【スタッフレビュー】Petzval 55 Mark II を使い倒すために知っておきたいこと
2 Share Tweet「どこへ行くにもLomoをつれていこう。」 ロモグラフィーが決めた、10のゴールデンルール の1番目だ。遂に新しいPetzval も、このルールにふさわしいコンパクトさを手に入れた。
さあ、新しい Petzval 55 Mark II 。どこにでも連れ出して、とことん使ってみたら何が写るのか?
目次
- Petzval 55 Mark II の 操作のコツ
- Petzval 55 Mark II の 向いている被写体
- Petzval 55 Mark II は どんな時に持ちだしたらいいの?
- Petzval 55 Mark II は やっぱりぐるぐるボケの王様
Petzval 55 Mark II の 操作のコツ
Petzval 55 Mark II を使いこなすには、コツがいる。
なぜならこのレンズは3つのリングが付いているからだ。このリングの位置を覚えるのが、第一歩。
- フォーカスリング: ピントを合わせる
- 絞りリング: カメラに入る光の量や、ボケの大きさを調整する
- ボケリング: ぐるぐるボケの激しさを調整する
ちなみに、それぞれの位置関係はマウント面手前から
- フォーカスリング
- 絞り調節リング
- ボケ調節リング
となっている。撮影に夢中になっていると、思わぬところまで動かしてしまうので気をつけたい。操作する上でまず大事なことは 最初にボケの度合を決める(ボケリングの数値を固定)ことだ。
なぜか。それは、このレンズは(フォーカスリングでなく) ボケリングを動かすだけでも、ピント位置がズレてしまうから。 だから、先にぐるぐるボケの度合いを決める。その後に、絞りとピントを決めるのが、撮影としてスムーズだ。
Petzval 55 Mark II の 向いている被写体
被写体をど真ん中に持ってくる。それがこのレンズで、一番シンプルに、上手に写真を撮る方法。その上で向いている被写体があるとしたら、
- ポートレート
- 花
あたりな気がしている。風景など、画面の四隅にまで気を配らなければいけない被写体は...
絞り値をf/22まで絞り、ボケレベルを1にする必要があるだろう。
さまざまな形の絞りプレートもついている。開放F1.7と、明るいレンズだから、夜景やイルミネーションにも対応できるのが嬉しい。
Petzval 55 Mark II は どんな時に持ちだせる?
Petzval 55 Mark II は、携帯性抜群。だいたい、成人男性のにぎりこぶしくらい。いつでも持ち出しやすい大きさだ。ずっと付けっぱなしにしておくのも良いし、いつものレンズ+1本、何かあったときの「飛び道具」のように持っておくのも悪くない。
写りの特徴としては、強烈なグルグルボケはもちろんこと、発色は鮮やかで、キレがある。しかし、意外にも繊細に光を拾うレンズ。条件によっては、下の写真のような、優しい描写を見せてくれる。
Petzval 55 Mark II は やっぱりぐるぐるボケの王様
やっぱり、Petzval 55 Mark II はぐるぐるボケの王様!
唯一無二の、ぐるぐるボケ調整機能。ぐるぐると渦巻くのに、それでいて意外となめらかなボケ味。そのボケ味と相反するような、シャープなピント。みずみずしく撮れる色合い。
「いつもの写真」ではなく「新しい写真」が撮りたいなら、Petzval 55 Mark II と外へ出かけてみよう。
Article Written by Kenny
▶︎ 【スタッフレビュー】Petzval 55mm f/1.7 MKIIで注目したい5つのポイント
▶︎ 【スタッフレビュー】Neptune Art Lensで撮り比べ
2019-09-12 refallinsasaki の記事
コメントはまだありません