ライブ写真のコツ: 低感度・中感度フィルムで撮る

この記事で、僕がどうやって暗い場所でISO感度の低いフィルムを入れたカメラでシャープな写真を撮っているのか教えるよ。

夜のライブ会場で写真を撮る時はいつだって問題だらけだ。例えばIlford Delta 3200とかKodak T-MAX 3200などの高感度フィルムを使えば、粒子が荒れたイメージになるし、そういうのはミュージシャンの顔の表情を写真に写したいときに許容しがたい問題だよね。でもISO 400などの中感度フィルムを使うと、粒子感は減るけど、光と影のコントラストの問題は増えてしまう。写真の黒い部分が増えて細かいところを奪って、グレースケールのトーンが足りない写真になってしまうんだ。

Ilford HP5+フィルムとLomo LC-Wideで撮影。 sirio174 の写真。

今年イタリアのコモ (Como) で開催されたSwing Crash Festivalでは、僕は中感度フィルムのIlford HP5 Plusを使った。超広角の僕のLC-Wideが三脚なしでの撮影を簡単にした。カメラを手に持って、肘をしっかりしめてカメラを額にくっつけて手ぶれを防ぐようにしてシャッターを押した。こうしたら、シャッタースピードは1/10秒程度でも、出来上がった写真はシャープで被写体ぶれもなかった。

Ilford HP4+フィルムとOlympus XA2カメラで撮影。 sirio174 の写真。

僕は他にもISO 100のクラシックフィルム、Ilford FP4 PlusをOlympus XA2カメラに装填して撮影した。シャッタースピードは1/8秒よりも遅かったから、野外ステージで撮影する他はなかった。コントラストを調節するために、フィルムを現像するとき、タンクを振る振動を少なくして、現像液の濃度を少なく(Rodinal R09を濃度1 + 50で)した。その結果出来上がった写真のシャープネスと豊かなトーンにとても満足したよ!

Ilford HP4+フィルムとOlympus XA2カメラで撮影。 sirio174 の写真。

さて、僕からもう一つアドバイスが。僕はミュージシャンがノリノリで頭を振ったり縦に動かしているときはシャッターボタンを押さないようにした。腕や脚がぶれていても許せるけど、顔がぶれているのはプリントしたときに不快だからね。

2015-08-12 #gear #チュートリアル #tipster sirio174 の記事
翻訳 ciscoswank

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