CopyCat Nat #4: hodachrome

2013-01-03

私がこのシリーズの次に選んだ写真は、私自身が大ファンであるhodachromeさんです!

Credits: hodachrome

待ちに待った春休みが近づいてきていて、ようやく次の絵を描く時間ができそうでした。今回はせっかくなので、何か新しいことにも挑戦してみようと思い、ツヤのある写真の台紙に油塗料を使うことにしました。というのも、前回の jeabzz さんの写真にも油塗料を使いましたが、その時は、せっかくの湿気を帯びたような独特な質感が紙に吸い取られてしまって、チョークで描いたかのようになってしまったからです。ちょうどジブサム(焼き石膏:絵の具を絵画に適合させるために表面に塗るもの)を買いに行く時間もなかったので、吸収力のない紙を選んだんです。

私はパソコンの前に座り、 hodachrome さんのイルカの写真を表示しました。彼の作品はほんとうに素晴らしいものばっかりで、この一枚を選ぶのはとっても大変でした!最終的に選んだのは、とてもシンプルな写真で、その中には3つの主題しかありません。気持ち良さそうに泳いでいるイルカと、それを見る子どもとそのお兄ちゃん(?)です。

今回の目的は、この写真のディテールを正確に描くことではありません。新しい"キャンバス"に慣れることと、より質感を充実させることです。パソコンで音楽をかけて、背景から描くことにしました。澄んでいる青い水です。
筆をもち、まずは四隅にあるビネットから取りかかりました。少しずつ紙を回しながら、円を描くように筆を動かし徐々に中央にむかっていきます。だんだんと色を明るくしていき、中央が一番の明るさをもつように色を変えていきます。

水を描き終わったら、小さめの筆をとり、お兄ちゃんを描くことにしました。しかし、なかなか筆を思うようにコントロールできません。絵の具がツルツルと滑り、そのシルエットのレイヤーを描くのを難しくします。私はこれ以上の絵の具を使うのを諦めることにしました。この時点で、その少年と背景の質感を比べてみると、滑らかさにずいぶんと差がありました。ですがそれはそれでいい味を出していたので、体と腕、そして彼の手の中にあるカメラ(のようなもの)を描き上げました。

次は彼の隣にいる小さい男の子です。頭と体、それに腕は簡単でした。お兄ちゃんより小さいだけで、そっくりだったからです。ですが、厄介だったのは指です。私が持っている中で一番小さい筆でも、彼の指には大きすぎました。しかしここにある物を使うしかなかったので、何とか指を書き加えました。なのでその出来はあまり気に入ってはいません。仕方ないですよね。

そうして最後の難関、イルカです。お腹からはじめて、水の色の上に白い絵の具を滑らせていくことで、青い影ができてきます。背景のような滑らかさを表現するのは難しいようだったので、イルカは簡単に描きました。(そういう味だと思ってもらえると…)
青い影とヒレを加えて、日陰で乾燥させてついに完成です。

この絵と文章はNatalie Fongさんによるものです。台湾の台北出身の彼女は、現在ハワイのホノルルで生活しています。 CopyCat Nat シリーズの他の作品をチェックしてみてくださいね。

2013-01-03 #lifestyle #painting #paint #oil #regular-contributors #copycat-nat-series #hodachrome natalieerachel の記事
翻訳 keni

他の記事を読む

  • Simple Use Film Camera『ordinary unordinary days』 エキシビション @ Lomography+

    2017-04-27 refallinsasaki の記事
    Simple Use Film Camera『ordinary unordinary days』 エキシビション @ Lomography+

    Simple Use Film Camera の発売を記念して、『ordinary unordinary days』エキシビションが Lomography+にて開催決定。ロモグラフィースタッフが独断と偏見で選んだ個性を持つ8人。年齢も、やっていることも、ビジョンも…何もかもが異なる彼らが Simple Use Film Cameraで写した写真が飾られます。《写真》というフィルターを通じて世界はどのように写っているのか?[展示] を見に来るというよりも、友達の家に遊びに来て壁一面にある写真を眺めるような感覚で、ぜひエキシビションにお越しください。

    2017-04-27
  • 花火をLomography CN ISO800で撮るコツ

    2016-06-30 #gear #tutorials easilydistracted の記事
    花火をLomography CN ISO800で撮るコツ

    花火の撮影をフィルムでするのは少し勇気がいることだったりしますが、ISO感度の高いLomography CN ISO800とバルブモードのあるカメラがあるとほら、こんなにクッキリと写ります!またバルブモードのないLC-A+をバルブモードに変身させるコツもお教えします!

    2016-06-30
  • 2016年11月のトレンド写真

    2016-12-09 #ニュース Lomography の記事
    2016年11月のトレンド写真

    毎月たくさんのアナログ写真がアップロードされるロモグラフィーのWebコミュニティー。その中でも、特にたくさんのLIKEを得たベスト・オブ・ベストー今月のトレンド写真はこちらです!あなたや友達が撮影した写真もあるかも!?

  • ショップニュース

    ファインダーを覗くだけでも楽しい!軽量二眼レフカメラ

    ファインダーを覗くだけでも楽しい!軽量二眼レフカメラ

    Lubitel 166+での撮影はとても実験的。上から覗き込むタイプのウエストレベルファインダーを使って思う通りにフレーミングできます。120フィルムと35mmフィルムが両方使えるので、飽きずに創作意欲も存分に湧き上がることでしょう。あなたもロモグラフィーのオンラインショップでLubitel 166+を手に入れて、アナログ写真の代表作を作りましょう!

  • 2016年8月のトレンド写真

    2016-09-01 #ニュース lomography の記事
    2016年8月のトレンド写真

    8月もロモグラフィーのコミュニティーにはたくさんの写真が投稿されました!そのなかから、ベストに選ばれた最高の写真達をご紹介いたします。あなたのお気に入りがみつかるか、是非覗いてみてください。

    2016-09-01
  • 虹色のパレット: Laurence Philomeneによる「ノンバイナリー」ポートレート

    2017-05-08 #people Ciel Hernandez の記事
    虹色のパレット: Laurence Philomeneによる「ノンバイナリー」ポートレート

    赤と緑、ピンクと青、白と黒でもない。現実にははっきりとした境界線などなく、グラデーションのようにすべては曖昧です。モントリオールを拠点に活動する写真家Laurence Philomeneの「ノンバイナリー」シリーズのポートレートは私たちに物事の新しい見方を与えてくれます。*《ノンバイナリージェンダー》は男性にも女性にも分類されない性別自認のこと。

    2017-05-08
  • LC-Wideのいいところ10個教えちゃいます

    2016-06-10 #gear #tutorials Julien Matabuena の記事
    LC-Wideのいいところ10個教えちゃいます

    常にクリエイティビティを刺激してきたロモグラフィーですが、LC-Wideはその好奇心をさらにくすぐるとんでもない広角レンズ搭載35mmカメラです。10個の特長をお伝えしますので、ドドドッとあふれるアドレナリンを写真で表現してみてください!

    2016-06-10
  • ショップニュース

    Revolog フィルム 種類によって様々なユニークな効果が現れます!

    Revolog フィルム 種類によって様々なユニークな効果が現れます!

    緑の発光体やイナズマ、引っ搔き傷などのユニークなエフェクトが現れるRevologフィルム。刺激的な写真が撮りたい方におすすめ!

  • 2017年のPantoneカラー”ナチュラルグリーン(Greenery)”で写真を撮ろう!

    2017-01-10 #culture #tutorials lomographymagazine の記事
    2017年のPantoneカラー”ナチュラルグリーン(Greenery)”で写真を撮ろう!

    Pantoneが選んだ今年のカラーは”ナチュラルグリーン(Greenery)”!この色は写真にもぴったりな色。今日は美しいグリーンで撮影された作品をご紹介します!!

  • ハイスピードの写真で"瞬間"を盗め!

    2016-09-05 #culture lomographymagazine の記事
    ハイスピードの写真で"瞬間"を盗め!

    世の中には、私たちの目には速すぎてみることのできないものも沢山あります。ですが、カメラを使えば速さや視力に関係なく、その瞬間を写真に美しく写し出すことができます!ここに紹介するハイスピードな写真たちは、目では決して見ることのできない、素晴らしい瞬間を描き出しています。

    2016-09-05
  • 生誕30年記念を迎えた「写ルンです」で多重露光にトライしてみた

    2016-07-16 #gear hodachrome の記事
    生誕30年記念を迎えた「写ルンです」で多重露光にトライしてみた

    今月は富士フィルムの使い切りカメラ「写ルンです」がこの世に生まれて30周年となります。この長年愛されてきた名機の生誕を祝い、いろんなイベントが予定されていますが、今回私はhodachromeらしく多重露光にフィーチャーした写ルンですワールドを紹介したいと思います。この魅力的な使い切りカメラを使った多重露光についての説明を画像とともにごらんください♪

    2016-07-16
  • ショップニュース

    あなたの大切なひと時を円形に閉じ込めて...

    あなたの大切なひと時を円形に閉じ込めて...

    170度の魚眼レンズで見る世界。いつもよりも、より一層愛らしく!動物の顔をアップで撮影して、デカ鼻のユニークな写真も面白い!

  • 2016年7月のトレンド写真

    2016-08-05 #ニュース lomography の記事
    2016年7月のトレンド写真

    毎月たくさんのアナログ写真がアップロードされるロモグラフィーのWebコミュニティー。その中でも、特にたくさんのLIKEを得たベスト・オブ・ベストー今月のトレンド写真はこちらです!

    2016-08-05
  • 【レポート】Hodachromeによる Lomo'Instant Wide ワークショップ in 名古屋

    2017-02-11 hodachrome の記事
    【レポート】Hodachromeによる Lomo'Instant Wide ワークショップ in 名古屋

    Lomo'Instant Wide を使った撮影ワークショップが、昨年12/18(日)に名古屋市内で開催されました。多重露光のスペシャリスト山本穂高さん(@hodachrome)を講師に迎え、このカメラ最大の特徴である多重露光をテーマに皆さんに撮影を楽しんでもらいました。そのワークショップの様子をレポート記事にまとめましたのでぜひご覧ください♪


    2017-02-11
  • [LomoAmigo] SASU TEI meets Lomo LC-A Minitar-1

    2016-05-30 #people ciaoannacotta の記事
    [LomoAmigo] SASU TEI meets Lomo LC-A Minitar-1

    フォトグラファーのSASU TEIさんは韓国出身で、日本や韓国でファッションやコマーシャルフォトを撮影されています。2回目の登場となる今回はパンケーキのように平らなアートレンズ、Lomo LC-A Minitar-1を使ってスタジオで撮影して頂きました。このレンズの特長のひとつであるビネット効果がハッキリと移った写真は、どこかノスタルジックで味のある作品に仕上がっています。

    2016-05-30