Sprocket Rocket―今までで一番のカメラ

スプロケット穴のついた写真は嫌いだった。写真をダメにしてしまうんじゃないかと思っていた。パノラマ写真についても良く分からなかった。そんなに良いものなのかい?こういった考えは差し置いて、この前の春にSprocket Rocketを注文することに決めたんだ。そしてそれが、ロモワールドに入ってきて以来、最高の決断だったんだ。

This photo is taken from Lomography shop. They did a better job presenting this camera than I.

見た目から始めよう。これより良くなり得るかい?そんなわけない!おかしいくらい長いことと、あのプラスチックのボディーがとても魅力的に見える。僕はSUPERPOPバージョンが気に入って、自分にはAzureを購入したんだ。黒いのは、僕にはちょっと鈍く見えたけど、これが好きな人もいるだろうね。

Sprocket Rocketはとても軽い。もっと重いものかと思っていたけど、プラスチックでできているからか、羽のように軽く感じるんだ。だから、横に長い割には、旅のお供に最適だよ。このカメラを二つ運んでいたとしても、鞄は重くならないだろうね。丈夫そうに見えるけど、裏蓋を支えているところは、いつか外れてしまうかも。

Credits: jutei

機能性に関して言えば、Sprocket Rocketはロモグラフィー製品の中でもとても基本的な方。絞りは快晴(f16)と曇り(f11)があって、シャッタースピードは1/100sとバルブの二つがある。フォーカスの設定は0.6-1mと1m-無限の二つ。三脚穴とホットシューをも搭載していて、両方とも基本サイズになっている。このカメラを使うのは簡単で楽しいけど、唯一足りないものと言ったら、ケーブルレリーズソケットかな。三脚穴とバルブモードがあるのに、なんでネーブルレリーズソケットがないのか、良く分からない。ちょっとおかしいし、そのせいで少し価値が下がってしまう気がする。ちょっと気にかかることは、シャッタースピードスイッチが緩いということ。カメラをバッグから取りだした時には、いつもバルブモードになっている。だから、撮影する前に、設定をちゃんと確認した方が良い。.

Credits: jutei

二重露光が大好きっていう訳じゃないけど、このカメラはそれに適していると思う。フィルムを前に後ろに自由に巻くことができるんだ。WIND(巻き上げ)ノブとREWIND(巻き戻し)ノブの二つと白い点を使うことで、フィルムを巻き戻して簡単に二重露光撮影することができる。そしたら後は、フィルムを巻いて元の場所に戻すだけ。僕自身はあまり使わないけど、格好良い機能だと思う。

Credits: jutei

さっき言った通り、スプロケット穴やパノラマ写真にあまり興味がなかった。でも、それは間違いだったんだ。Sprocket Rocketのフィルムを始めてスキャンした時に、あまりの素晴らしさに驚いた!パノラマフォーマットとスプロケット穴の両方が気に入ってしまったんだ。このカメラだと35mmフィルムの写真二枚分を使って撮影するんだけど、そのフォーマットは完璧だね。仕上がりはプラスチックカメラにしてはシャープだし、色も良く浮き出ているんだ。

Credits: jutei

僕は大体ISO400カラーネガティブを使うんだけど、このカメラとの相性は抜群。光がより必要になるけど、Velvia 100Fで撮影しても上手くいく。晴れた日にはISO100を使っても良いけど、曇っている時にはISO400を使った方が賢明だね。

Credits: jutei

タイトルにあるように、このカメラは今までで一番のカメラだ。見た目は良いし、楽しく使えるし、仕上がりも素晴らしいし、何より軽い。小さな欠陥がいくつかあるけど、出来上がった写真を見たら気にもならない。もし持っていなかったら、今すぐ手に入れよう!

Credits: jutei

2013-10-05 #gear #review #sprocket-rocket-film-35mm-35-azure-blue-velvia-iso400-iso100-400-100 jutei の記事
翻訳 54070

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