Fuji Natura 1600: 暗闇のダンシング・クイーン
3 Share Tweet典型的なオフィスレディのように日中を過ごしているFuji Natura 1600は、夜パーティタイムが始まるとあっという間にダンシングクイーンに変身します。あなたもびっくりしますよ?
2009年に、わたしは友人と北海道でウインターホリデーを楽しんでいました。北海道ではNatura Classicaと一緒にFuji Natura 1600フィルムを2本買いました。旅行が終わり香港に帰ってからNatura Classicaは私の友達や家族の間で周遊旅行をはじめ、私のもとに数週間帰って来ませんでした。
それから、2本のNatura 1600はフィルムストックの中に埋もれていて、ちょうど期限が切れそうになっているのに気が付きました。そのため、期限が切れないうちに使ってしまうことにしました。
昼間の撮影は、まさに期待した通りでした。出来た写真はまじめなオフィスレディのようにきちんとまとまっています。粒子はこまかく、色再現性にすぐれ、ちょうどいいコントラストでした。フィルムが作ることが出来る最大限のディテールを表現しているといって良いでしょう。でも今言ったようなクオリティは他のフジの高感度フィルムだってそなえていますよね。じゃあなぜISO 1600のフィルムはそれらのフィルムより高価なんでしょうか?
Fiji Natura 1600は動いているものを捉えることができたり、フラッシュや三脚なしでも夜景が綺麗に写せるという点で、お金を払う価値があるのです。
ハイスピードで、短い露光時間だからこそ、素早く動く物体の撮影にぴったりです。
夕暮れでも夜でも、彩度の高いビビッドな色合いが暗い背景から飛び出してきます。魅力的なショットが次々と撮れて、もう開いた口がふさがりません。加えて光量の少ないところでもシルクのように粒子の良い画像を保ちます。これこそが私が夜のダンシングクイーンだと言った理由です。シルクのドレスをまとい様々な色のクリスタルの輝きに彩られた彼女は、ウィンクする間にどんな瞬間も捉えてしまいます!
ISO 1600なので、このレディはX線にとても敏感です。飛行機に搭乗するときはいつも彼女を機内持ち込み手荷物の中に入れることを忘れないで下さい。でないと大切な写真が強いX線でダメになってしまいますから!
2011-12-25 #gear #review #lomography #user-review #requested #fujifilm-natura-1600-iso-1600-c-41-fuji-natura-classica-fine-grain-vivid-motion-night-x-ray-high-speed-negative-film gateau の記事
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