スタッフレビュー:香港からのBelair X6-12レビュー

Belair X6-12が、他の小さくて軽いロモグラフィーカメラに比べると、大きすぎるという人がいるかもしれない。それはそれで一つの意見。でも、セールスポイントの一つである6×12フォーマットの写真が撮影できるということを考慮してみよう。もちろんBelairを手にしたら、一番初めに試すフォーマットさ!

Belair X 6-12 Globetrotter , Belair X 6-12 Jetsetter , Belair X 6-12 City Slicker

6×12フォーマット

6×12フォーマット は今まであった6×6、6×4,5、4,5×4,5のフォーマットのどれよりも大きい。120のフィルムでは2、4、6、8、10、12のフレームで撮影するんだ(1ロールにつき6回の露光)。このフォーマットについてどう思う?僕はとてもユニークだと思う。

Credits: edwinchau

Belair のフォーカスと合わせると、絞り値は最大でF/8.0、つまり被写界深度はとても深い。いつも Diana F+Lomo LC-A+ でスナップショットを撮っているロモグラファーにとっては簡単なことさ。小さな絞り値にかかわらず、両手でしっかりと支えていれば、夜や暗いトラムの中でもはっきりとした写真を撮ることができるんだ。下の写真は僕のお気に入りさ。

Credits: edwinchau

*コツ: Belair の露出計はレンズの左側にある。そのため、左側が明るい場合などは露光を調節して。

Credits: edwinchau

6×6フォーマット(正方形)

6×12フォーマット の次に僕が試したのは 6×6 。僕は正方形のフォーマットのサポーターなんだ!デザインとは関係なく、僕にとっては Belair X 6-12 は名前が意味するように6×6フォーマットのカメラなんだ。だから、6×6で撮影するのは、Belairの大きさとフォーマットデザインを生かしていない気がして、もったいなく感じてしまうんだ。そうでなければ、愛らしい6×6フォーマットで撮影するんだけどね(1ロールで12枚)。

Credits: edwinchau

6×9フォーマット(長方形)

Belair のおかげで、 120 フィルムで初めて 6×9フォーマット を撮影したんだ。おそらく 135フィルム の3:2フォーマットと大差ないだろうと思い、始めはあまり期待していなかったんだ。

Credits: edwinchau

現像した写真を受け取って、自分の間違いに気付いたんだ!僕は技術的な専門用語には詳しくないけど、もし似たような35mm判換算焦点距離レンズを使ったとしても、 135120 フォーマット ではフランジの距離の違いで、写真の見え方や感じ方が変わってくるんだ。

皮肉にも、バカにしていた6×9フォーマットが、僕を一番驚かせたんだ!それに、1ロールにつき、6×12では多くて6枚しか撮影できないけど、6×9フォーマットだと8枚も撮影できるんだ。ちょっと得した気分になるのさ。しかもこのフォーマットは端の歪みを取り除いて、35mm判換算焦点距離を上げるんだ。(40mmレンズくらいの35mm判換算焦点距離があるように感じたんだ。)多分僕はこのフォーマットを一番使うことになるだろうね。

Credits: edwinchau

気をつけること

1. Belair X 6-12は絞り値が低い(F/8.0)。AEモードを使うと、シャッタースピードがゆっくりなことを忘れて、手を動かしてしまうせいで、ぼやけた写真になってしまう。
2. 低い絞り値を日光のもとで使うことで、とても美しい写真が出来上がる。
3. 各フォーマットで撮影可能な枚数:6×12 = 6 枚、6×9 = 8 枚、6×6 = 12 枚。
4. 露光に影響するので、ライトメーターの近くの明るさを考える。

総評

説明したように、僕のロモホームには6×12と6×9のフォーマットの写真が多い。それは、僕は Belair X 6-12 の一番の機能が、普通は高性能なカメラについている、6×12という珍しいフォーマットで撮影できることだと考えるらかなんだ。6×12のカメラは今までは何十万円もするものばかりだったが、Belairのおかげで、オート露光機能も付いているのに、だいぶお手軽な価格で買うことができる(もちろんHolga WPC pnhole cameraのように安いものもある)。僕みたいに120フォーマットが好きなロモグラファーにとって、これは本当にグッドニュースだよ!

僕は、もっとコンパクトにできるから、あの折り畳みできる本体も好きなんだ(あのデザインはただの飾りじゃないよ!)。Lubitel 166+が好きなように、僕ははっきり、 120フィルム ではっきり、くっきりとした写真を撮影するのは好きなんだけど、かさばるカメラを持ち運ぶのは好きじゃないんだ。Lomographyの研究者の人たちが、軽くて持ち運びやすいカメラに高性能光学レンズを取り付けられるようにしたんだ。このおかげで、心から写真を撮ることを楽しむことができるんだ。感謝しないとね。
呢?

この記事の写真は 、 Belair X 6-12Lomgoraphy X-Pro Slide 120Lomography B&W ISO400 120Lomography Color Negative 400 120 を用いて撮影しています。

2012-12-04 #gear #art #black-and-white #review #square #hong-kong #612 #analogue-photography #6x6 #cross-processing #hk #hongkong #staff-review #belair #120-films #vingnetting #belair-x-6-12 #belair-first-owner edwinchau の記事

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