#嫁グラフィーと Daguerreotype Achromat:杉本優也 (@u_ya021)

    #嫁グラフィー ハッシュタグを作った 杉本優也 (@u_ya021) さんは、普段からご夫婦であちこち撮影に出かけているそう。今回はロモグラフィーのアートレンズ Daguerreotype Achromatを渡して、ドリーミーな写りや絞りプレートを楽しんでもらいました。インタビューでは #嫁グラフィー についてや、レンズの感想を聞いてみました。

Name: 杉本優也 (@u_ya021)
Lens: Daguerreotype Achromat 2.9/64

── 杉本さん、こんにちは。簡単に自己紹介をお願いします!

こんにちは!#嫁グラフィー というテーマでひたすら妻をモデルに写真を撮っています。インスタグラムやツイッターで是非検索してみてください^ ^

── 杉本さんが作られた #嫁グラフィー というハッシュタグですが、撮り始めたきっかけはあるんでしょうか?

元々はポピー畑で花畑の景観を撮っていて、その時にアクセントとして通路に立ってもらったものをSNSに載せたところ反響が大きく、これは突き詰めたら面白いのでは?と思ったのが始まりです、今ではライフワークになっています。タグは最初はツイッターでつけたと思うのですが、今ではぼく以外にも奥さんを撮った方々が付けてくださってニュースにもなったりしたので、みなさんも是非付けて投稿してください^ ^

ぼくは見るのが好きでインスタグラムやツイッターでよく#嫁グラフィーをつけてくださった方の写真をみてます。

── #嫁グラフィー を撮る際に気をつけていることはありますか?

ちょっとおしゃれな記念写真という、ラフなテーマで撮影しているのですが、反面レタッチや構図、ピントやアイデアなど、色々な要素を詰め込んでいてそれらのバランスやクオリティには気を配っています。作品としてどこにでも出せるような感じとでも言いましょうか、常にとなりにいる人だからこそ可愛く綺麗に撮りたいなと言うのは心掛けています。

── 今回使っていただいたレンズ Daguerreotype Achromat 2.9/64 はいかがいでしたか?

ファインダーを覗いた時にびっくりしました。すごくドリーミーな写りで、色彩豊かで光に敏感な印象を受けました。反面ピント面は少々甘いかなと思ったのですが、後で確認すると線は線として生きていたので一本こういったレンズがあると作風の中でアクセントになってくれるだろうなという感じでした。

空間としてまるごと素敵に写してくれるので日の丸構図でテンポよく撮れるところも魅力でした。従来であれば、やはり日の丸が続くと飽きてしまうのですがこれだけ多彩な写りをするので、面白さが勝ちますし、ちょっと角度を変えるだけで別物に化けてくれるのでその辺はとても楽しかったです。

ペッツバール も気になっていて、このレンズの淡さでさらに85mmの圧縮効果が乗るのかと思うと使ってみたいと思いますね。

── 観覧車がシンボリックで素敵ですね。今回はどこで撮影しましたか?

葛西臨海公園で撮影しました。木漏れ日や夕陽、海の光など光のバリエーションが豊富な所の方が遊べるのではないかと思いそこにしました。結果的にとても面白いフレアや光、そして観覧車のような硬い被写体すらも淡く写してくれたのでロケ地の選択としては大正解だったなと思っています。

1つ意外だったのが、逆光でこそ効果的なレンズと思っていたのですが、マフラーがなびいてる写真などは順光です。順光の時はドリーミーな写りは少し大人しくなります、しかし背景が淡さを残しつつもしっかり諧調が残っています。全て淡くなってしまうと背景が生きにくくなるかなと心配してたのですが、こういった撮り方でロケーションとの共存もできるのは嬉しい驚きでした。その場所で撮る意味というものをちゃんと写してくれるのは本当にありがたいです。

── お気に入りの一枚や、撮影中の裏話などあれば教えてください!

赤いフレアが嫁ちゃんに被ってる夕陽の写真が特にお気に入りです。まずこのレンズで無ければ撮れないですし、フレアの滲みとシルエットの組み合わせが面白く、かなり撮りました。面白かったのが本当に数ミリ動くだけでどんどんフレアや滲みが表情を変えるので夢中になって撮りすぎてしまいました。多分ここだけで150枚とか笑

同じのばかりを載せてもと思ったのですが、この記事の公開後には自分のSNSにも載せたいなと思っています。

── どの絞りプレートが好きでしたか?

基本的に開放大好きなので1番開放のものを使っていましたが、最後に観覧車をぼかして撮ったものはお気に入りです。夕方から夜にかけての光に色々な表情を持たせられるので今度は都心の夜の光とか、もっといろんなバリエーションで撮りたいと思いました。絞りプレートがいっぱいあってどれかしらは好みの形をしていたり、あるいはどれかしらはそのシチュエーションにマッチするだろうというくらい種類があるので良いですね。選択肢が多いほど遊べますし、個性も出せるので面白かったです。

photos by Yaya Sugimoto with Daguerreotype Achromat 2.9/64

── 今後の予定を教えてください。

これからも嫁ちゃんを撮り続けるだけですが、今年はフィルムをもう少し追い込んで取り組んでみようかなと思っています。実は Lomographyのフィルムカメラが気になっています笑


杉本さんのその他の作品は過去のインタビュー記事InstagramTwitternote でご覧いただけます。

▶︎ Lomo'Instant Automatと過ごす時間:杉本優也(@u_ya021)

2019-02-07 refallinsasaki の記事

Daguerreotype Achromat 2.9/64 Art Lens

Daguerreotype Achromat 2.9/64 Art Lensがあれば、シャープなイメージ、ソフトフォーカスの両方が一本のレンズで撮影できます!挿入する絞りプレートによってボケの発色、質感をコントロール可能。表現の可能性が無限大に広がる魔法のような一台です。

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