スプリッツァーをうまく使ってロモグラフィーをもっと楽しもう。

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スプリッツァーを使ってロモグラフィーを楽しんでますか?私はいつもです!
場面や状況に応じてベストな使い方をするともっと素敵な写真が撮れるかもしれませんよ。

Credits: hodachrome

この写真は映画「インセプション」の中の印象的なシーンをイメージさせるような、ちょっと不思議で変わった写真です。それぞれの画像が自然に組み合わさり、シームレスに見えます。
私はスプリッツァーを使ってこの上下対称の写真を撮影しました。
こういうきれいなシンメトリー写真を撮るのはそんなに難しくはないですが、少しだけコツがあります。
それではこのような写真を撮るためのいくつかのTipsを教えますね。

1. ベストの天気を選ぶ
まず始めに天気と光の話から。
カラーフィルム、特にスライドフィルムを使ってこの独特の色を出すためには、コントラストの高い晴天の日を選び、必ず順光で撮りましょう。(今回、Lomography X-Pro100を使用)
曇った日だと十分な明るさと色を得ることができません。
もしどんよりした雰囲気(たとえば廃墟、工場、墓地など)を表現したいなら曇った日でもOKです!

曇った日に撮ったもの。これも悪くないけど…。

2. LC-A+をさかさまに構えて撮る
スプリッツァーを使っている人は知っていると思いますが、シンメトリーな写真を撮るときはLC-A+を逆さまに持つ必要があります。
私は逆さまに持ったときは、シャッターボタンを左手の親指で押しています。慣れないとブレてしまうかもしれません。
一回目のショットを撮ります。(このときスプリッツァーは上半分をマスクしています)
そして、MXスイッチをスライドさせ、スプリッツァーを180度回転させ、カメラを逆さまに持ちます。
そして一回目と同じように二回目を撮ります。(スプリッツァーはやはり上半分をマスクしています)
シャッターを押すときは、カメラの受光窓を指で隠してしまわないように注意しましょう。

逆さまに構えて親指で押す

3. 適正露出が大事
多重露光をする上では、適正露出がとても重要になります。
今回の撮影では、それぞれのイメージが重なり合うことがない(重なる部分が少ない)ので、それほど露出について考えすぎる必要はありません。
基本的にはフィルムの感度と同じ設定でけっこうです。ISO100フィルムならISO設定は100で。
やや露出オーバーのようでしたが、ビネッティング(光量落ち)が抑えられ、つなぎ目が自然に重なりました。
もし露出がアンダーになると、中央に大きなビネッティングが発生してきれいなシームレスな絵になりません。(もしそれが好きならOKです)
迷ったときはISO設定を変えて何枚か撮ってみましょう。

アンダー露出のため中央に大きなビネッティングが発生

4. カメラの視差の調整
皆さんにとってこれが一番難しいことかもしれません。視差とはファインダー像と実像のずれのことです。
私のLC-A+にはそれぞれちがう視差があります。みなさんのカメラにもあると思います。
それを把握して、撮る際に構図を微調整することで、よりきれいで完璧に近いシンメトリー画像を描くことができます。
私のメインのLC-A+は、ファインダー像より「左上」に実像がずれる傾向があります。
この傾向を考慮せずに撮ると、クリアーなシンメトリー画像は得られませんし、また上の絵(二回目の画像)の一部が少しスプリッツァーでマスクされてしまう場合もあります。
これを防ぐためにフレーミングを少し「右下」に調整する必要があります。逆さまに構えたときは「左上」ですね(ややこしいですが…)。
被写体によってはスプリッツァーを多少前後に微調整する必要があるかもしれません。

視差のイメージ(私のカメラでの傾向です)

5. 何枚か撮っておく
きれいなシンメトリー写真を作るのは簡単なようで難しいです。
とりわけ、上の4の調整はなかなか難しいことです。また、LC-A+の露出は不安定で、同じ場所で撮っても少しちがった露出になることがあります。
なので、私は同じ場所で数枚撮るようにします。構図を少し変えて撮るとよいでしょう。
これにはちょっと忍耐力と集中力が必要です。でも素敵な場面に出会ったらどんどん撮りましょう。
その中から一枚ベストな結果が得られたとしたらハッピーですよね?

たくさん撮ってベストの一枚を選ぶ

わかったかな?それではぜひやってみましょう!
慣れてきたら斜めにしたり角度を変えて撮るのも面白いですよ。
素敵な写真を撮るために、少しだけテクニックと忍耐力、そして集中力を使ってみましょう :)
Enjoy your MX life!


Author: hodachrome山本穂高
岐阜県出身のカメラマン。2007年にトイカメラの代表格であるLomo LC-Aと出逢い、その魅力の虜となる。世界のロモグラファー・フォトグラファー達と研鑽を重ねながら、国内外を問わず写真展への参加、写真集・グッズ販売、写真講座・ワークショップ等、幅広く活動する日々を送る。

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1 Comment

  1. kyonn
    kyonn ·

    最高にすてきでわかりやすいテクニック記事をありがとうございます!すごく参考になりました!

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