LC-A+ Splitzerとセルフフィルムスワッピングで時空を超えた作品を作ろう!

LC-A+がお気に入りのロモグラファーならきっと持っているはずのLC-A+ Splitzer。ボクにとってもこのスプリッツァーは多重露光をするための魔法のツールです。その使い方はきっと千差万別だと思うけど、ボクの使い方は時空を超えたクレイジーなイメージを創り出す使いです。今回紹介するテクニックで、多重露光をもっと楽しもう!!

時空を超えたクレイジーな写真ってどんなの?って思うかもしれないけど、まずは上の写真を見て下さい。この写真は スプリッツァー を使って上半分を香港で撮影し、下半分は日本で撮影したものです。通常、このようなイメージにしようと思ったら、まず日本(香港)で撮影して、フィルムを巻きあげずにそのままの状態で香港(日本)に行き、 LC-A+ のMXスイッチをスライドさせて2回目を撮影するという方法で撮影しますよね。

でも、この撮影方法だと一枚しか撮れません。何枚も撮ろうと思ったら日本と香港を何度も往復をしないといけません。そんなことをしていたら、お小遣いがいくらあっても足りません!ということで、1往復の旅行をするだけでこのようなたくさんの写真を撮る方法を紹介します。

それは「セルフフィルムスワッピング」です。「フィルムスワッピング」はよく知っているように、Aさんがフィルム1本撮影した後に、Bさんにそのフィルムを渡して、Bさんが自分のカメラにそのフィルムを再装着して撮影する多重露光です。この「フィルムスワッピング」を自分自身でするのが「セルフフィルムスワッピング」です。

まず、上半分または下半分をスプリッツァーを使ってフィルム1本撮影します。そして全て撮り終えたら巻き戻してカメラから取り出します。そしてそのフィルムを持って飛行機や電車に乗って遠くに行きます。できるだけ遠くにね。そして撮影場所に到着したらそのフィルムをLC-A+に再装着して、未露光の下半分または上半分を撮影します。

ただしフィルムを装着する時にちょっとコツが必要です。それは2回目にフィルムをカメラに装着する時に、1回目と同じ位置でフィルムを装着しなければいけません。なぜなら、違う位置でフィルムを装着すると下の写真のようにコマずれが起きてしまうからです。

左に見える黒い帯が上(下)半分のコマの境目です

せっかく楽しみにして行った撮影旅行もこんな写真に仕上がったらガッカリですよね。。。ボクみたいなこんな失敗をしないためにも良い方法があります!それは日本を代表するロモグラファー、 hodachrome さんが公開したテクニック『 「Exposing Both Side of the Film (EBS)」によるシンメトリー写真の撮り方 』内で紹介されています。ボクも参考にさせてもらいましたよ。

そして撮影時のコツもあります。それは何枚目に何を撮影したかを記録しておくことです。そうすれば、2回目に撮影する時の被写体選びのヒントになります。そしてクレージーな仕上がりの成功率も高くなります!

香港、長野県で撮影

でも、そんなことをしないで何も考えずに撮影するのも面白いかも。だって、LOMOにはルールなんてないからね!ボクもクレイジーロモグラファーを目指している一人だから、1回目に撮影した内容をメモを撮らずにこの方法で撮影することが多いです。

それが功を奏して下のような写真も撮ることができました!これは波打ち際に自由の女神のミニチュアを置いたわけではなく、本物の自由の女神です。こんな写真は狙って撮れるものではなく全くの偶然です。こんな写真もこの方法で撮れてしまうのです!

ちなみにこの写真がどのような状況で撮影されたかは2枚目をご覧下さい。すぐに納得できると思いますよ。

さて、これで撮影方法がわかりましたね!あとはみなさんがクレージーなイメージを想像してお出かけするだけです。なるべく遠く、時間をかけてね。

参考までにこのテクニックを使って撮影した写真のアルバムです。
double between Japan and Hong Kong
Manhattan in her dream
Snow mountains move to Hong Kong!!!
Dance Dance Dance in NYC

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