Petzval 58 Bokeh Controlと冬の街へ:あしだち なお

2018-01-12

今回で Lomography Magazineには2回目の登場となる写真家の あしだち なお さん。 前回のインタビュー記事 ではアナログプリントや東京の街への想いについて語っていただきました。今回はロモグラフィーの Petzval 58 Bokeh Control Art Lens を片手に北千住・南千住の街を散策。どこか懐かしい街並みと、ぐるぐるボケが美しいポートレートをお楽しみください!

Name: あしだち なお
Web: www.naoashidachi.com
Instagram: nao_ashidachi

model: Kaiki Ohara

── Lomographyのアートレンズシリーズでも人気の Petzval 58 Bokeh Control Art Lensを試して頂きましたが、その第一印象は?

ゴールドを使わせていただきましたが、まず見た目のものすごいインパクトで持った感じも予想通りの重厚感。クラシカルでシンプルな構造に魅力を感じました。

── 撮影に際して何か事前に準備したことはありますか?

まず家でピント合わせの練習をしました。

── 前回のインタビューでもお話していた あしだちさんの『街』へのこだわりですが、今回はなぜ北千住・南千住を選んだのですか?

北千住が一番よく撮っている街でもあり、とくに様々な色があるカオスなスナック街を撮ったら面白そうだなと思ってそこにしました。南千住は人通りが少ない寂しい方面を選んで、北千住とはまた違った写真を撮ることを試みました。

── 撮影中の何かハプニングがあれば、教えてください!

街撮りとは別に俳優の 大原海輝 くんをこのレンズで撮らせてもらおうと予定を組んでいたのですが、撮影前夜にカメラの本体の方が壊れまして応急処置をしたのですが、当日にフィルム1本撮ったところで使用不可になりました...。しかも半分くらい感光してしまい、実はデータで見れたのはわずかな枚数でした。しかし、海輝くんとレンズのおかげで良いものが撮れたと思っています。
後は、レンズを付けてカメラを縦にしたらボケ調整リングが落ちました(笑) カメラの構えは縦にしない方がいいのかもしれません。

── 東京の中でも街によって風景や集まる人、雰囲気が全く異なります。あしだちさんが選ぶ東京の街ベスト3とその理由は?

【1位 浅草橋】
言わずと知れた問屋街。総武線が走る高架下がとにかく古くてどんどん取り壊されて行ってしまっているのですが、高架下建築って可愛くて愛おしくてなんだか面白いんです。壊されて新しくなる前に高架下沿いを隅田川に向かって歩いて、最終的には隅田川沿いを歩いて浅草まで行くというお散歩ルートを推奨します。

【2位 鴬谷】
言わずと知れたラブホテル街。北口はおそらく出会い系サイトで待ち合わせしている人たちがたくさんいて、とても妙な空気が漂っているのも面白くて。鴬谷はカオスです(笑)。南口は橋の上に駅舎があってこちらは空気がとても澄んでいて眺めもとてもいいんです。南口から上野公園を通って上野へ、というお散歩ルートを推奨します。

【3位 佃 (月島そば)】
言わずと知れた江戸の街。昔の情緒が色濃く残る地域なんですが、そんなに観光地化していなくて賑わってなく、のんびりできて好きです。佃公園の高台から隅田川を眺めて、帰りに月島でもんじゃを食べるお散歩ルートを推奨します。

── 街の中でポートレイトを撮るのって難しいと思うのですが、何か『コツ』はありますか?

まず最初はカメラを向けないでお話しながらひたすら歩きます。人通りが多いところやお店の目があるような撮りずらい場所はモデルさんも居心地が悪いと思うので、歩いた後に少しひらけた場所でじっくり撮ります。お互いフィーリングがわかってきたところで、撮りずらい場所でもささっとリラックスした状態で楽しく撮ることができていると思います。なので撮りずらそうな場所は撮影後半にもっていきます。

── 実際に【ぐるぐるボケ】ポートレイトを撮影してみて、試したくなったことはありますか?

はい、実際に撮影してレンズの特性がわかってきたので、背景込みでものすごく作り込んだポートレートも撮ってみたくなりました。

── Petzval 58 Bokeh Control Art Lensはボケ加減を1から7段階まで調節する事ができますが、どれくらいが一番好きでしたか?

ポートレートは一番開放の1で、街撮りは4,5くらいが好きでした。

── これからレンズを使いたいな、と思っているコミュニティーの皆さんにアドバイスがあればぜひ。

ぐるぐるボケの背景の曲線や光がとにかく綺麗なので、四季を生かした自然の中でのポートレート撮影にすごく向いているレンズだと思いました。ピント合わせも楽しくて、ばっちり調整が合ったところで他のレンズにはない奥行きを出してくれるレンズだと思います。

── 最後にこれからの活動について一言!

春からシドニーに引っ越すのでそれまで大好きな東京の街で撮りたいものを撮って行きたいと思います。展示、イベントします!もちろんシドニーでも撮り続けていきたいと思ってます。年に1回は帰ってくるので皆様よろしくお願いします(笑)


あしだちさん、ありがとうございました!あしだちさんのその他の作品は InstagramWebサイト でもご覧いただけます。

>> アナログプリントと東京の街 :写真家 あしだち なお

2018-01-12 #nao-ashidachi # refallinsasaki の記事

New Petzval 58 Bokeh Control Art Lens

歴史的なデザインと機能を備えた58mmロシア製プレミアムレンズ。ボケ調節リング搭載でペッツバールのぐるぐるボケを7段階でコントロールできます。

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