LomoAmigo Danielle Holbert:物語を写し出すポートレート

ナッシュビルの写真家・Danielle Holbertはクリエイティブな友人たちを通じて知り合った、ミュージシャンのポートレートを専門としています。被写体のもっとも美しい本質を映し出すために協力する点で、Holbertにとってはどの作品もアーティストと被写体のコラボ作品であると語ります。

アーティストやミュージシャンのポートレートを撮影しようと考えたきっかけは何ですか?

高校時代はいつも友達のポートレートを撮影していました。当時から周りにはバンドをやっている人が多くて、その時に育まれた友人関係は今でも続いています。友人のCaitlin Roseのファーストアルバム ( Caitlin Rose “Dead Flowers”) のカバー写真は彼女の家の裏庭で撮影しました。彼女が買ったビンテージのウェディングドレスでふざけてみたかったんです。ナッシュビル(テネシー州)はアーティストやミュージシャンがとても多い街なんですよ。ミュージシャンの多くは彼らの作品と同じ感情を呼び起こすようなイメージを必要としていているんです。

フィルムでの撮影を続けているのは何故ですか?

一番好きなのはインスタントフィルムなんです。10代の頃からポラロイドを集めていました。2008年にポラロイド社がフィルムの生産を中止して、他のフォーマットのフィルムを使うことを真剣に考えるようになったんです。フィルムでポートレートを撮影する際は後から修正できない部分が多いので、よりディテールに注意してゆっくり撮影することができます。アナログ写真はいつもインスピレーションとクリエイティビティを刺激してくれます。

アメリカの歌手、Margo Priceとのお仕事はどうでしたか?

Margoのことは数年にわたって何度も撮影しているんです。そのどれも良い化学反応を起こすことができました。彼女はカメラの前でもその生き方もとても自然で、おかしなアイディアにも耳を傾けてくれます。一緒に仕事するときはいつも冒険のようです。

アーティストやミュージシャンのスタイルとコラボレーションしながら、どのように自分自身のスタイルを表現していますか?

アーティストがカメラの前でリラックスしているか、自信に満ち溢れているか否かに関わらず、誰でも自分をどんな風に見てもらいたいか、何かしらのビジョンを持っていると思うんです。写真家の仕事はそれを撮影することです。素晴らしいものでもイマイチに思えるものでも、色々なアイディアに挑戦しますが、結局はどれもトライ&エラーの繰り返しです。

あなたの作品はすべて、それぞれ異なるキャラクターを写した新しい物語を表現していますね。その撮影のコツを教えていただけますか?

なるべく細かな方向性を決めないことで自由に撮影できます。私はレンズの前の個人だけに集中して、他人は介在しないように心がけています。モデルの感情をコントロールしないようにして、彼ら自身のありのままの姿を映したいんです。写真の持つ物語やコンテキストのなかに組み込まないことで、主役に焦点が集中することもあるんです。


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Danielleの素敵な作品をもっと観たい方は ホームページFlickrInstagram もご覧ください。

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