CopyCat Nat #5: werriston

私のCopyCat Natシリーズ、今回の新作はコレ!新しいことに挑戦してみました。

Credits: werriston

最近すごく忙しくて、なかなかこのシリーズに取りかかることができませんでした。特に今回は、どの写真を描くのか決めるのにも時間がかかりました。そんな中でいつものように、ロモグラフィーのサイトを眺めながら、何か新しくていままでと違った雰囲気の作品を探そうとしていました。
そうして友だち( werriston )のロモホームをスクロールしていたら、ある素敵な少女の写真が出てきました。彼女はサングラスをかけていて、顔には影がかかっていましたが、それでも彼女の美しさを隠すことはできていませんでした。暗闇に包まれているその写真のなかで、彼女はまるで光の源であるかのように写真の中で輝いていました。
その写真の説明によると、これはポラロイドで撮られた写真のようでした。
「あぁ、ニック( werriston )がまたポラロイドを使いはじめたんだわ。またこんなに素敵なポートレートを撮ってるんだなぁ。」
そう考えた所で、私はこの写真を描くことに決めました。

ジプサム(油塗料を使用する際に使用される、紙に油分がしみ込むのを防ぐ焼石膏のこと)がなかったので、また写真台紙の上に描くことにしました。写真台紙を使うと、絵の具が表面にとどまらずに滑りやすいので描きにくいのですが、とにかくやってみることにしました。

普段のように、外側からはじめます。その正方形のほとんどを黒で塗りつぶし、少女の部分だけを残します。その暗さの中にある色合いを忠実に再現したかったので、絵の具に赤や茶色をまぜてみて、色々と試しながら色を近づけていきました。

そうして次は難しい部分にはいります。この写真では彼女の皮膚のトーンはオレンジがかった黄色をしていました。ですが、私はそれを忠実に再現するより、なにか新しいことをしてみたかったくなりました。この写真のもつイメージを掴みたかったのです。
写真のより細かなことに焦点をあてて見ていくと、逆に出来上がる絵は写真とは似つかなくなることに気付いた私は、いつもよりも多く絵の具を重ねていくことにしました。

オデコ、サングラス、影、頬、鼻、上唇、ハイライト、下唇、首、髪、肩、ジャケット、T−シャツ、手、、指は一番苦戦した部分で、特に大くの絵の具を使いました。絵の具はツルツルと滑りお互いに混ざりあって、だんだんとにぎやかになっていきます。

ようやく指の部分の明るさを調整し終えて、カップを加えました。最後は、全体的にある点々と、四隅にあるちょっとした色の変化を緑や赤を加えて表現します。

そうして予想よりも時間がかかってしまいましたが、新しい試みをためした作品がようやく完成しました。
より「Don’t think, Just paint」のゴールデンルールに則った作品になりました。
みんな気に入ってくれるといいんですけど!!

(今回スキャンでなく、できた写真を撮影したものを載せた理由は、油分が光に反射してできるツヤを見てほしかったためです。スキャンしてしまうと、雰囲気が変わってしまうので。)

この作品と文章はNatalia Fongさんによるものです。台湾の台北出身の彼女は現在、ハワイのホノルルに住んでいます。
ほかの CopyCat Nat シリーズ"もぜひチェックしてみてください。

2013-01-13 #ライフスタイル #copycat-nat-series #polaroid #copycat #regular-contributors #paint #oil #werriston natalieerachel の記事
翻訳 keni

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