【スタッフレビュー】Lomo LC-A+
Share TweetLomographyの代表的な LC-A+シリーズ 。現在はLC-A+、LC-Wide、LC-A120がシリーズの現行品として、フィルムカメラを再び盛り上げてくれています。まずは、フィルムカメラ初心者のみなさんや、「カメラそのもの自体触ったことがない!」という方にもオススメの LC-A+を特集します!説明書には載っていない細かいポイントまでご紹介するので、既にLC-A+をお持ちの方や、ご購入を考えている方もご一読ください。
みなさんこんにちは!直営店スタッフの surasurachan です。私が初めてLC-A+で撮った写真がこちら。LC-A+特有のビビットな色合いが大好きになりました!
ロモグラフィーユーザーだけでなく、カメラファンの世界中の方に愛されているLC-A+。どんな魅力があるのか一緒に探っていきましょう!
LC-A+ とは?
Lomo Kompakt Automat(通称 LOMO LC-A)は、1984年に旧ソ連で誕生したコンパクトオート35mmカメラでした。このカメラは後に世界中を巻き込んだフォトグラフィームーブメントを始動することになります。まばゆいばかりの美しい色合いに、誰もが魅了されるコントラスト、偶発的なビネットを創り出すユニークなMinitar 1レンズと共に、Lomo Kompakt Automatは世界中で愛される伝説のスナップカメラとなりました。
2005年、Lomo Kompakt Automatを製造していた、ロシアのサンクトペテルブルグにあるLOMO PLC工場が製造を休止してしまいます。そこで、Lomo Kompakt Automatの存続を守る為、ロモグラフィーは立ち上がります。オリジナルのLOMO LC-Aを踏襲しつつ、進化を遂げたLC-A+はロモグラフィーを代表するカメラとなりました。さらに「+」には、多数の機能が追加されていることが表されています(ISO800とISO3200に対応したオート自動露出機能、多重露光機能、アクセサリー接続機能、フィルム装填確認窓、ロモボーイのロゴが印字されている、など)。
LC-A+カメラは現在、 ロモグラフィー公式オンラインショップ または 直営店 にて世界中で販売中です。ロモグラフィックな革命を起こした、LC-Aの真髄を受け継ぐカメラ、LOMO LC-A+。あなたがこのカメラと出会うのは、今がその時なのかもしれません!
LC-AとLC-A+の違いなど、歴史について詳しく知りたい方は こちら をご覧ください!
LC-A+豆知識
- レンズ内部やレンズ側面のコーティングの色の違いについて
Lomographyの認識では、ロシア製レンズが搭載されたLC-A+の場合は青紫色のコーティングで、中国製レンズが搭載されたLC-A+場合は黄色のコーティングが施されているという違いがあります。然しながら、生産時期や工場の生産過程によってコーティングの色合いは随時変わっています。コーティングの違いによって写りが変わるように感じられる方もいらっしゃいますが、Lomographyとしては違いについて一概に言えないとしています。
- ロシア製レンズのLC-A+と中国製レンズのLC-A+の違いについて
2016年10月現在、LC-A+のロシア製レンズ搭載のLC-A+の在庫は売り切れてしまい、中国製レンズ搭載のLC-A+のみ販売中です。再入荷時期や再生産時期については未定です。
レンズの違いについても、写りへの影響は一概に言えず特に変わりないというのがLomographyの見解です。
LC-A+の使い方
~説明書にはないワンポイントレッスン!~
フィルムの入れ方
LC-A+とLC-Wideのフィルムの入れ方は全てこの方法と同じように装填してください。
動画 でもチェックしよう!
シャッターケーブルレリーズの使い方
こちら の記事に分かりやすく説明がありますよ!
ファインダー内のランプの意味
ファインダーを覗くと左右に二つランプが設置されています。実はとっても便利なサインを出してくれるんですよ!
右のランプの意味・・・ シャッタースピードが1/30秒以下の時に光ります。撮影環境が使用しているフィルムのISO感度にとって暗い状態で、手ブレしてしまうというサインです。
左のランプの意味・・・ 撮影時には常に光っているランプです。電池残量のサインになっていて、ランプが消えかかっていたり、光が弱まっていたら電池残量が少ないサインです。
両方光らない場合・・・ 電池が切れてしまっている可能性があります。電池切れだとシャッターが下りなくなってしまうので、新しい電池と取り換えてください。
故障かな?と思ったら・・・
以下の症状が出た場合、*電池の消耗具合を今一度確認してみてください!
①電池が切れると起こる症状
- シャッターが降りない
- ファインダー内ランプが光らない、または光が弱くなる
- 写真が適正露出ではなくなる(明るすぎたり、暗すぎたりする)
- 現像しても、写真が真っ暗な仕上がりになる
電池を交換して頂く事で、正常な動きに戻ります。
②新しい電池を入れても動かない場合
稀に、LR44型でも製造元によって仕様が異なるケースがあります。
どれも同じLR444型ですが、③番だけ少し厚みがあり、面の真ん中あたりがぷっくら膨らんでいる仕様になっています。
③番のような仕様の電池を装着した場合、電池室にぴったり収まらない可能性があります。
また、薄いタイプの電池を使用する場合も、電池に隙間が出来てうまく電池接点に着かない可能性が出てきます。
新しい電池を使っても不具合がある時は、電池の形も注意してみてください。
写真にある、①番または②番の仕様の電池をオススメします。
③電池室の電池接点が埋もれてしまった時
経年劣化で、電池室の電池接点が埋もれてしまう場合があります。
その時は、細めのドライバー等で起こしてあげましょう。
(感電や破損に細心の注意を持って作業ください。)
(ご自宅での作業の場合、ロモグラフィージャパンでは保証出来兼ねますのでご了承ください。)
LC-A+らしい写真を撮るポイント
印象的なビネット、強いコントラスト、鮮やかな色のロモグラフィックな写真がLC-A+の写りの特徴です。
これは搭載されているレンズやオート露出機能の仕組みが他のカメラと異なるのでオリジナリティが出てきます。
個性が強く出るカメラとも言えるでしょう。
LC-A+の特徴を活かす撮影方法
- ISO100のフィルムで晴天時/快晴時に撮る・・・空の青色やカラフルなファッションの色合いがさらに鮮やかになります!
- クロスプロセス現像で仕上げる・・・LC-A+の個性にさらに上乗せしてコントラストと色彩がぐっと強く出ます。クロスプロセス現像については こちら ご覧ください!
- 少し露出アンダーにして撮る・・・少しだけアンダーに撮影すると、コントラストと色彩が強く出ます。曇天時に起きやすい現象でもあります。
いかがでしたでしょうか?LC-A+はLomographyのカメラの中でも人気が高いカメラです。初めてのフィルムカメラとしても、プレゼントとしてもオススメですよ!お求めの方は オンライショップ もしくは 直営店Lomography+ までどうぞ。
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しゃべロモ Vol.5 LC-A+編(2009年の記事です)
2016-11-17 #gear #チュートリアル #lcaplus #lomographyjapan #lomographyplus
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