Kealan Shilling: ニューヨーク『地獄の門』への旅

2016-11-16

ニューヨークの喧騒の裏側には、怖い話や都市伝説といった奇妙な噂が常にあります。フォトグラファーのKealan Shillingとその友人たちは冒険を求めて、大胆にも 「地獄の門」 と呼ばれる場所まで旅に出たようです。

ロモグラフィーでは勇気あるKealan Shillingへのインタビューを行いました!
ニューヨークの「地獄の門」の正体とは?またそこで彼らのカメラが写した景色は、いったいどんなものになったのでしょうか?

こんにちは、Kealan!まず最初に「地獄の門」へ冒険に出たきっかけを教えていただけますか?

僕らはクールな体験ができそうな場所を探してたんだ。Burtonがいくつか案をあげてくれたんだけど、ニューヨークの「地獄の門」が一番ワイルドで魅力的だったんだよ。

あなたが興味を惹かれたのは「地獄の門」のどんなところでしょうか?

「地獄の門」は排水溝をつなぐトンネルで、地下深くまで続いて地獄までつながっていると言われているんだ。歴史を調べてみると本当に面白いよ。酒類が禁止されていた時代には、このトンネルは密輸のルートとして使われていたんだ。それに、オカルトや悪魔崇拝の儀式にも使われていたんだよ。

「地獄の門」については他にも様々な噂や都市伝説があるようですが、あなたは信じますか?

実は僕も「地獄の門」で幻覚をみたんだ。嘘じゃないよ。そういう話を聞いてから暗いトンネルのなかに入っていくと、誰だって不安になるはずだよ。それでもトンネルに入るときにあんまり怖くなかったのは、その日は陽気な良い天気で、友達もみんな明るい奴らだったからかな。

実際にみる「地獄の門」の印象はいかがでしたか?

インターネットでみた写真よりもずっとクールだったよ。正面玄関の近くはゾッとするほど不気味だったね。ほかのトンネルには水が通ってるんだけど、正面玄関だけは乾ききっているんだ。周辺には奇妙な静けさが漂っていて、トンネルからは冷たい風が吹いてきてた。そのなかを覗いて下まで降りていこうなんて、本当に気味が悪かったね。

一番面白かったことはなんですか?

一番印象的だったのは、トンネルのなかで人のような幻覚をみたことだね。一番楽しかったのは、午後の日差しの中でトンネルの外に座りながら仲間たちとビールを飲んで語り合ったことだよ。そういう休息はどこに行っても良いものだよね。

辿り着くまでに大変なことはありましたか?

まず、そこを見つけなくちゃいけなかったし、それから木の葉や藪で覆われた丘を下って行かなきゃならないんだ。トンネルに辿り着いたら、今度は水が流れてて滑りやすいなかを歩かされたよ。みんな一度や二度は滑って水に落ちそうになってた。大変だろう?

写真を撮るのも大変でしたか?

いいや、トンネルのなかでの撮影のためにフラッシュがあれば大丈夫だったよ。でも、車を停める場所には気をつけなくちゃいけないね。もし見つかったら不法侵入になっちゃうから。

お気に入りの写真はどれですか?

難しいな…いい写真がたくさん撮れたから。素晴らしい仲間のおかげで、最高の瞬間が撮れたんだ。

この場所は改装されるべきだと思いますか?理由もお聞かせください。

改装なんてとんでもない!同じような素晴らしい場所がいくつも改装されたり、取り壊されたり、改造されたり、閉鎖されてしまってる。最近では、少年の心に戻ってわくわくするような探検をできる場所は珍しいんだ。

まだあまり知られていませんが「地獄の門」はニューヨークのユニークなランドマークとして広まりつつあります。あなたの写真はこの場所を文化遺産として広めることに役立つと思いますか?また、この場所は文化遺産として認められるべきだと思いますか?

わからないな。確かに歴史の一部ではあるけど認められるようなタイプのものではないし、現状では安全に見物に行けるような場所じゃないからね。それに観光客のために整備されてしまったら、あの場所のミステリアスな魅力は失われてしまうだろうし、建物そのものも変わってしまうと思うよ。僕はこのままのほうがいいな。こういう場所をもっとたくさんの人に広めたい気持ちもあるけど、あまり人目に触れさせずに秘密にしておいたほうがいいとも思うから難しいね。

最後に今後の予定があれば教えてください。次の作品のために行こうとしてる場所はありますか?

ちょうど国の南のほうをドライブして、面白い冒険をしてきたところなんだ。そのなかのいくつかは Monster Children のホームページで発表する予定だよ。僕のブログ TwoDragsOfLife.com をみてもらえれば、旅の記録が全部載ってるよ。最後に、読んでくれてどうも有難う!


Kealan Shillingについてもっと知りたい方は ホームページInstagram もチェックしてみてくださいね!
※画像はすべて許可を得て掲載しています。

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