ロモグラファーの為の基礎カメラ講座 : 絞り、ISO & シャッタースピード
10 Share Tweetピンぼけの写真を撮ってしまったり、暗い写真を経験したりした人はいるかと思います。何でそうなってしまうんだろう? 私の経験を元にその理由を説明しようと思います。たぶんそれは、絞りとシャッタースピード、またはISOを正しく設定しなかったからだと思います。ここで挫けないでください、今から、どうやってLOMO Smena 8mで上手くセッティングすればいいのかという私の基本的な知識をみんなと共有したいと思います。
まず最初に、絞りって何なんでしょう? 絞りとはレンズの後ろにある穴が、光を通すために、どのくらい大きく開いているかを表している値です。絞り値はF値(f/数字)という数値で表されます。F値が小さいということは、より多くの光がカメラに入って行くという意味です。例えば、f/16はさながらピンホールのようで、少量の光がカメラに入ってきます。反対にf/4はより光を通します。
晴れた日の日中に撮影するときは、露出過多にならないようにより少ない光をカメラに取り入れる為に、f/11やf/16といった大きな数字の絞り値に設定しましょう。晴れた日の撮影には、ISO100やISO200といった低いISO感度のフィルムをお勧めします。
夜間の撮影には、 f/4のような小さな値の絞り値を使いましょう。そうすればより多くの光をカメラに取り入れることが出来ます。夜間や光の少ない状況ではISO 400やISO 800といった高いISO感度のフィルムを使ってください。もちろんISO100のフィルムでも良いのですが、三脚を使うことをおすすめします。というのもバルブ セッティング(シャッターボタンまたはレリーズを押している間、シャッターは開き続けるようにする設定)を使うことになるからです。次はISOについて説明します。
ISOはフィルムがどれだけ光に敏感かという値です。大きな数字になると、フィルムはより光に敏感になります。ISOの値が2倍づつ上がって行くことに気づくと思います。ISO は100, 200, 400, 800, 1600、時々3200まであります。それぞれ光により敏感になっていきます。私の経験、もしくは一般的なルールでは、暗い部屋では800のような高いISO、屋外や晴れた日などは100や200のような低いISOを使いましょう。低いISOはより詳細まで写ります、反対に高いISOのフィルムは粒子がより写真に現れます。
次はシャッタースピードです。シャッタースピードは光をフィルムへ露光する為にシャッターが開いている間の時間を指します。数字が大きいほどシャッタースピードが速くなります。基本的に、1/250のような大きな数字ですと、シャッターが早く閉まり、少ない光が入ってきます。
次は、私の試行錯誤の経験による、ISO、絞り値そしてシャッタースピードのコンビネーションを説明したいと思います。
この写真は晴れた日に撮影されました。セッティングは:
絞り: f/16
シャッタースピード: 1/250
フィルム ISO: 100
晴れた日だったので、絞り値を一番大きなf/16に設定し、Smena 8mで一番早い1/250のシャッタースピードに設定しました。少ない光を取り入れることができます。でもそれはなぜでしょう? この日は、屋外はとても光があり、少ない光だけをカメラに取り入れたかったからです。もしもこの時、より多くの光を取り入れる設定をしていたら、写真は露出オーバーになっていたことでしょう。
上の写真は同じ設定で撮影されたのですが、光を直接撮影しました。見てもらえば分かるように、ほぼ露出オーバーです。でもフレアは好きです。絞り値 f/4 でシャッタースピード1/30に設定して、より多くの光を取り入れたとしたら、このセッティングは日中では露出オーバーになることでしょう。
この写真は屋内で撮影されました。セッティングは:
絞り: f/4
シャッタースピード: 1/15
フィルム ISO: 100
見た通り、私のSmena 8mのセッティングは、一番小さな絞り値f/4とシャッタースピード1/15です。このセッティングは多くの光を取り入れることができます。私は撮影する環境や場所にあまり光がない時には、たいてい絞りを解放し、多くの光を取り入れたいので、シャッタースピードを一番遅くします。だから、あまり明るくない屋内で撮影する際は、ISO100やISO200といったフィルムを使う場合は、一番小さな絞り値と一番遅いシャッタースピードの設定を使うと良いと思います。
最後に、私のISO, 絞り値とシャッタースピードに対する理解は:
ISO: 大きな数字ほど、より光に敏感。
絞り: 小さなf値はより多くの光をカメラに取り入れることができる。大きなf値ほど取り入れる光が少なくなる。
シャッタースピード: 一番早いシャッタースピードでは、少ない光を取り入れ、遅いシャッタースピードでは、より多くの光を取り入れることができる
セッティングを工夫して、ゆっくりでも良いからなれて行きましょう。それに慣れた時は、「Don’t think, just shoot」というルールを実行できると思います。また、色々なフィルムを使うことをためらわないでください。この記事が皆さんの写真の基本的な理解を深められたらいいと思います。
2011-10-09 #gear #チュートリアル #smena-8m #camera #tutorial #tipster #camera-setting amirulshahrom の記事
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