ロモグラファーにフォトスキャナーが必要なわけ

いまやLC-Aやフィルムと同じように、フラッドヘッドスキャナーはロモグラファーが持っているべきスタンダードな器材になりました。

もしかしたら、ロモビギナーの人はフラッドヘッドスキャナーじゃなくて、安いスキャナーでも、それを使って写真をスキャンすれば、節約になると思っていませんか?
申し訳ないけれど、あなた、間違ってます!
そんなことをしていると、lomographyのカメラやフィルムたちが写し出す世界の、そのほとんどを見逃すことになっちゃいますよ!
というわけで、フォトスキャナーのどんなところがいいのかリストにしてみました。

1. “現像さえすればいい!”
もう写真をプリントする必要はありません。なぜなら、写真の原材料(フィルム)をスキャンできるんですから。これでかなりの節約になります!
それに今ではインターネットでプリントを注文することもできます。実は、そのほうがラボに頼むよりずっと安かったりするんです。しかも、36枚の写真の中からプリントしたい写真だけを選ぶこともできちゃいますしね!

2. 撮ったそのままの姿が見れる
ラボでプリントしてもらった写真はある程度のデジタル処理が施されています。ということは、もしあなたがネガティブスキャナーを持っていなかったとしたら、あなたの撮った写真のオリジナルイメージを見ることができないんです。たとえば、私の場合、X-proのプリントを頼むと、いつもハイコントラストに仕上げられてきます。もちろん、色も加えられています。だから私はこんなにフィルムスキャナーをゲットすることをオススメしているんです。スキャナーがあれば、自分が撮った写真たちのそのままの色(成功も失敗も含めて)全部そのまま味わうことができます。(たとえば、Fuji Sensia 200の緑がかったもやだったり、Fuji Velvia 100の赤い色合いだったり。)

3. こんな場合でも安心
私のよく行くラボでは、写真を受け取りに行くと、フィルムは現像されていてもプリントがされていないことがよくあります。”現像中にトラブルがあって”と言うんです。
そのトラブルというのは、色がクレイジーになってしまった、という意味なんだと思います。(だいたいSensia 100をラボに持っていくと毎回同じことが起こります。)それだけじゃなくて、28枚は現像してプリントまでしてくれたけど、下の二枚のようなベストショットをプリントしてくれていなかったり。ってこともありますね。

Credits: t0m7
Credits: t0m7

4. 撮影したイメージがカットされない
LC-Aで撮れる写真のアスペクト比は2:3です。しかし、私たちのような節約家(ケチ)なロモグラファーは一枚当たりの単価を安くするために、一番小さなプリントサイズ(ここでは9×13cmということにしましょう。)を選びます。
となると、もちろん9×13と2×3は比率がちがうわけですから、ラボは写真の外側の入りきらない部分をカットしてしまうわけです。私もよく、頭や腕が切れてしまっている場合があります。でも、スキャンするとちゃーんと全身入っているんですよ。

5. 撮った写真をそのままプリントできる。
あなたのフィルムを現像してくれるプロラボを見つけたら(その場合、かなりお安くすむでしょう。)、現像したフィルムをカットしないように頼んでみてください。そうするとおよそ1,5mのフィルムをそのまま受け取ることになります。それを自分で切りましょう。Spinner 360やHorizon、それにFisheyeなどの特殊なカメラを使うと、普段とはちがう写りになりますが、こういった大きいラボでは、現像したフィルムを機械で自動的にカットしています。もしあなたのネガが、普通のものより長かったり、短かったりした場合、機械で自動的に切られてしまうと、せっかく撮った写真の一部を失ってしまうことになりかねません。

Credits: t0m7

7. 持っているカメラが多いほど、スキャナーを持つ利点も増える。
さきほどのカメラ(Horizon,Spinner)で撮影したフィルムを、自動現像や機械によるプリントを行うお店に持ち込むと、もしかしたら、一枚もプリントされないかもしれません。そんな時に、自分自身でネガをスキャンできたら、珍しいアスペクト比の写真であっても、比率を変更したりした後に、オンラインで利用でいる安価なラボでプリントを頼むことができます。

Credits: hhjm5thdimensionsinvertigopasqualecaprileraterlomodirktracyvmoore & reneg88

それだけじゃなく、多重露光やエンドレスパノラマ、ハーフフレームやオーバーラッピングイメージ、そしてスプロケット穴まで写った写真などなど、自動処理を行うラボではプリントできない写真を手に入れることもできるんです!

Credits: abcdefuckmephisto19 & imajrinalsi

8. 写真をデータ化したほうが安上がり
さぁ、それじゃあフィルムスキャナーを使って、フィルムのアナログデータを手に入れたとします。でも、ラボによっては、スキャンサービスを利用できますよね。ちなみにここオーストリアでは、一枚につき5€ほどかかります! それもいいかもしれませんが、彼らがデータにしてくれるのは、彼らがプリントした写真だということを忘れずに。ちなみに、あなたは写真の一部分を失っているかもしれないんです。それにこれから先のコストも考えると、スキャナーのほうが安いかもしれませんよ。

これでフォトスキャナーを手に入れて、ネガをスキャンするいい理由が揃っちゃいましたね!
でも、近所のスーパーマーケットにいって安いやつを買わないようにしてくださいね!

安物買いの銭失い
って言葉があるでしょう。

買うなら120フィルムのフォーマットを一度に12フレームスキャンできる、フラッドヘッドスキャナがおすすめです。120-200ドルほどで購入できます。それに、ホコリを掃除できるブロワーもいっしょに手に入れると、あなたのこれからのロモグラフィックライフを存分に楽しめるでしょう!

10. ルールなんか気にしない。
11. ネガをスキャンしよう!

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2013-11-02 #gear #tutorials #digital #tutorial #scanning #tipster #scanner #transparency #digitalizer #transparency-unit t0m7 の記事
翻訳 keni

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