First Impressions of the Daguerreotype Achromat 2.9/64 Art Lens: Takeshi Suga
1 Share TweetLomoamigosのTakeshi Suga(菅 武志)さんは神戸出身の日本のフォトグラファーで、ロンドンなど海外でも活躍されています。光や色は菅さんの手(カメラ)を通ると、ソフトでドリーミー、見る者を夢の世界へと連れ出すような作品へと昇華します。先日は彼の世界観に通じるメランコリックで幻想的な音を放つアメリカのポストロックデュオ Hammock (ハンモック)の7枚目となったアルバム『Everything and Nothing』のアルバムアートワークを手がけるなど、写真家としてキャリア10周年を迎え、より精力的に活動をされています。Daguerreotype Achromat 2.9/64 Art Lensから写し出されるソフトフォーカスを見た瞬間、菅さんが真っ先に頭に浮かび、この度プロトタイプでの撮影をお願い致しました。ソフト×ソフトの美しい写真と共にインタビューをお楽しみください。
◆歴史的レンズである Daguerreotype Achromat 2.9/64 Art Lens を初めて見た時、何が思い浮かびましたか?
◇レトロでゴールドなボディー、絞りプレートを使い分けるウォーターハウス式絞りシステムが印象的でした!
◆今回に使用したカメラとシチュエーションを教えてください。
◇今回レンズをお借りしている間、常にダゲレオレンズを携帯していました。コンパクトなサイズで持ち運びも苦になりません。ライブ、ポートレイト、夜景、花など色々な被写体を撮りました。使用カメラはCanon EOS 1DXです。
◆ Daguerreotype Achromat 2.9/64 Art Lens は作品に特別な効果をもたらしてくれましたか?撮影時に関して詳しく教えてください。
◇撮影した写真を見ていただくと、どの写真も独特のソフトフォーカス効果が出ています。特に女性のポートレイトの相性の良さを感じました。ライブ写真のみ動く被写体で、フォーカス合わせに苦心しましたが通常のデジタルレンズで撮影されたライブ写真にはない魅力的なショットが撮れたと思います。
◆このレンズはロモグラフィーの実験的な精神を引き継いだ製品です。今回はどのようなエフェクトが出るように撮影しましたか?
◇通常のデジタルレンズでは表現出来ないソフトネス。
◆Lomography Art LensシリーズのPetzval 58&85に比べて、どのような違いを感じましたか?
◇Petzvalが「ボケ」のレンズだとすると、ダゲレオレンズは「ソフトフォーカス」のレンズですね。また最短撮影距離が0.5mなのでPetzvalと比べよりクロースアップに適したレンズだと思いました。
◆特別なアートレンズで撮影する理由を教えてください。
◇クセのあるレンズの良い意味で不完全な描写が、ロマンチックな表現を可能にするため。
◆これからこのレンズを使う人たちに技術面で何かアドバイスはありますか?
◇Petzvalと同様、ダゲレオレンズの特徴を最大限生かすための被写体選びが重要です。特にポートレイトやクロースアップが適しています。その際背景との距離が遠いほど魅力的な写真になります。出来るだけソフトなショットを撮りたい場合はプレートを使わずに解放で。最後にレタッチ作業でシャープネスをかけすぎないように!
菅さん、この度はDaguerreotype Achromat 2.9/64 Art Lensでの撮影ありがとうございました!
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LomographyとTakeshi Sugaの軌跡
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Petzval 58 Bokeh Control: Takeshi Suga(菅 武志)
2016-04-18 #people #lomoamigo ciaoannacotta の記事
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