ストリート写真のテクニック

ストリート写真は普段は見落としがちな毎日の瞬間をきりとります。
フィルムを現像して、いったいなにを撮影したのかをみるのはとってもおもしろいですよ。ストリート写真というアートに挑戦してみたい人のためにちょっとしたテクニックをお教えしますね。

Credits: eyecon

ストリート写真では人々の普段のなにげない生活を捉えます。時にはあなたが撮影していることに気がつかせないほうが面白いです。より新鮮な表情をみせてくれるので。だからこそストリート写真というのは通常、ゲリラ的に行われているんです。撮影は慎重かつ素早く、しかも無許可でおこなわれます。

それではストリート写真の撮影を手助けするいくつかのテクニックを紹介します。

Credits: renaishashin

目的をはっきりさせよう
見知らぬ人を撮影しているとき、いちばん大切なのはその写真でなにを撮りたいのか、その目的を自覚することです。もしかしたらなにかシリアスなものを撮りたいのかもしれないし、おもしろかったり、かわったものを撮りたいのかもしれませんね。撮影する前に、対象としているも人(物)のプライバシーを侵害しているんだということを知っておいてくださいね。焦点を合わせるのが難しい場合、撮り直したいと思うかもしれません。でもいい写真というのは偶然にとらえられたものが多いんです。時には考えずにただシャッターをきるのが一番ですよ!

Credits: rtmoratin

観光客のふりをしよう
有名な観光地で撮影する時なんかに使えるテクニックです。目立たないように、みんなのなかに紛れ込まないといけません。そうじゃなかったら、ストリート写真を撮影しているときに気づかれてしまいますからね。観光客にまじっているときには、よく観察してなにか面白い物だったり人物だったりを撮影しましょう。

Credits: bulletofmine

誰かといっしょに行こう
道や、地下鉄や路地のようなよく出かける場所で撮影するときには、友だちといっしょに行くと撮影しやすくなります。ずっと昔の撮影テクニックの本にも書いてありました。撮影したものをさがして、友だちにそれの近くに立ってもらう。そしてその友だちが写りこまないようにして撮影するんです。
これをすることによって、そこにいる人はあなたがカメラをもっているということを意識しなくなるので、より自然な瞬間をとらえることができます。

Credits: cheeso

お尻の高さから撮ろう!
10 ゴールデンルール の一つですね。これをマスターできれば、ストリート写真を撮るのにすっごく役にたちます。ビューファインダーを使わずに撮影するのは慣れるまでは簡単ではありませんが、いつもとちがった角度からとった写真の出来にはきっとびっくりしますよ。何回か練習してみて、どの角度がいちばんいいのか計算してみましょうね。

Credits: homer

これはストリート写真のためのちょっとしたテクニックでしかありません。
ルールなんてない!ってことを忘れないでくださいね。想像力をつかってください。経験をつんだら、ストリート写真の魅力もきっとわかってきますよ!

2011-09-16 #gear #チュートリアル #art #street #photography #tipster #guerrilla jeanmendoza の記事

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