Lomopedia: Canon Canonet GIII QL 17

キャノンのレンジファインダーシリーズの最終形態、 Canon Canonet GIII QL17(キャノネット ジースリー キューエル17) 。露出計付きコンパクトレンジファインダーのアイコン的存在であり、1972年から1982年の間に120万台売り上げた。

Canonet GIII QL17 © Dave Lawrence via Wikimedia Commons, Image used under Creative Commons license

なぜGIIIはベストセラーとなったのか?まずはこのコンパクトで洗練されたデザイン。人間工学に基づいた手に馴染むボティと安定感のある重み、そしてシャッターを押すたび秀悦な描写を生み出す多くの特徴を兼ね備えている。ライカのレンジファインダーに匹敵すると讃える者さえいる。

40mm、4群6枚、f/1.7の大口径レンズを搭載し、細部まで非常にシャープに映し出し、ハイクオリティな写真をもたらしてくれる。レンジファインダーフォーカシングシステムは、素早く簡単にピント合わせが可能なため、ストリートスナップでも力を発揮する。

ボディの色はクロームとオールブラックの2種類のエディションがあり、クロームの方が一般的に流通した。カラーリングは異なるが、どちらも伝説的な存在となった。

ロモグラファーたちによる作例

Photos by tamsoam, ivanlzw, jvacierto, and idhamaidilfi

スペック

レンズ: Canon 40 mm f/1.7 4群6枚
絞り: f/1.7 〜 f/16
フォーカス: レンジファインダー
最短焦点距離: 0.8m
シャッター: 1/500 〜 1/4、バルブモード(長時間露光) 、コパル社製静音レンズシャッター(リーフシャッター)
フィルターサイズ: 48 mm
サイズ: 122 mm × 32 mm × 75 mm
重さt: 600g 電池なし
素材: 金属製
フラッシュ: ホットシューX接点
電池: 1.3VのH-D型水銀電池
対応フィルム: 35 mm


参考: Camera Quest, Photo.Net Forums, Film Shooters Collective, Camerapedia Wiki.

2020-04-26 #gear cheeo の記事
翻訳 erina

コメントはまだありません

他の記事を読む