LomoChrome Purple XR 100-400:いかにしてパープルに染め上げるか?

LomoChrome Purple XR 100-400 は伝説の赤外カラーフィルム、 コダック・エアロクローム およびエクタクローム プロフェッショナル インフラレッド(EIR)フィルムに対するロモグラフィーなりの答えです。それは先代と同様に高い技術力を要求してくるものでしたが、このフィルムで撮った作品は驚きに満ちています。それではいかにしてパープルを引き出すか。そのための簡単なガイド記事です。

あなたが望むものは?

異質なリアリティを探し求める多くのロモの熱心なファンと同じくして、私は赤外カラーフィルムの奇妙で美しい色の世界と恋に落ちてしまいました。私はロモグラフィーに、長らく途絶えていたコダック・エアロクロームとEIRフィルムの復活と、新しい赤外カラーフィルムを開発するように依頼する嘆願書にサインしました。

エアロクロームは元々軍の航空調査用に開発され、枝葉を明るい赤やピンクに強調することができます。赤、は情熱的な意味合いもありますが、危険も意味していたためです。しかし写真家たちはそのようなカラーシフトに創造的なひねりをきかせ、芝生を赤いカーペットに、裏庭を魔法の王国に、またジャングルを流血の殺戮現場へと変えていきました。

私は木が美しく輝く効果と、漆黒の空が得られるモノクロ赤外フィルムが気に入っています。カラーシンボリズムを適用したり、葉の輪郭を強調する時にはエアロクロームを愛用しています。言うまでもなく、新参者の"パープル"はそれらの後任として重責を担っており、高い期待が寄せられています。

奇妙で美しい赤外フィルムの世界

以前エアロクロームで数ロール撮ってみたことがありましたが、赤外線写真というのはテクニックを必要とするフィルムで、「Don’t think, just shoot!(考えるな、とにかく撮れ!)」という人々には馴染まないものであることが分かりました。もし LomoChrome Purple XR 100-400 が先代たちのように敏感で予測不能であったら、絶対にブラケット撮影の準備をしましょう。可視光の波長と赤外線の波長は別領域で、そのため古いレンズにはよく赤外線用ピント合わせのための赤いドットを備えてありました。そのおかげで私のピント合わせの問題も半分解決したのです。

上の作例のように、この新しいパープルフィルムは可視光スペクトルをフィルタによってブロックする必要はありません。また冷蔵したり、フィルムの装填を完全な暗所でする必要もありません。これらの作例で分かるように Purple XR は可視光にも赤外光にも感度があります。作例はCanonの一眼レフで撮ったテストロールのものです。

消えたイエロー

新しいカラーパレット

このパープルのフィルムではどんな色が現れるかを見るために、私は虹色の傘の写真をとりました。
イエローは著しく弱まってしまい、この原色なしではオレンジ(イエロー+レッド)やグラスグリーン(イエロー+ブルー)は現れません。

  • グリーン→パープル、落ち着いたブルー
  • イエロー→ピンク
  • オレンジ→ピンクがかったパープル
  • レッド→僅かにブラウン
  • ブルー→シアン

イエローの不足は、この霧の深いツートンの虹においても見られます。7色だったものは、シアンかがったマゼンタになっています。しかし、心配しないでください、イエローは時折現れます(ピンクの花のところ)。

ツートンの虹

予測不能、より暗く、より強いコントラスト

さて、これらのことにお気付きでしょうか。

  • すべてのグリーンの植物がパープルに変わるわけではなく、試行錯誤が必要。それはさらなる色のバリエーションがあることを意味します!
  • このフィルムの感度はかなり早く低下するので、深いコントラストと大きな黒いシミをもたらします。
  • パープルの飛び出しは、グリーンほどではありません。画面構成とフレーミングの際にはそれを心に留めておいてください。
  • 新葉などのグリーンはより明るくなり、それによってパープルはよりパンチが効いてきます。
フレーミング:よく考えて!パープルはグリーンほどパンチが効きません
Chi Lin nunnery, Hong Kong

露出

LomoChrome Purple XR 100-400 はISO100~400として販売されています。ではISO100と400のどちらで撮らないといけないのでしょうか?結局のところ、その違いは常緑の植物では微妙です。私の場合、陽がさんさんと降り注ぐ午後にはISO 200で、またはサーキュラーPLフィルターを使用してISO 100で撮ったときに最も力強いパープルになりました。

感度設定による違い

直射日光か日陰か?

これは被写体の本来の色や表面の質感によります。例えばつやのあるスイカだと、ISO100では直射日光で白っぽくなってしまいます。概ね私は太陽光下ではISO200で、日陰ではISO100で撮ります。思うに、日が沈めばパープルはより力強くなります。

ISO100: つやのあるスイカは太陽光下では白っぽくなる

日陰にある屋外の植物を撮ることについて確信がない方は、これらの盆栽の不思議な苔むした部分を見てください。繰り返しますが、何がパープルになるかを予測するのは難しいです。

ISO100: 日陰にある盆栽

夕方

まだゴールデンアワーです!もし強さとサチュレーションを望むなら、太陽が沈むのを待ってください。

これらの睡蓮は夕方に撮りました。ISO160、サーキュラーPLフィルター使用。

創造的に話すこと

この新しいフィルムの最も気に入っているところは、どのようにしてパープルが同じ葉の上でシアンやターコイズに変化するのかということです。それは蓮の葉のあいまいな表面のせいでしょうか? ヤシの葉の間から降り注ぐ太陽のせいでしょうか? それが分かるまでもっと実験を繰り返さないといけません。

さあどうですか。このレビューがあなたにとってわずかでもお役に立てれば幸いです。私のLomoChrome Purpleの 試写アルバム はこちらで見ることができます。
最後にこの質問で締めくくりたいのですが・・・

あなたはなぜパープルにしたいのですか?

キュウリもナスに変わります!

LomoChrome Turquoise XR 100-400 がどのように変化するか知りたい方は コチラの記事 を参考にしてください!

2016-07-31 #gear #people ihave2pillows の記事
翻訳 myrtus21

Lomography Lomochrome Purple XR 100-400 (35mm)

Lomochrome Purple XR 100-400 35mmフィルムは、自然な色のトーンを今まで見たことがないような紫色のトーンにシフトさせます。驚きの写真を撮影してみたい方にお勧めのフィルムです。そのサイケデリックな写りはKodak Aerochromeフィルムのように すばらしい彩色を写し出します。

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