LC-A+で切り取る日常のドラマ:写真家 吉本真大
Share Tweet路上でのキスやハグの瞬間を捉えた写真集『 LOVE LOVE LOVE 』を出版した写真家の 吉本真大 さん。普段はスケートをはじめとするストリート写真を撮影する彼がロモグラフィーの LC-A+ で写す写真はどんな画になるんだろうと思い、撮影を依頼したら笑顔で引き受けてくれました。大阪に住む彼の周りにいる人々、友達、彼女、通りすがりの人まで、目にするものすべてを LC-A+ 数ヶ月間切り取っていただきました。
Name: 吉本真大 - Masahiro Yoshimoto
Instagram: @photograph_masa
Web: photographmasa.com
blog: photographmasa
Camera: LC-A+
初めまして吉本さん!自己紹介をお願いします。
MASAです。徳島県出身の大阪府在住の27歳です。僕は幼少期虐待を受けて、自分の意見が言えずに育ちました。自分の表現が出来ないことにもやもやしてて、19歳の時にこの感覚から抜け出したいと思って、無計画の旅に出るようになりました。そこで初めて出会う人や光景を見てたら、「カメラを持ってたら良かったな〜。」と。小学生の時からたまに使い捨てカメラを持ってて、カメラは身近な存在でした。なので旅から帰ってきて、すぐにNIKON F80を買って、写真を撮り始めました。その後すぐに写真家のTAKATA AKIRAさんの展示を見て、更に自分の中で火がつきました。
普段はどんな被写体を撮影することが多いですか?
「スケーター」と「街」です。
どんな瞬間にシャッターを切ろうと思いますか?
心が動いた瞬間です。視覚が働いてるんですが、それ以上に感覚が働いてます。
フィルム、デジタル両方で撮影されていると聞きましたが、この2つの違いは何だと思いますか?
デジタルもフィルムも写真は写真です。でも僕は完全に一緒とは言えなくて、フィルムには撮ったときの感情が入っています。
「撮ったときの感情が入っている」、はすごく分かるような気がします。さて今回 LC-A+を使ってみてどうでしたか?
LC-A+は操作が簡単で使いやすかったですが、ピントの距離感を合わせるのに少し時間がかかりました。でもそうゆうところがカメラの面白いところだと思ってます。僕はカメラを一個人だと思っていて、それぞれのカメラに主張があっていいんです。
主にどこで撮影しましたか?撮影中のエピソードなどあれば教えてください。
主に大阪です。彼女と彼女の子供と一緒に暮らすタイミングだったので、新生活の写真がチラホラあります。あと、ハプニング的なのは、久しぶりに会う友達がポルシェに乗ってきて、「うそやん、マジでー!?」言うてたら、後ろから来た車にサイドミラーをブリーンやられて、さらに「うそやん、マジでー!?」ってなりました。
お気に入りの一枚を選んでください。
大阪で夕暮れ時にスケートの映像を撮影するイギリス人のジョージ。
今回撮影した写真にタイトルをつけるとしたら?
「日常」です。彼女と子供と過ごして、各地から来たスケーター達と撮影に行って、ありのままの日常を写しました。
写真集『LOVE LOVE LOVE』について、この本を作ろうと思ったきっかけがあれば教えてください。
日本・ロンドン・ニューヨークの路上のでの愛の光景です。男女を撮っているんですが、1枚1枚全然違っていて、そこから想像できる関係性が興味深くて撮りました。
次に撮りたいものはありますか?
全然回答になってないかもですが、もっと色んな人に出会ったり、沢山の土地に出向こうと思っています。
今後の予定や、最後にメッセージがあればどうぞ!
幼少期の経験で長い間悩んでいましたが、写真に出会いました。出来不出来は置いといて、経験を表現に変えましょう。
8月ぐらいに写真集「夜を彷徨う」を出版する予定です。是非ご覧ください。
吉本さん、ありがとうございました!彼の作品がもっと見たいという方は、 写真集 や Instagram をチェック!
また、吉本さんの写真集は以下のお店で販売中です。(2017年6月現在)在庫状況には変動がございます。何卒ご了承ください。
- flotsambooks
- Guru's Cut & Stand (東京、祐天寺)
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2017-06-23 #lc-a #lc-a # #lomoamigo #masa-yoshimoto #masahiro-yoshimoto # #lc-a33 #33thbirthday refallinsasaki の記事
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