい。

  • LC-A 120 Photo Discovery – Dopicによる日本のスナップ写真

    2014-10-17 #ニュース tomas_bates の記事
    LC-A 120 Photo Discovery – Dopicによる日本のスナップ写真

    LC-A 120のプロトタイプで撮影された初期のフィルムネガを見返していたら、ドキュメンタリー映画『Finding Vivan Maier』のように、まだスポットライトが当たったことのない素晴らしい作品に巡り会いました。これらの写真はロモグラファーdopicが、日本に旅行に来た時に撮影されたものです。彼の写真はとっても素敵で皆さんに共有したい気持ちでいてもたってもいられなくなりました!

  • 光はマジカル: Li Huiと語る

    2015-05-12 #people #ニュース #ライフスタイル jennifer_pos の記事
    光はマジカル: Li Huiと語る

    写真を撮るという行為は、出来事を記録し、コミュニケーションを取るためだけのものではない。それは世界を覗き見る手段でもあるのだ。カメラに目を開かれ、見慣れた景色の背後に潜むなにものかと邂逅する。その時から我々の前には、あらゆる物が写真の主題として立ち現われ始める。漏れ出す光は全て、新たな秘密を解き放ち、才能有る写真家はそこから一片のアートを生み出す。Li Huiはそういった恵まれた才能の持ち主の一人だ。その作品、そして見事な繊細さを捉えるその感受性豊かな写真について、彼女に話を聞くことが出来た。