Easelle ChoのLomo'Instantを使ったLove Project

韓国人アーティスト、Eassele Choは、彼女の長年のプロジェクト"Love Project”の中で、インスタントフォトを使って様々な場所で"Love"の美しさを表現しています。
ショーケースでは、日本、パリ、そしてニューヨークにおける”愛"の様々な解釈を私に示してくれる展示を行いました。
私達の愛すべきLomoAmigoの一人、Easelle Choのアートワークをご覧ください。

韓国人アーティストの一人であるEaselle Choは、6か月前、ニューヨークシティのLomography Gallery StoreでLomo’Instantカメラを使った展示会を行いました。
そのプロジェクトを続けるべく、彼女にはカメラが与えられ、その結果として4か月後、壁を埋め尽くすくらいのたくさんのアナログ、インスタント写真を撮影してくれました。

こんにちは、Easelle!あなた自身、そして"Love Project"について教えてくれませんか。.

こんにちは!私は、韓国、ソウルで生まれ、今はニューヨークを拠点に活動している写真家です。人々との交流を通し、2006年に日本で出会った愛すべき瞬間をとらえるためLOVE PROJECTを始めました。一年後の2007年には、東京で行われたデザインフェスタで展覧会もさせてもらいました。それから8年間、継続してLOVE PROJECTとしての写真を撮り続けています。2010年には、Pastel Music のアルバムカバー写真も撮影しました。

2012年からの3年間は、日常にある美しさや風景をとらえた写真を使い、ノート、ポストカードなどの印刷物をつくったりしています。伝統的なものへの情熱、そして実践的な写真、というものを体現するために、印刷物をつくるときはどの段階にもコミットするようにしています。アートディレクターとしては、ソウル市が主催した Children Design Coordination の展覧会、あるいは韓国で行われたハローキティ・アート展覧会などでディレクションを経験しています。こういった経験をもとに、2014年、7月にはパワーハウス・アリーナでLOVE PROJECTのプロダクトの展覧会もコーディネートしました。

展示会では、作品を見てくれた方が愛というものを考え、愛のムーブメントを周りの人に広めたくなるようなメッセージを伝えれるように努力しています。
愛の瞬間をとらえた私の写真が、今まで私が会ってきた人たちへの美しい、価値のあるプレゼントになればいいな、と考えています。”

あなたは、長い間インスタントミニのフォーマットを使って写真を撮り続けていますね。どうしてあのフォーマットがそんなにも気に入っているの?

私は、8年間もの間、まるでLEGOのブロックをひとつひとつ積み重ねていくようにインスタントのミニポロライドを使って写真を撮り続けています。旅にでていようと、単なる日常を過ごしていようと、関係ありません。あなたが誰かに愛、を感じている時、その理由をはっきり他の人に説明できないことってあると思います。
それと同じで、私はシンプルにポロライドのフォーマットを愛しているんです。フィルムのコストがちょっと高くなってしまって、前みたいにとても頻繁に撮ることはできなくなってしまったけれど、それでも8年間撮り貯めた膨大な量の小さなコレクションが私にはありますし、それを皆さんと共有したいな、と強く思っています。おそらく、いつかそれをシェアしたい、という思いが、私が小さな写真を撮り続ける理由なのだと思います。長い間つづけているこの沢山の記録は、私の人生のモットー:"Love"を表現してくれています。

新しいLomo’Instantカメラは、使ってみてどうだった?

とてもワクワクした!新しいカメラを手にすると、子供のころ新しいおもちゃを手に入れた時みたいな気持ちになります。Kickstarterでカメラのビデオクリップを見てから、沢山のロモユーザーがこのカメラを好きになるだろうな、と予想していました。

Lomo’Instantカメラは、様々な利点を持っています。例えばそれは、3種類のシューティングモードだったり、色んなショットを撮ることのできる3種類のレンズ(クローズアップ用・ポートレイト用・魚眼)だったり。ロモカメラの特徴ともいえる自然なビネットもそうですし、フィルムが本来ならば褪せてくるような時間が経っても、彩りを添えてくれるようなハイコントラストさも良い特徴のひとつです。
ただ、フィルムカメラの大きな利点の一つである、焼き増しが何度もできる、という点がないのは、全てのインスタントカメラに通じる欠点の一つかもしれません。でも、逆に言えば、自分の愛すべき瞬間をある一枚のフィルムでしか切り取れないというのは、撮影そのものにとても価値がある、ということの表れであるようにも思います!

Lomo’Instantを使っているユーザーに、シェアしたいコツはありますか?

この新しいカメラを、一番の頼れる人にするために、私はちょっと時間がかかりました。その試行錯誤のために、3つか4つはフィルムをムダにしましたし、今だってLomo’Instantと一緒に勉強の毎日です。
だから、何か凝った使うコツを教えたいというよりも、これから、あるいは今Lomo’Instantを使っているユーザーには、とりあえずこのカメラと遊び倒して!ということを伝えたいです!是非、多重露光、そして光や花火を使って暗闇に文字を書いたりして撮影してみてください。撮影の方法を学べば学ぶほど、楽しさがどんどん濃くなるカメラです!

Easelle は、展示会に訪れた人々にも愛のストーリーをシェアしてもらった

もし、あなたにも"Love"の物語があるのであれば、私達に教えてくれませんか?

Love Projectを通して様々な人々の愛の物語を聞く中で、私自身の愛のストーリーとはなんなのだろうか、ということをずっと考えていました。
日本人の小説家、村上春樹の作品に、「四月のある晴れた朝に100%の女の子に出会うことについて」という短編があります。
きっとおそらく、私の一番の愛の物語というのは、私が「100%」といえる男の子に出会った時に始まったものでした。それは、ナイーブで若い私に、その彼が、私が今写真で表現しているような感性を尊重してくれつつも、どうのように感情をひとつひとつ教えてくれたか、というストーリーでした。
結局、村上春樹の小説のように、私はその100%の男の子に頼りきることができず、物語を悲しいものにしてしましました。でも、100%といえる伴侶を私が捜し求めた時、その相手も私を求めてくれた時の美しさは素晴らしいものでした!
今はきっと、私が一生離れたくないと思うような「ソウルメイト」を探している旅の途中なんだと思います。

2015-01-27 #people #nyc #lomography-gallery-store #gallery-store #analogue-cameras #lomoamigo #35mm-films #120-films mindofmyra の記事
翻訳 ameli124

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