私がロモを始めたワケ: 中判カメラとブローニフィルム

1

一度は愛した…そう、ずっと一緒にいたのに…でもごめんなさい、もう愛しすぎてどうしようもないんです…中判カメラが!><笑
デジカメをそっちのけ、フィルムとロモグラフィーに走る、そんなカナダに住む変な日本人がお送りする、私がロモを始めたワケ。

白黒のブローニフィルム、コンタクトプリントの現像

忘れもしない、2010年の夏。僕は彼女に出会った。そう、1970年代生まれの中判カメラ機に。

ちょっと話を巻き戻して、2010年、夏。夏休みということで日本に一時帰国。家族に会ったり、友達に会ったり。そんな中、もう自分はデジタル一眼、写真の世界にどっぷりハマってしまって、中古カメラ屋さん巡り、レンズなどを探しまわるのが好きだった。一応近所の中古カメラ屋さんにも足を運び、チェックしている日々だった。ある日、お店に中古のリコーの高級コンパクト、 GRデジタル があるじゃないですか?しかし、大人になろうと必死な自分。「待て、待つんだ!我慢だ、我慢。」と買わず。偉い、自分。そしてとりあえずちゃんと一晩考えることに。次の日、カナダで会った友達とみんなで出かけることに。出かける前にちょっとだけ、とまた近所のカメラ屋さんに。小さいカメラを持ってなかったから、 GRデジタル があったらスナップとか撮れていいかなーと思いつつ、入店。店長が「お、来たね。良いの入ったよ」と。奥から持ってきてくれたのが古めかしいカメラで、レンズが二つ付いていた。萌えた。

とりあえず、一晩考えよう、と決意。けどそのクラシック感がたまらない。天使は「我慢するんだ」、そして悪魔は「買ってしまえ!」と。結局その日は我慢し、次の日、また足を運び、手にとり、購入を決意★ ヤシカD、1970年代の二眼レフ中判カメラである。

露出計がついていないので、デジカメ一台と一緒に早速出かけた。とにかく一緒に歩いているだけで楽しいカメラである。

よーし、いい写真撮るぞ!と意気込んだのはいいが、記念すべき最初の一枚は真っ黒。なぜならキャップをつけっぱなし…(二眼レフは上のレンズで覗き、下のレンズでフィルムに写します)他の写真はなんとか撮れていて、中判フィルムの迫力に魅了されるばかり。

夏休みも終わり、カナダにヤシカを連れて戻り、友達の @gelagoo に見せると「ロモグラフィーを始めなよ!」と一言。前からも言われていたので、もうアカウントは持っていたのだけど、なかなか勢いつかず、放置しておいたのだが。やはりその頃はまだまだデジタル一眼レフなどにハマっていて、まだまだフィルム写真にのめり込むことは出来なかった。だけども、ヤシカDで中判写真を撮り続けていたのは事実だし、やはりフィルムの良さはだんだんと分かっていくようになった。

だんだんヤシカDの使い方もわかり、慣れてきた頃、友達の家族写真を撮ったことがあった。ロモアミーゴの取材でもこれはちょっと話したのだけど、自分は撮った写真で人を幸せな気持ちにするのがとても好きで、自分の写真を見てくれて、ああ、いい写真だ、綺麗だな、そういう気持ちを人に持ってもらえることが自分の写真人生の生き甲斐であると最近よく思う。家族写真を撮ってあげた友達もすごい自分の写真を気に入ってくれて、ヤシカDのことも大好きだ。そういう気持ちを人から聞くだけで毎日が幸せに感じてくる。

当時、いろんな人からこんなことを言われていた。「古いカメラ使ってるね。デジタルの方が綺麗に撮れるんじゃないの?」(今でも良く耳にする)やはりデジタル一眼の流行は止まらないのか?と、ふと自分を見つめると、アナログ写真に自分の興味が動いているのが分かった。どうしてだろう?フィルムのカメラの話をする、友達にこのフィルムはどんなフィルムか、そんなことを聞く。自分は自然ともっとアナログ写真を好きになっていた。自然とフィルム文化を大事にして、人にそれを伝えようとしていた。周りの人の影響もあったけど、昔の素晴らしいフィルムカメラやそのカメラによって撮られる写真によって、自分はもうアナログライフに身を置いていたのだ。

ある日、ひょんとしたことから@gelagooが言っていた、ロモグラフィーとやらを見てみよう、と久しぶりにログイン。さすがにホリデーピギーなど全て期限切れ、特にメッセージなども無く、しょぼん。(他の写真共有サイトに入り浸っていた自分)しかし、その時までに撮っていたアナログ写真の枚数は人知れず。早速アップロードすることに。物事にハマってしまうととことんやる、というのは自分、と仲の良い親友に言われたものだ。それからはフィルム写真を撮り、現像し、スキャナ、アップロードとどんどんマイロモページを変えて行った。

沢山の人からコメントを貰ったり、いいね!してもらったり。

ロモにハマりまくっている今日この頃。デジタル機材を申し訳ないぐらい使ってない。今まで毎日チェックしていた写真共有サイトもあまり行ってない。どうしたものか。未だにデジタル写真も撮るけれど、やはり便利だし。写真というそのものに興味があるから、デジタルもアナログも勉強したい。けど今は多分アナログを勉強したいんだと思う。

結婚式とか、イベント写真とか、ポートレートとか、傍らでやっていたけど、今は自分が好きな写真を撮りたいと思う。誰にも捕われない、自分の好き勝手に撮って、自分が満足いく写真を撮りたい。とにかく楽しみたい、そう思う。自分になる、自分の写真をする、それが今のテーマ、だといいなーと思う。

そんな感じで、今にいたります。本当にヤシカに出会ったことを感謝してるし、周りにフィルムを撮る人たちがいるから、こう自分もすーっとこのアナログライフに入って来れるようになったと思っている。だから、@gelagooにも感謝だし、ここまで来れたことに感謝。長々とすいません、読んでいただけて感謝です。もし似たような経験とか思いとかあったら、是非共有しましょう。そして自分なりにロモグラフィーを楽しみましょう^_^

自分に合うスタイルやカメラはいつか出会えるはず。焦らず、楽しみながらいきましょう。もしそれでも見つからない!そういう時は"ロモグラフィーのオンラインショップ":http://shop.lomography.comで自分探しなんてどうでしょう?^^

Don’t worry, be happy.

2012-12-08 #lifestyle #lomohome #204-6x6-d

1 Comment

  1. npkishi
    npkishi ·

    ほんとに深くて魅惑的なアナログカメラ&フィルムの森ですね!

他の記事を読む

  • LomoGraflok 4×5 Instant Backの第一印象:写真家 梅澤勉

    2020-11-20 xcvllshawn の記事
    LomoGraflok 4×5 Instant Backの第一印象:写真家 梅澤勉

    ポートレートプロジェクト #イットガーリーなど、普段はカラーネガで撮影することが多いという 梅澤 勉さん。そんな彼に、4x5 大判カメラで Instax Wide Filmが楽しめるロモグラフロック 4x5 インスタントバック を使用して撮影していただきました。

  • 暗いところで撮影するには?

    2020-05-27 erina の記事
    暗いところで撮影するには?

    夜やお家で撮影するにはどうすればいいの?いつでも思い通りに撮影するためのちょっとしたコツをマスターすれば、どんな環境でもこわいものなし!

  • 光の魔法:写真家 Li Hui

    2020-04-29 #ニュース #people jennifer_pos の記事
    光の魔法:写真家 Li Hui

    写真は思い出を残すだけのものではありません。一筋の光が写真を芸術へと姿を変える鍵となり、カメラを通して見えるもう一つの世界を体感することもできます。そんな光を操り、芸術作品に変えてしまうのが、写真家のLi Huiです。彼女の作品とセンシティブではかなげな素晴らしい写真についてインタビューをしました。

  • ショップニュース

    全てがクラシカルなポートレイトレンズ

    全てがクラシカルなポートレイトレンズ

    Lomography New Petzval Lens は85mmのポートレイトレンズ。周辺のボケが渦巻くように現れ、中心の被写体へ視線を惹き付ける画を写し出します。Nikon FとCanon EFの2種類のマウントでご用意があり、こちらのマウントに対応するデジタル及びアナログカメラに対応しています。オンラインショップではその他のマウントアダプターやフィルター各種を取り揃えています。

  • お家でロモ:Lomo'Instant Squareでセルフィーコラージュ

    2020-06-04 erina の記事
    お家でロモ:Lomo'Instant Squareでセルフィーコラージュ

    いつもの写真をもっとかっこよくするために、写真を何枚も組み合わせて大きな1枚の写真にするコラージュに挑戦しませんか?Lomo'Instant Squareを使った撮影のコツを、surasurachanが教えてくれました。

    1
  • お家でロモ:春の大掃除

    2020-05-16
    お家でロモ:春の大掃除

    お家にいる時間、大掃除をする方も多いのでは?お掃除中に発掘された写真やその他諸々、もしかしたらおもしろいものが作れるかもしれません…!捨ててしまう前にDIYのアイディアを見てみてくださいね!

  • 【スタッフレビュー】はじめての一眼レフ用レンズにぴったりな Lomogon。

    2020-01-31 refallinsasaki の記事
    【スタッフレビュー】はじめての一眼レフ用レンズにぴったりな Lomogon。

    「カメラに最初から付属するレンズ以外使ったことがないので不安」という方にも、ぜひおすすめしたいレンズです。

  • ショップニュース

    思い出をよりクリアに、大胆に切り取る Lomo'Instant Automat Glass Magellan

    思い出をよりクリアに、大胆に切り取る Lomo'Instant Automat Glass Magellan

    ワイドアングルガラスレンズ搭載のインスタントカメラ Lomo’Instant Automat Glass Magellanが登場!

  • LomoOdds:Rina Endo x Lomogon

    2020-03-31 erina の記事
    LomoOdds:Rina Endo x Lomogon

    ロモグラフィーのプロダクトを様々なジャンルで活躍する方に使ってもらおうという「LomoOdds (ロモオッズ)」。今回は会社務めの傍、写真家・ミュージシャンと多方面で活躍するRina Endoさんに、LomogonとLomographyのユニークなフィルムを使っていただきました。

    1
  • わたしのカメラ:コスモ

    2020-09-13 erina の記事
    わたしのカメラ:コスモ

    フィルムカメララバーはどんなカメラを使っているの?ちょっと気になるみんなの愛用カメラをご紹介。今回はフリーライターのコスモさんに愛すべき4台のカメラをご紹介いただきました!

  • お家でロモ:Keeping Calm

    2020-04-30
    お家でロモ:Keeping Calm

    ちょっと気晴らししませんか?ロモグラフィーがお家で静かに楽しめるトピックをまとめました。

  • ショップニュース

    ファインダーを覗くだけでも楽しい!軽量二眼レフカメラ

    ファインダーを覗くだけでも楽しい!軽量二眼レフカメラ

    Lubitel 166+での撮影はとても実験的。上から覗き込むタイプのウエストレベルファインダーを使って思う通りにフレーミングできます。120フィルムと35mmフィルムが両方使えるので、飽きずに創作意欲も存分に湧き上がることでしょう。あなたもロモグラフィーのオンラインショップでLubitel 166+を手に入れて、アナログ写真の代表作を作りましょう!

  • 【数量限定!】LUCKY BAG 販売開始

    2019-12-19 erina の記事
    【数量限定!】LUCKY BAG 販売開始

    今年もやってきました、年に一度の絶対お得なLUCKY BAGが販売開始!今年はなんとレンズのセットもご用意しました。レアな商品も入っているかも!クリスマスにもまだ間に合います。お買い求めは直営店Lomography+とオンラインショップページにて!

  • Daguerreotype Achromat:冬のナイトスナップにかける魔法

    2019-12-23 erina の記事
    Daguerreotype Achromat:冬のナイトスナップにかける魔法

    すっかり寒くなり、街のきらめきがまぶしい季節。そんな冬の夜、Daguerreotype Achromatで街明かりをスナップしませんか?きらめく街明かりと柔らかく優しい空気感を写した瞬間を、いっしょに見ていきましょう。

  • Simple Use Film Cameraで"今"を記録しよう

    2020-05-11
     Simple Use Film Cameraで"今"を記録しよう

    新しい生活環境になったり、新しい趣味を始めた人も多いのでは?小さなことも全部Simple Use Film Cameraで記録しておきましょう!