Lomo Amigo: デザイナー・Jaineel Shah × LC-A+

Jaineel Shahはロンドン在住のプロダクトデザイナーで、 アナログ写真の精神と創造性を完璧に写真に捉えることに成功した人物です。今日は彼と LC-A+ との親密な関係がどのようにして始まったのか、写真とともにご紹介いたします!

簡単な自己紹介をお願いできますか?

私はインドのムンバイ出身のプロダクトデザイナーで、現在はロンドンを拠点とするデザインコンサルタント会社で2年ほど働いています。今は主に家電や家庭用品、生活用品のデザインを行っています。フィルム写真、フリーマーケット、グラフィック、タイポグラフィー、技術の共有と旅行に強い情熱を抱いています。

フィルムカメラを始めたきっかけはなんでしょうか?

私は幼少期の6年間を、インドネシアのバンドンで幼少期を過ごしました。 当時、父がコダックのフィルムカメラを持っていて、妹や私の写真を撮っていたのを憶えています。 母はアルバムを時系列で作って保管していました。 そのように、幼い頃から写真のある環境にいられたことはとても幸運でした。 今では休暇で家に帰るたびに、家族とアルバムを見ながら笑いあい、物語でいっぱいの懐かしい思い出を大切にしています。 この感情の共有は、なかなか見返す機会のない携帯電話の写真フォルダ内のデジタルデータに溢れた生活では失われてしまっていると感じます。だから、私はフィルムカメラに立ち返り、カタチに残る想い出とともに物語を語りつづけていきたいと思ったんです。

撮影した写真についての説明をお願いできますか?

多くは多重露光を利用して人々を写した、実験的な写真です。それによって、作品から物語や出来事を読み解くための個人的な要素が生まれるんです。

多重露光による人物のキャラクターを表現するためにシルエットにしてみたり、瞬く間に過ぎ去っていく様々な感情や動きを表すためにわざとシャッタースピードを遅くしてみたり、ズームインやアウトをつかって同じ場所から見える異なったイメージを写したり、一度目と二度目の露光をカモフラージュすることでぼかしたり、抽象的でシュールなイメージをコラージュのようにしてデジタルにみえるよう工夫したりしました。

他の写真は自由な精神でカメラの前でポーズをとってくれる人や、警戒心のない人たちを撮影したものです。撮影した写真をすぐに見せることができないぶん、ワクワク感があります。

LC-A+で気に入っている特徴はなんですか?

LC-A+で一番気に入っているのは、いつでもどこでもジャケットのポケットに入れて持ち運べるコンパクトなサイズです。それから、自然なビネット効果のMinitarレンズのおかげで、どんな光量下でも鮮やかで美しいイメージを写すことができる点です。 LC-A+ ではフラッシュなしの撮影でも失敗したことがないんです!多重露光(MX)スイッチやISO(ASA)調節ダイヤルも、頭のなかに思い描いた多重露光のイメージを構成するためによく利用します。いつもその素晴らしい結果は、私のクリエイティブな想像力をさらに刺激してくれます。


Jaineelの仕事をもっと見たい方は jaineelshah.com もチェックしてみてください!

2017-01-20 #people

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Lomo Kompakt Automat ( 通称 LOMO LC-A )は、1984年に旧ソ連で誕生したコンパクトオート35mmカメラ。LC-Aが写し出す鮮やかな発色、クラシカルなヴィネット、そしてコントラストの強い写真は90年代に世界的なムーブメントを巻き起こし、ロモグラフィー発祥のきっかけとなりました。そのLC-Aに機能を追加(+)して、生まれ変わったのがLomo LC-A+です!

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