David Scard:Diana F+で写すプリピチャ、チェルノブイリ

2017-03-07

熱心なフォトグラファーでありアナログ愛好家であるDavid Scardは、プリピチャ、チェルノブイリへの旅行に Diana F+ を連れていきました。Davidは悲惨な歴史によって有名な街を、美しくも忘れがたい風景に収めました。その貴重な体験について伺ったインタビューとともにご覧ください!

© David Scard

こんにちは、David!簡単な自己紹介をお願いできますか?

私が写真をはじめてもう20年ほどになります。30代半ばに差し掛かって、これまで普通にフィルムで撮影してきましたがあまり深く探求できていないことに気づきました。だから、残りの5年くらいはデジタルと同様にもっとフィルムに手を染めていきたいと思っています。ノスタルジックなものだけではなく、これまで見逃してきたことや思いつかなかったようなことにも挑戦するつもりです。

© David Scard

写真についての説明をお願いします。

ここにご紹介する写真は昨年の11月前半にプリピチャとチェルノブイリ周辺で撮影されたものです。この地域にはずっと惹かれていて、いつか必ず写真旅行に来なければと考えていました。そこには主要都市と同様にたくさんの古い村や軍事施設、発電所もあります。写真はアパートや歪んだ村、OTHレーダー、錆造船所、それにプリピチャの有名な観覧車も写っています。見るべきものはたくさんありましたが、なかには非現実的な静けさに悲しくなる場所もありました。30年間の崩壊は凄まじく、足元に気をつけなければならない建物もありました。残酷な時間の流れは目に見える形(植物が生い茂っていました)で現れ、写真に不気味な雰囲気を与えています。かつては現代的で未来への希望に溢れていた街が、今は放棄され腐敗してしまっているのです。立ち入り禁止区域は惹かれる部分もありますが、何千人もの方の命が失われた悲しい土地でもあることを心に留めておかなければなりません。

© David Scard

今回の撮影にDiana F+を選んだ理由はなんですか?

目を惹くものが多い場所を探索するときには、なるべく軽くてシンプルなカメラが役に立つんです。ショルダーバッグには既にデジタル一眼とレンズが二本入っていたので、あとは Diana F+ が理想的でした。このカメラは前に Land's End to John O Groats のサイクリングツアーに持って行ったことがあってとても気に入っていたんです。不気味なショットを撮るためにはフィルムは120のモノクロでなければならないと考えました( T-Max 400 )。Diana F+はプラスチックレンズとフレームマスクが取り外し可能なので、旅行にはピッタリなんです。ですが、失敗点もありました。三脚は時間の制約を考えると実用的ではないので、今回は持って行かなかったんです。このために、いくつか撮影に失敗した写真がありました。それでも、ここに掲載している写真にはどれもとても満足しています。

© David Scard

フィルム写真の魅力はなんでしょうか?

フィルムのシンプルさと違いが大好きなんです。デジタルでは簡単な設定だけで細かい調整を行うことができて、撮影した写真はソフトウェアを使って編集することもできます。撮影した2秒後には携帯の画面でそれを確認することだって可能です。確かにデジタル写真は素晴らしい技術ですが、それが面倒なこともあるんです。フィルムは私たちを過去に戻してくれるだけでなく、毎日のデジタル化された騒々しい世界から抜け出させてくれるのです。素晴らしいフィルム写真はより自然で、被写体のありのままの魅力を映し出してくれます。また、すぐに結果を見ることができない点も楽しみがあると思っています。「どんな風に撮れてるだろう?」と考えながら、ワクワクしながら現像を待つ時間があるからです。

© David Scard

今後のご予定をお聞かせください。

今後は特にフィルムを使っての夜のカラーライト写真に挑戦したいと考えています。あとは、2016年にはモデルを使ってクリエイティブなデジタルプロジェクトを行ったので、今年はフィルムでクラシカルなモデル撮影を行ってみようと思います。それに、あまり知られていない撮影場所や秘境も探しています。自分で長年考えている場所もありますが、他の人からも情報を貰えると嬉しいです!

© David Scard

Davidの作品をもっと観たい方は彼のホームページ www.davidscardphotography.comFacebookInstagram もチェックしてみてください!

2017-03-07 #people lomographysoholondon の記事

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