『Desert Daze』砂漠フェスに潜入!:フォトグラファー Erina Uemura
Share Tweetカリフォルニア、ジョシュアツリーの砂漠で行われる Desert Daze Music & Art Festival は、2012年から毎年開催されている知る人ぞ知るディープなフェス。ゴツゴツとした岩や見たことのない植物が並ぶ砂漠地帯という少し変わったロケーションは非日常感たっぷり。
昨年10月、4日間にわたり開催されたこのフェスにフォトグラファーの Erina Uemura さんが Simple Use Film Camera を持って潜入。気になる砂漠フェスの様子を聞いてみました。
Name: Erina Uemura(植村 英里奈)
Web: www.erina-uemura.com
SNS: Instagram, Twitter , Facebook
ラスベガスからジョシュアツリーまで、ベガスからのフリーウェイを抜けたら、そこから荒野の1本道をひたすら走ること3時間半。早朝出発したせいか他に車も走っていなくて、本当に砂漠にひとりぼっちという感じのドライブでした。景色が素晴らしかったので車を側道に停めて、SUFCで撮影しました。ドライな空気に真っ青な空、砂漠の赤い土、それらを LomoChrome Purple フィルムで撮ると別の景色に見えますね!
これまで私のフォトグラファー人生の中で、アメリカのミュージックフェスをたくさん撮影して来ました。Coachella、Bonnaroo、SXSW、Lollaparooza、Governors Ballなどの大きなフェスから、小さなフェスまで。その中で今回の Desert Daze は規模は小さいながらも、私のいちばんのお気に入りのフェスです。
キュレイターが Deap Vally のジュリーと、彼女の旦那様で同じくアーティストの JJUUJJのフィル夫婦がやっていて、出演者の選出も私の好きなサイケデリック・ロックや、インディロックなどが多いのも魅力ですが、何と言っても他のフェスと比べると群を抜いて会場と観客がかっこいいんです!
ステージは4つで規模も小さいのですが、会場内のデコレーションも凝っていて色々なアートを楽しんだり、ヴィンテージ・ショップやオーガニック・フードもあり、ブックショップなどもあります。観客はアーティストがキュレイターということもあり、出演者でないミュージシャンも多く遊びに来ていたり、モデルやハリウッドの俳優などもお忍びで来ています。みんなそれぞれ個性的なファッションをしていて、観客のファッションを見るのもすごく楽しいんです。
コーチェラが商業化してしまったので、それに飽きたり嫌気がさした人や、他人とは違った特別なものが好きな人が多く訪れていると思います。
また運営側がフォトグラファーもアーティストとして見てくれているのも最高だと思います。そして景色もまた素晴らしいです!
お目当のアーティストは、もちろん主催者の Deap Vally 、大好きで何度も撮影してる Ty Segall 、 Ariel Pink 。それから目玉の Iggy Pop や、若手では Sunflower Bean と Twin Peaks 。そして初めて撮影した King Gizzard & Lizard Wizard は2016年の Desert Dazeでも出演していたのですが、彼らの出演日に行けなくて見逃したのでどうしても観たい&撮影したいアーティストでした。
Simple Use Film Camera は手軽に撮影できるし、カラーフィルターを使ってサイケな感じにも撮れたりして大好きです。そして持ってると誰からも「そのカメラ、とってもクール!」って話しかけられます。フィルムも交換できるのも魅力です。
erinaさん、ありがとうございました!Desert Daze以外にも、 Mac DeMarco や Cage The Elephant 、 Simon Doom のライブも Simple Use Film Cameraで撮影していただきました。砂漠でも、人混みでも、どんな場所でもOKなタフなカメラだということがわかりましたね。
世界中で撮影しているerinaさんの最新作は Instagram や Twitter でチェックしてみてくださいね!
2018-05-25 refallinsasaki の記事
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