Roberta Tocco × Daguerreotype Achromat Art Lens の魅力

才能溢れるフォトグラファー Roberta Tocco。今回彼女が Daguerreotype Achromat Art Lens で描いたのは、匂いや空気感まで伝わってきそうな繊細で美しい作品。

このレンズの第一印象や、撮影の感想とともにお楽しみください!

私の考えでは、Daguerreotype Achromat Art Lens はポートレート写真家が必ず持つべきレンズの一つです。64mmの焦点距離はクロースアップと人物の全体像どちらにも最適で、独特のボケは写真にまるで水彩画のような繊細で幻想的な雰囲気を与えてくれます。

撮影前に絞りプレートを選ぶことで、理想のショットにより集中して計画的に撮影することができます。ですが、もちろん創造力を解き放って実験的な撮影で予測できない結果を導くことも可能です。

私はいつもオートフォーカスのレンズを使っていたので、マニュアルでの操作が唯一の難点でした。でも実践を積む間にそれは全然制約にはならないと気が付きました。むしろフォーカスがあっていないほうが自分の理想とするイメージに近づける事ができたし、慣れてくるとより速く正確にフォーカスを設定できるようになりました。

仕上がりは驚くほど素晴らしい出来でした。まるでレンズの上にベールが覆いかぶさっているようで、すべてが幻想的な繭のようもので包まれていながら被写体のシャープさは失われていません。これこそがレンズの真の可能性だと感じます。

私は Daguerreotype Achromat Lens を異なるセットと光環境でテストしてみました。屋外では自然光、スタジオではストロボ、また屋内ではその両方に、常に異なる被写界深度で挑戦しました。どの場合でも、このレンズは単なるポートレート以上の素晴らしい結果を生みました。

絞り値は屋外の光環境下では主にf2.9を利用し、フラッシュを使うときにはf6やf8を利用していました。

どんなアーティスティックな撮影環境でもこのレンズは活躍してくれると思います。写真をまるで絵画のように予測できない結果に仕上げてくれるので、ポートレートに限らずルポタージュのようなものでもきっと素晴らしい作品になるはずです。


Roberta の作品は 彼女のホームページFacebookページ でご覧いただけます。

Special Thanks:

Giulia V. Castdiva models Management (model in first series of shots)
Sofia Crisafi (model in second series of shots)
Cristina Nicotra makeup artist &stylist

2017-03-27 #people #artlens # # #daguerreotype #daguerreo # lomogiu の記事

Daguerreotype Achromat 2.9/64 Art Lens

Daguerreotype Achromat 2.9/64 Art Lensがあれば、シャープなイメージ、ソフトフォーカスの両方が一本のレンズで撮影できます!挿入する絞りプレートによってボケの発色、質感をコントロール可能。表現の可能性が無限大に広がる魔法のような一台です。

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