First Impressions of the Daguerreotype Achromat 2.9/64 Art Lens: 壱岐紀仁

2016-05-16

初監督作品「ねぼけ」がモントリオール世界映画祭に正式出品されるなど、精力的に活動中の映画監督・フォトグラファーの壱岐紀仁さん。「ねぼけ」はなんとMotionGalleryで制作・宣伝費の一部資金の支援を募り、プロジェクトが成功したことによって撮影された作品です、今回はDaguerreotype Achromat 2.9/64 Art Lensの"いろけ"に心動かさた壱岐監督から、落語家の洗練された所作をシンプルにしかし大胆に写し撮ったショートムービーが届きました。

はじめまして!この度はDaguerreotype Achromat 2.9/64 Art Lensのテスト撮影にご協力頂きありがとうございます!今回はじめてのご登場となりますので、ロモグラフィーのコミュニティーに向けて、簡単に壱岐監督の自己紹介をお願いいたします!

◇映画監督でフォトグラファーの壱岐紀仁といいます。初監督した長編映画「ねぼけ」がモントリオール世界映画祭に正式出品されました。百聞は一見に如かず、こちらで壱岐のオンライン作品集をご高覧いただけます。

どのようなきっかけで、監督というクリエイティブなお仕事をされるようになったのですか?
   
◇何よりシンプルに「映画を作りたい!」という小さい頃からの夢と、日本映画界の巨匠/瀬々敬久監督作品『ヘヴンズ・ストーリー』(ベルリン国際映画祭2冠受賞)の熱い現場に、撮影スタッフとして関わらせて頂いた経験がとても大きいです。

今回このプロジェクトに壱岐監督ご自身も支援頂いたと伺っています。最初にDaguerreotype Achromat 2.9/64 Art Lensのプロジェクトを見つけられた時、どのように思われましたか?

◇映画「ねぼけ」を撮影する前に、このレンズに出会いたかった…(笑)の一言です。この後悔を、次なる映画に活かさねば!と気が付いたら支援していました。それほど魅力的で、一周回って超斬新な試みだと映りました。

プロトタイプではありますが、動画制作のため実際に使用いただいました。ずばり、最初に手にした時の第一印象は?

◇ただただ、感動の一言。僕に限らず、撮影を真剣に生業にしている人間なら、このレンズに込められた歴史の重さを、言葉を尽くさずとも感じ取ると思います。

今回の撮影を通じて壱岐監督が感じた使用感などの感想を聞かせてください。

◇まず、ダゲレオタイプ特有の「色気」に心が震えました。「色気」とは目に見えないもので、感じ取る実体の無いものですが、それを目の前で視覚化できる喜びを味わうことが出来ました。被写体の秘められた内なる魅力を、とても上品かつスマートに引き出す魔法のレンズですね。あと、徹底してアナログなのが良いです。デジタルカメラといえど、このレンズを使えば絞りプレートをその都度入れ替えたり、原初的なカメラのプロセスを一部体感することが出来ます。これは、デジタルカメラしか知らない世代にはけっこうな衝撃でしょう(笑)でも、「撮影」という作業は、本来たいへん面倒で繊細で手間暇かかるものでして、だからこその錬金術といいますか、カメラオブスキュアに込められた神秘性を肌で感じることが出来ます。将来、フォトグラファーを目指す人にとっては、その神秘的体験は非常に重要だと思います。

制作頂いたショートムービーの品は、前編白黒で構成されていますね。その背景と壱岐監督としてのこだわりを教えてください。

◇経緯を話しますと、映画「ねぼけ」は落語家の物語で、本物の落語家である入船亭扇遊師匠にご出演頂きました。今回のショートムービーは、その扇遊師匠をお招きして撮影しました。“話芸”といわれる落語家さんの“しゃべり”を敢えて封印し、洗練された落語の所作の美しさのみで、余計なものをギリギリまでそぎ落とした、侘び寂びの映像美を表現できないかと考えました。扇遊師匠は、落語界の本寸法と評される実に芸達者な噺家さんで、一つ一つの所作が溜め息が出るほど美しいのですが、その卓越した業前の本質を抽出するのに、色さえ要らないのではないか…と監督として判断しました。返って白黒にすることで嘘がつけない分、師匠の芸が嘘をつかないように、落語の美しさが際立って観る人の心に迫ると思います。

今回撮影いただいた作品にタイトルを付けるとしたら、どのようなタイトルでしょうか。

◇「RAKUGO MASTER」 (邦題「師匠」)

また、今年はとてもエクサイティングなニュースがあると伺っています!

◇壱岐紀仁監督映画「ねぼけ」が2016年末より、東京新宿ケイズシネマを皮切りに、大阪第七藝術劇場など全国で劇場公開されます!モントリオール世界映画祭で衝撃過ぎるラストが大きな反響を呼び、異例のアンコール上映まで果たした、涙なしには語れない笑いと涙の感動作です。
公開時はスペシャルなゲストも登場します。是非是非、劇場に観に来て下さい!

■映画「ねぼけ」公式サイト → http://neboke.info/

映画「ねぼけ」予告編(英語版)

もし、今後Daguerreotype Achromat 2.9/64 Art Lensを使って短編映画を制作することができたら、そのような映画にしたいと思われますか?

◇このレンズ本来の、素朴にして豊かな魅力を引き出すために、世界中のクラシック映画に対する敬意を込め、また昭和の名画たちに敬意を込めて、積極的にモノクロ表現にチャレンジしていきたいと思います。

最後に、これからこのレンズを使用頂くたくさんの方々にアドバイスをお願い致します。

◇このレンズは、「撮影」という行為の、最も原始的でピュアなよろこびを味わえる魅力を持っています。特に、現役フォトグラファーの皆さんは「撮影」することが楽しくて、この仕事を選んだと思います。その初心の瑞々しいよろこびを噛み締めながら、堂々とカメラライフをエンジョイしていければ、きっと奇跡の瞬間に出会えると思いますよ!最高!

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壱岐監督、この度はショートムービーの撮影ありがとうございました!今後も監督から送り出させる映像そして写真作品楽しみにしております。

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壱岐紀仁作品集
映画「ねぼけ」公式サイト

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Daguerreotype Achromat 2.9/64 Art Lens

Daguerreotype Achromat 2.9/64 Art Lensがあれば、シャープなイメージ、ソフトフォーカスの両方が一本のレンズで撮影できます!挿入する絞りプレートによってボケの発色、質感をコントロール可能。表現の可能性が無限大に広がる魔法のような一台です。

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