スペシャルインタビュー: LOMO LC-Wide開発秘話 (パート1)

LOMO LC-Wideがどのように開発されたのか気になりませんか?エキサイティングな LOMO LC-Wideの誕生秘話、Lomography R & D(製品開発部)のメンバー、Mr. Catのインタビューをご覧下さい。

アナログカメラへの強い興味と、新しいアイデアや商品改良への終わりなきスピリットから、Lomography R & D(製品開発部)チームは商品開発の無限の可能性を突き進んでいます。

下記は、LOMO LC-Wideの生みの親の1人Mr. Catの独占インタビュー。LOMO LC-Wideの開発秘話をご覧下さい。

スペシャルインタビュー:Mr. Cat!ミャー!

LOMO LC-Wideについて、5つの最も魅力的なポイントを教えて下さい:
• 過去のレンズと全く異なる Minigon 17mm f4.5 (103 °の画角)のウルトラワイドアングルレンズ

• 簡単にフォーカスが合わせられる。0.9m~無限大の設定と最短0.4mまで接近できる。
• 昔からずっと愛されてきた、LOMO LC-A から受け継いだ外観
• 何度も繰り返すことの可能な撮影と、長時間露光撮影
• 3つのフォーマットから撮影モードを選べること
フルフレームが 17mm
ハーフフレームが 28mm
スクエアフレームが 21mm (まるで Hasselblad SWCのように)

photo by clickiemcpete

LOMO LC-Wide の試作品を開発した時、何からインスピレーションを受けましたか?

ホロゴン(Hologon), ハイペルゴン(Hypergon),  オリオン (Orion), ルサール(Russar), ビオゴン(Biogon), ディスタゴン(Distagon ), スーパーアンギュロン (Super Angulon), Flektogon, Topogon等、全ての伝説的な光学レンズからさ。僕らは、これらのレンズがとても有名だってことは知っているけど、このLOMO LC-Wideのデザインにあうかどうか、それはまた別の話なんだ。

ベストなレンズでも、それに見合ったボディーが必要だ。だから、LOMO LC-Aの外観に一番あうように、全く新しいレンズを創り出す為に研究を重ねたんだ。全ては、ロモグラファーとLOMO LC-Aのためにね。

レンズが、Minigon-1と呼ばれるのも、LOMO LC-AのMinitar-1レンズと、ワイドアングルに使われる"gon"という言葉をミックスしたんだ。もちろん、レンズがとても小さいくてコンパクトなことも意味しているよ。本当に、多くの広角レンズよりもコンパクトなんだ。

LOMO LC-Wideを開発中、最も成功を感じた瞬間はいつでしたか? 逆に挫折を感じた瞬間はありましたか?

重要なのはレンズをデザインする過程だった。一番幸せだったのは、やっと自分たちが目指している基準のレンズが完成した時だね。この成功は、本当に多くのリサーチとテストの結果なんだ。わかると思うけど、何度も何度も本当に多くの問題があって大変だったよ。

LOMO LC-Wideの研究開発には今までで一番時間がかかったよ。コンセプトの段階からリリースするまで、3~4年は掛かったかな。

photo by hspada

LOMO LC-Wideを使って撮るのに最も最適な被写体は何?
どんな場面でも、どんな被写体でも、動物でも何でも!ただ、出来るだけ近づくんだ!昔、ジャーナリストだったから、クローズアップは雑誌のカバーに最適だってことがわかるんだ。Robert Capa の言葉を覚えていて。「もし、納得のいく写真が撮れないなら、それはきみが被写体にまだちゃんと近づいてないってことだ」

アナログがないあなたの生活はイメージすることができますか?
No, no! 無理だね。だから考える必要も無い。

photo by dakadev_pui

ロモグラフィーでカメラ開発を行うことに興味を持ったきっかけは?
長い話なんだけど、まぁシンプルに言うと、強い興味と偶然によってロモグラフィーのLomography R & D(製品開発部)に入ることになったんだ。

あなたのお気に入りのカメラデザイナーは誰ですか?
オリンパスの米谷 美久とローライの Heinz Waaske (ハインツ・ヴァースケ)

注釈 
米谷 美久: 「オリンパス・ペン」、「オリンパス・ペンF」、「オリンパス OM-1」を初めとするOM-system、「オリンパス XA」などの独創的なカメラを相次いで生み出した。
Heinz Waaske (ハインツ・ヴァースケ) : Rollei35シリーズなどのカメラを設計した。

photo by eyecon

LC-Wide を使う他のロモグラファーと共有したいテクニックはありますか?
カメラをもっていても、ビューファインダーを忘れるくらい、出来る限り近づいて!
感度の高いフィルムを使ってエンドレスパノラマを撮ってみて

ステップ – 1: 巻き上げコントロールスイッチを「HF」にセット
ステップ – 2: プラスチック製の17x24mm(HF)フレームかプラスチック製フルフレームをフィルム室のレンズ部分に装着しない
ステップ – 3: 撮影する時に、レンズカバー開閉レバーを「HF」の位置に合わせてカバーを開く
ステップ – 4: 始めから最初までフィルムを撮影する
ステップ – 5: 一本のフィルム全て撮影が終わったら、オーバーラッピングの美しい写真が出来上がる!

世界の終わりに、3つ何かを持っていくとしたら、何を持っていきたいですか?
ただ家族と一緒にいられればそれで充分だよ。

夢への強い興味があれば、自分の思ったような理想のキャリアをデザイン出来る。完璧なカメラを開発することができるのさ。

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スペシャルインタビュー: LOMO LC-Wide開発秘話 (パート2)

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翻訳 tame

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