「芸術は爆発だ!」スプリッツァーを使った四重露光にチャレンジ!

ボクが初めてスプリッツァーによる四重露光に成功したとき、日本を代表する芸術家、岡本太郎氏の「芸術は爆発だ」という言葉が思い浮かびました。今回はLC-A+に装着するアクセサリー「スプリッツァー」を使って四重露光によるクレイジーな作品作りを紹介します!

まず上の写真を見て下さい。ビル群がまさしく上下左右に爆発をしたような写真です。これは スプリッツァー を4分割して4回露光をした結果です。ボクはこの方法で主に建物を撮影しています。なぜならその仕上がりは、まるで爆発したかのようであり、無重力で浮かんでいるようであり、未知なる物体のようだからです。もう少し別の写真を見てみましょう。

ではどのようにしたらこんな仕上がりになるのか、ボクの撮影方法を紹介しますね。コツさえ覚えれば簡単なので試してみて下さい。サンプルとして最初に紹介した写真を使ってみます。まず撮影をした場所はこんなところでした。

実際に撮影した位置とは少し違います

まず1回目の露光です。カメラを横位置にしてスプリッツァーを写真のように扇形にセッティングします。そうすると赤い枠の内側のみが露光されます。そして実際に撮影された部分は2枚目の赤い枠の内側部分です。

次に2回目の露光です。今度はカメラを縦位置にして撮影します。スプリッツァーは1回目と同じように扇形にしますが、露光される部分が1回目と同じように上になるようにセッティングします。そうすると赤い枠の内側が露光されます。そして実際に撮影された部分は2枚目の赤い内側部分です。

カメラを縦位置にしたので、1回目と比べると扇形の角度が小さくなります

さて3回目の露光です。ここで少しだけ気を使います。まずカメラは横位置にしますが、カメラを写真のように逆さまにして撮影します。スプリッツァーは同じく扇形にしますが、露光される部分が今回も上になるようにセッティングします。実際に撮影するのは1回目のファインダーから見える被写体と同じですが、実際には2枚目のように逆さに露光されます(カメラを逆さまにして撮影をしているためです)。
この時注意をしないといけないのが、カメラを水平にすることです。普段はしないカメラを逆さました撮影なので、シャッターも押しづらいのですが、落ち着いて慌てず構図を確認してシャッターを押しましょう。

そして最後に4回目の露光です。2回目と同じ縦位置ですが、カメラの上下は2回目と逆になります(2回目の露光のときの写真と比べて下さい)。スプリッツァーは同じように扇形にセッティングをして、露光される部分を上にします。そうすると2枚目の赤い枠の内側部分が露光されます。

これで完了です!はじめはどこを今露光しているのか少し迷うかもしれませんが、単純作業を繰り返すだけなので慣れれば簡単です。

この撮影方法で最も大切なことは、1回目に撮影した位置から一歩も動いてはいけないことです。少しでも動いてしまうと綺麗なシンメトリーなイメージになりません。

そしてもう一つ、スプリッツァーの扇形の角度です。1回目と3回目、2回目と4回目の扇形の角度が違うと、これも綺麗なシンメトリーになりません。また余分なものが露光されたりまたは露光されない部分ができてしまいます。その失敗作が下の写真です。

それでは、この方法で撮影された四重露光を実際に撮影した場所を交えながらご覧下さい。1枚目がシングルショット、2枚目がその場所で撮影した四重露光です(少し位置が違う場合がありますが、だいたいのイメージです)。

さて、先ほどこの撮影方法で最も大切なこととして、「1回目に撮影した位置から動かないこと」と言いましたが、実は動いた方が面白いイメージもあります。下の写真を見て下さい。

写真の上下はA地点、左右はB地点という違う場所(被写体)にて撮影をした四重露光です。これは上記で説明した方法の応用です。A地点で上記で説明した1回目と3回目(上下)をした後に、B地点へ移動して2回目と4回目(左右)を撮影するとこのようなイメージになります。組み合わせ次第ではぶっ飛んだイメージになること間違いなしですね!

どうでしたか?みなさんの頭の中でイメージが湧いて来たでしょうか?是非みなさんもクレイジーロモグラファーとしてチャレンジしてみましょう!

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