Hodachrome's May Photo

hodachromeのマンスリーフォトシリーズ第4弾は5月の写真からピックアップです。今回の記事は、私のライフワークの一つでもあるお気に入りの被写体「イルカ」を使っての多重露光写真からの一枚です。

この写真は、水族館にてシャチとイルカが泳いでいるところを LC-A+ で撮ったものです。その様子を見つめる人をシルエットにして一緒に収めています。一見、どの部分が多重なのかわからないかもしれませんが、実は豪快に水面をジャンプしているシャチは本物ではなく施設内のパネル(写真)を撮ったものです。そしてイルカとシルエットの人物は本物です。それぞれがごく自然に重なり合い違和感のない多重写真となりました。
このときの撮り方のかんたんな説明は以下です。

1.水族館内は暗いため、ISO400のフィルムを LC-A+ にセットします。

2.一回目にシャチ(写真)を撮ります。ISO設定は400です。上半分のみに露光するためにスプリッツァーを使い下半分をマスクしました。内照式のディスプレイのためそこそこ明るいのですが手ぶれには細心の注意を払います。

3.撮り終えたら水槽に向かい、次にイルカと人々のシルエットを撮ります。上半分はシャチをそのまま活かすため、イルカは下半分の位置に来るようタイミングを計ります。ISO設定は同じく400です。スプリッツァーは使いません。

4.そしてベストのタイミングを見計らって二回目のシャッターを切ります。

結果は、うまく両者が自然に重なってくれました。この写真を何人かの知り合いに見せたところ、シャチが写真であるとは誰も気づきませんでした。技術的にはそれほど難しくはありませんが、その場にあるどんなものでも作品の材料にしてしまおうという柔軟性のある考え方によって生まれた写真で印象に残っています。このときは自分の主催する写真教室のメンバーさんがたくさん来ていましたが、彼らの柔軟なアイデアによって私も刺激を受けこの写真を撮ることができました。そういった意味で私には意味深い写真といえます。
皆さんも頭を柔らかくして写真を楽しみましょう♪


Author: hodachrome山本穂高
岐阜県出身のカメラマン。2007年にトイカメラの代表格であるLomo LC-Aと出逢い、その魅力の虜となる。世界のロモグラファー・フォトグラファー達と研鑽を重ねながら、国内外を問わず写真展への参加、写真集・グッズ販売、写真講座・ワークショップ等、幅広く活動する日々を送る。

2013-08-21 #gear #tutorials #lc-a #mx #multiple-exposure #tipster #double #doubles #double-exposure # # # #select-type-of-tipster #select-what-this-tipster-is-about # hodachrome の記事

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