ライトリーク(光漏れ)を作り出そう

ライトリーク(光漏れ)は我々がいつも待ち望んでいるアクシデント!残念ながらそのアクシデントは起きない時も。実は光漏れをわざと「作る」方法がありますが、そのやり方はややこしいリスクも持っています。結局1ロール全てが無駄に露光してしまったり、うまく撮れている写真もパーにして終わったり。だから、もしそんなリスクを負う覚悟があれば、このテクニックはきっとあなたの役に立つはずです!

実は、光漏れを「無理矢理作る」2つの方法があります。

1つは、まだフィルムを送っている間にカメラの裏ぶたを開けるという方法。
ロモグラフィーの10ゴールデンルールに「be fast」とあるように(ここでの状況はちょっと違うけれど)、できれば薄暗いところで裏ぶたを「素早く」開け閉めしよう。
それぞれのコマを撮り、どのショットに「偶然」光漏れさせたいか決めて、心ゆくまでこれを繰り返してください。

Credits: stitch

下の写真では、この方法で2回ふたを開け閉めし、1ロールのほとんどで光漏れの度合いの違いを見ることができました。

Credits: stitch

もう1つはもっとカゲキです。1ロール撮り終わった後にフィルムを巻き戻しますが、最後にフィルムのさきっぽが残るようにします。次に十分に真っ暗な部屋(部屋の暗闇が光漏れの決め手です)に行きます。そしたら、先ほど少し出しておいたフィルムのさきっぽを持って、フィルムを全て引き出します。
あら、バカだって?(笑)
そしたら、フィルムキャニスター(もともとフィルムが入っていたところ)に全部のフィルムを手で戻してください。このやり方、全コマを露光しています!
それを試したのが下の写真です。何枚かはほぼ光漏れがかぶり、何枚かはぼんやりした光漏れが見られます。

Credits: stitch

なので、もし写真に光漏れが欲しかったら、この方法を試して、予想外の結果に驚く準備をするのも良いかもしれないですよ。

ご注意ください:フィルムに完全に全て光を当て、感光してしまいますと、写真には何も写りません。かなりのリスクがありますので、予めご了承の上お試しください。なお、ロモグラフィーはこのテクニックに対しいかなる責任も負いかねます。

2012-02-05 #gear #チュートリアル #tip #camera #tipster #accident #ligthleaks #simulating stitch の記事

他の記事を読む