Diana+ デラックス・マニアックス #7

Diana Deluxe Kitのコンテンツでどれだけの組み合わせを使った写真が撮れるかを、みなさんにご紹介いたします!
第七回 「Diana デラックス マニアックス」では、初級編 Diana 35mm Back+の使い方をご紹介いたします。

Diana+カメラの全てを遊びつくすことができる Diana Deluxe Kit が、大変お買い得にお求め頂けるセール実施中です!この究極の"デラックス"な Diana Deluxe Kit のコンテンツでどれだけの組み合わせを使った写真が撮れるかを、みなさんにご紹介している「Diana デラックス マニアックス」シリーズ。
楽しみ方は無限大。これからはDianaカメラ本体だけではなく、アクセサリーを使ってもっともっと写真を楽しんで下さい!

第七回 「Diana デラックス マニアックス」では、
初級編 35mm Back+使い方をご紹介いたします。

Diana 35mm Back+ は、中判カメラDiana+、Diana F+で35mmフィルムを使用可能にするアクセサリーです。Diana+カメラの裏蓋を外し、この Diana 35mm Back+ を付け替えると、1台の35mmカメラが出来上がります。

しかし、それだけで終わらないのがこの Diana 35mm Back+
4種のフレームと、Diana+の特長であるアクセサリーの付け替えで更に遊ぶことができるのです!

4種類のフレーム

普通の35mmカメラに変わっただけならば、24×36mmの大きさでフィルムに露光する写真しか仕上げることができないでしょう。しかし、このアクセサリーには、4種類のフレームが付属しています。
通常の35mmカメラのフォーマットから、アナログカメラの何よりの特長であるパーフォレーション穴の露光ができるパノラマフォーマット、正方形フォーマット、ノーマルパノラマなど、様々なフォーマットで撮影することができるのです。

*撮影途中でフレームを交換することはできません。予めご了承ください。

[27枚撮影可能(36枚撮りフィルム使用時)]
1) 33mm x 48mm フィルム穴を露光するパノラマショット
2) 24mm x 48mm フィルム穴を露光しない通常パノラマイメージ

[36枚撮影可能(36枚撮りフィルム使用時)]
3) 33mm x 34mm フィルム穴を露光する正方形イメージ
4) 24mm x 36mm フィルム穴を露光しない通常の長方形イメージ

どのフレームか分からなくなってしまったときは、側面を確認してください。
フレームサイズが印字されています。 24mm x 48mm のみ何も書かれていませんのでご注意を。

撮影途中でレンズの交換可能!

前面はDiana+カメラそのものですので、もちろん使用途中でレンズを付け替えることができます。
フィルムの面積が違い、露光される部分が異なってきますので、
120フォーマットの時とは、少しレンズの感じも変わりますが、いろいろ楽しめるこの機能には変わりありません。

それぞれのレンズについては、デラックスマニアックスのバックナンバーをご覧ください

さらには、このいろいろなレンズと、フレームを組み合わせることで、もっと面白い写真を生み出すことができるのです。例えば、パノラマの魚眼写真。真ん丸には切り取られません。楕円に横長に魚眼の歪みが広がります。

35mmBack+の使い方

レンズと違って、少し使い方が複雑になってきますので、丁寧に写真つきで使い方を確認してみましょう!

  • 1: フィルムプレートを外す
    まずは、裏蓋を外した後に、底部にあるフィルムプレートを外しましょう。
    マルのついた場所に注目。このツメをこのように押して外して下さい。
    無理やり外そうとすると、このツメが折れてしまい、逆に120フォーマットで使用できなくなってしまいます。
    でも、ご安心を。そんな方の為に、セットには1つフィルムプレートが付属しています。
  • 2:Diana 35mm Back+を取り付ける
    35mm Back+を後ろにはめ込みます。はまったら、底部にあるロックを回し、外れないように固定しましょう。
  • 3:フレームを取り付ける
    どのフレームにしますか?まずは4つのフレームで撮れる写真を見極めて、どのフレームを使おうか4つから選んで下さい。決まったら、カチッと鳴るまで押して、フレームをはめ込みます。
  • 4:フィルムを装填する
    クランクを上げて、フィルムを入れ、スプールまでフィルムを伸ばします。スプールのツメに引っかかったことを確認したら、巻上げダイヤルを回して、巻きつけて下さい。
  • 5:カウンターをリセットして、撮影開始!
    35mm Back+のカウンターは手動で動かしてリセットします。
    パノラマフレームの時は、「P」のカウンターを、長方形、正方形のフレームの時は「N」のカウンターを確認してください。カウンターの数字が「E」になるように回して、裏蓋を閉め、「1」になるまで巻上げダイヤルを回します。

ちゃんとフィルムが噛んでいない時は、カウンターが回りません。その時は装填し直しが必要です。
また、カウントする数字は、1・3・6・9・12・・と3づつカウントされていきますが、当然のように1と3の間では2枚目の写真を撮ることができます。でも、カウンターに惑わされず、コマとコマを重ね合わせながら撮っていっても楽しいですよ!

  • 6:巻き戻し
    全て撮影し終わったら、巻き戻しを行って下さい。
    本体底部にある、「PULL&LOCK」と書いてある部分からでている棒を引き上げ、右に倒します。
    その状態で押さえながら、巻き戻しクランクを矢印の方向に回して下さい。
    巻いた感じが急に軽く鳴ったら巻き戻し完了ですので、フィルムを取り出し、現像に出して下さい!

クロスプロセス現像は LomographyLAB. をぜひご利用ください!
また、現像所によっては、パーフォレーション部分の現像が難しい場合があります。
受付の際に、プリント可能か予めご確認頂けますと幸いです。→プリントフォーマットの相談を受けて頂けるフジフィルムのラボは こちら

最後に、各フレームで撮影した写真をご紹介します。

33mm x 48mm フィルム穴を露光するパノラマショット
フレーム全体、フィルムの1コマいっぱいに写真を写しこみます。
パーフィレーション穴の辺りの少し変色した色が特徴的。

24mm x 48mm フィルム穴を露光しない通常パノラマイメージ
他のフォーマットと雰囲気がかなり変わります。Diana+カメラでパノラマらしいパノラマ写真が撮れるのはこのフレームだけ!

33mm x 34mm フィルム穴を露光する正方形イメージ
35mmフィルムになったからっていって、大好きな正方形イメージが撮れなくなってしまうことはありません。

24mm x 36mm フィルム穴を露光しない通常の長方形イメージ
通常の35mm写真がDiana+の写りの魅力をそのままに利用することができます。
ゆるいピントがすてき!Holga135mmと少し似た感じです。

35mm Back+の魅力を語るには、まだまだ時間が足りませんでした。
また次回にお会いしましょう!!!

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2010-06-19 #gear #チュートリアル #lens #tipster #7 #diana #diana-deluxe-kit #35mm-back #accessary # # # kyonn の記事

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