First Impressions: vicunaがNew Jupiter 3+ Art Lensに初挑戦!

もしもまだ vicuna を知らない人がいれば、今日はいい機会になるでしょう。熱心なフォトグラファーであり、熱狂的なロモグラフィーのコミュニティーメンバーでもある彼は、豊富なカメラコレクターであり、最も美しいアルバムを持ち、そしてもっとも人気のあるロモホームユーザーでもあります。今回、彼は Burkina Faso の旅で初めて使った Jupiter 3+ Art Lens による素晴らしい写真を共有してくれました!

© vicuna

Jupiter 3+で撮影してみた感想はいかがですか?

こんな美しいレンズで撮影する機会を得ることができて大変嬉しく思います。Jupiter3+はコンパクトで軽くて、よくできた非常に使いやすいレンズでした。

このレンズの第一印象についてお聞かせいただけますか?

レンズを一目見た瞬間に気に入りました。シルバーのビンテージなデザインは特別感があって、他のレンズには撮れないようなユニークな撮影になりそうだとワクワクしました。それに、M39/LTM マウントは古いカメラにも対応してるし、現代のMマウントのレンズにも簡単に適応できるので大変便利です。

好きな特徴はありますか?

絞り調節リングのスムーズさが気に入っています。これのおかげで直感的に撮影出きるんです。このリングには停止位置やクリックがないので、被写体に対してベストな露出と被写界深度になるまでスムーズに調整できるんです。フォーカス調整リングも同様で、しかも非常に正確なんです。

New Jupiter 3+での撮影にはどのカメラを使いましたか?

実は3つのカメラでこのレンズを試してみたんです。LTMマウントのCanon Pはカメラのビンテージな外観とレンズが非常にマッチしていて相性ぴったりでした。カメラのビューファインダーのフレームラインは50mmで1:1の比率だったので、その点でも完璧な組み合わせだと思います。

2つ目はmマウントのMinolta CLEでこちらも良い組み合わせでした。しかし、レンジファインダーの有効な範囲が少し狭かったので広めの絞りで完璧なシャープさを出そうと思ったらベストな手段とはいえません。

最後に、私が一番気に入ったのはMマウントの素晴らしいカメラ、Konica Hexar RFです。このカメラはハイスピードのシャッタースピード(最速1/4000s)、それに正確なビューファインダーなど、素晴らしい機能を兼ね備えていました。f1.5などに設定して撮影する時にはこの様なカメラがあると最適でしょう。

© vicuna

New Jupiter 3+のお気に入りの特徴を教えてください。

f1.5に設定したときのソフトでうつくしいく、なめらかな円形のボケにはすぐに惹きつけられました。

このレンズで撮影いただいた写真についての説明をお願いできますか?

写真はどれもソフトな印象で、被写体の背景の美しい独特なボケはいつも私を驚かせてくれました。しかし同時に、レンズの焦点は鋭く被写体をとらえています。その独特なテクスチャがビンテージな雰囲気を醸し出してくれて、本当に気に入っています。

© vicuna

New Jupiter 3+ はどのような撮影で活躍すると思いますか?

絶対にポートレートだと思います。50mmのレンズと、0.7cmまで近づけるフォーカス、幻想的で人物の内面まで映し出すf1.5の絞り値はポートレートに最適な組み合わせなんです。今年の初めにブルキナファソを旅行した時も、思った通りのポートレートを写してくれるレンズの力には驚愕するばかりでした。ですが、ポートレート以外にもクロースアップを生かして花や自然の撮影にも挑戦してみました。この分野でも、Jupiter 3+ はとても優れている思います。

New Jupiter 3+を使う際のオススメのテクニックがあれば教えてください。

厳密にはテクニックと言えるようなものではないですが、コツをお教えします。Jupiter 3+でポートレートや花の写真を撮るときには、焦点を正確に決めることが重要です。その後で、ご自身のカメラのシャッタースピードに合わせて、絞り値を最大まで大きくして撮影してみてください (アナログカメラの多くは 1/1000s tですが、 Hexar RF 1/4000s でより広い絞りで挑戦できます。)。それが最も美しくなめらかな背景のボケを生むコツです。

© vicuna

新しくレンズを使う人にアドバイスをお願いします!

怖がらないで、うんと被写体に近づいて撮影してみてください!

New Jupiter 3+ Art Lensについて最後に一言お願いします!

皆さまにアドバイスしておきます。是非一度はこのような素晴らしいレンズでフィルムを撮影してみてください。デジタルカメラの場合、レンズの特徴である美しいテクスチャやボケがいつでも現れるとは限りません。Fuji Velvia 50 filmなどのフィルムを使うと違いが分かるかと思います。

2017-01-03 #gear #文化 cheeo の記事

New Jupiter 3+ Art Lens

今なお愛好家の多いロシアの銘玉・Jupiter 3。美しいボケと共に、Lomography New Jupiter 3+ Art Lens (1.5/50 L39/M)として復活しました。製造はオリジナル同様ロシアのゼニット社で行い、古き良きロシアレンズの特製を継承しています。伝統のシャープな写り、スムーズさ、自然な発色、魅惑的なボケはさらに磨きがかかり、レンズ設計に改良が加えられました。

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