[レビュー]モノクロチェキフィルムでカラーフィルターを使ってみました!

Lomo'Instant Automat が手元に届くのが待ちきれない方!フィルムの準備はもうOKでしょうか?まだ用意していないという方は、カラーフィルムもいいですが、 Fujifilm Instax Mini Monochrome で白黒インスタント写真に挑戦してみませんか?
今回は、直営店スタッフが話題のモノクロチェキフィルムとカラーフィルターを使って、実験してみました!
通常のモノクロフィルムと同様に、カラーフィルター効果は得られるのでしょうか!?早速、結果をみてみましょう!

こんにちは、直営店スタッフの sikakuipanda です。
今回は、話題のモノクロチェキフィルム「 Instax Mini Monochrome 」とカラーフィルターを使って写りにどんな変化が起こるのか試してきました!

ところで、なんでモノクロ写真にカラーフィルター?って思ったそこのあなた!
一般的なモノクロフィルムではカラーフィルターを使うことで劇的な変化を起こすことができるんですよ!
たとえば、普通に撮るよりもコントラストをはっきりさせたり、特定の色にコントラストをつけてポートレイトを素敵にしたり、モノクロ写真こそカラーフィルターで劇的変化をつけることができちゃうんです。
(モノクロフィルムとカラーフィルターの関係をより詳しく知りたい方は こちらの過去記事 もご覧ください。)

では、本題に入ってみましょう!
まずは、使ったカメラとアイテムを説明します。


仕様機材はこんな感じで…

カメラは
Lomo'Instant Automat
【世界で最もスマートなインスタントカメラ】気軽にインスタント写真が楽しめるシャッタースピード、絞り、そしてフラッシュを自動的にON/OFF調節してくれる手の平サイズのインスタントカメラ!昼夜どんな状況でも、最適な露出でクリエイティブでアートのような傑作を撮ることができる素敵なカメラです。

アクセサリーは
・黄色フィルター(Y2)、オレンジフィルター(O2)、赤色フィルター(R1)
モノクロ写真のコントラストをフィルム以外で調整する便利なアイテム。黄色→オレンジ→赤色の順でコントラストが強くなっていきます。
今回はメーカーを揃えられずバラバラになってしまいましたが、性能が違うこともあるのでできれば揃えた方がいいようですよ。

・緑色フィルター(PO1)
緑色は赤色にコントラストをつけることで人の肌などにも程よくコントラストがつくので、モノクロポートレートの際によく使われます。
他に、黄緑色もありますが今回は入手できなかったので緑色のみ実験しました。

・ステップアップリング(43mm→49mm)
Lomo’Instant Automatのレンズフィルター径は43mmですが同径のフィルターを入手しづらかったので、ステップアップリングを使って安価で入手しやすいフィルターサイズに変換しました。

それでは早速実験の結果を見てみましょう。
期待通りの効果は得られているでしょうか!?


実験結果はこちら!

黄色フィルターから、比較してみていきましょう。
ちなみに撮影状況は全て屋外の晴天順光での撮影です!

黄色フィルターを使っての撮影

左:フィルター無し、Aモード、明るさ補正無し、フラッシュ無し
右:黄色フィルター(Y1)、Aモード、明るさ補正+1、フラッシュ無し

うっすらと違いが出ましたね!
なんとなく、コントラストが強くなった気がしませんか?
後ろの木もフィルター無しと比較するとより浮き立ってみえます。


オレンジフィルターを使っての撮影

左:フィルター無し、Aモード、明るさ補正無し、フラッシュ無し
右:オレンジフィルター(O2)、Aモード、明るさ補正+1、フラッシュ無し

なかなか違いが出てきましたね。
コントラストの強いパキッとした印象になりました。ただ光量不足が目立ってきましたね…。


赤色フィルターを使っての撮影

左:フィルター無し、Aモード、明るさ補正無し、フラッシュ無し
右:赤色フィルター(R1)、Aモード、明るさ補正+1、フラッシュ無し

フィルター有りと無しでは一目瞭然の結果に!ですが、全体的にべちゃっとした印象に…。
原因としては盛大に起きてしまった光量不足も考えられますが、
赤色フィルターを使う際には少し気をつけないといけないようです。


緑色フィルターを使っての撮影

左:フィルター無し、Aモード、明るさ補正無し、フラッシュ無し
右:緑色フィルター(PO1)、Aモード、明るさ補正+1、フラッシュ無し

これはなかなかいい感じですね!程よく写真にメリハリが出てパリッとした印象に!
肌の感じもピシッと決まってみえます。緑色おそるべし!


その他の作例もどうぞご覧ください。

左から:

  • 黄色フィルター(Y1)、Aモード、明るさ補正無し、フラッシュ無し
  • フィルター無し、Aモード、明るさ補正無し、フラッシュ無し
  • 緑色フィルター(PO1)、Aモード、明るさ補正無し、フラッシュ無し
  • 黄色フィルター(Y1)、Aモード、明るさ補正+1、フラッシュ無し

みなさん今回の実験は如何だったでしょうか?
インスタントフィルムでもしっかりとカラーフィルターを使うことで効果を得ることができましたね!ただ、レンズフィルターを装着すると若干緑っぽい写りになってしまう様です…何か解消するためのアイデアをお持ちのモノクロマスターなロモグラファーの方がおりましたら、是非コメント欄にアイデアをお願いします!

また、今回はレンズフィルターを使って試しましたが、ロモグラフィーのカメラでお馴染みのカラーフラッシュ用フィルターを下の写真の様にレンズ前につけることでも同じ様な効果が得られます!みなさんもレッツチャレンジ!

それと最後に大事なヒントを!色の濃いフィルターを使うときは、カメラ前面の露出を計っているところ(ロモグラフィーのインスタントカメラではフラッシュの横にある黒い小さな穴が該当)にもフィルターと同じ色を被せてください。そうしないと露光不足になってしまい、今回の実験の様にアンダーめの写真になってしまうので皆さんは気をつけて!

2016-12-05 #gear #文化 #ニュース #monochrome #instax #b-w #lia #lomoinstantautomat sikakuipanda の記事

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