【レビュー】Diana F+ Lensシリーズ×デジタルカメラ

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直営店スタッフがDiana F+ Lensシリーズをテストしてみました!
ドリーミーな写りで有名なDiana F+のレンズは、デジタルカメラに装着するとどのような写真を生み出してくれるのでしょうか?
レンズの特徴を活かしたテクニックもあわせてご紹介します!

こんにちは!直営店スタッフの surasurachan です!
今回ご紹介するのはDiana F+ Lensシリーズです!


Diana F+ Lensシリーズとは

Lomographyの中判カメラの一つ、Diana F+ に装着できるレンズです。
Diana F+特有のドリーミーな写りはそのままに、数種類のレンズで撮影できます。

Diana+ 20mm Fisheye Lens
Diana+ 110mm Telephoto Lens(望遠レンズ)
Diana+ 38mm Super Wide Lens
Diana+ 55mm Wide Angle & Close Up Lenses(広角レンズと接写レンズのセット)

▼専用マウントアダプターもあります!

そして!別売りのアダプターを装着すれば、中判カメラ以外でもこのレンズで撮影することができます!

Diana+ Lens Adaptor Canon Mount

Diana+ Lens Adaptor Nikon Mount


Diana F+ Lensシリーズでの撮影のポイント

  • 使用するカメラの撮影イメージの範囲を確認しよう!

まず注意することは、中判カメラ用のレンズなので35mmフィルムカメラ/デジタルカメラに装着した際、撮影できる範囲に差異が出てしまうことを忘れないでください!
特にデジタルカメラで使用する場合、搭載されているイメージセンサーによって撮影範囲が異なります。

詳しくは、 Diana F+ Lens Adaptors - 画角の違いについて のページをご覧ください!
Diana F+のドリーミーな写りが、どんなカメラでも楽しめるなんてとってもワクワクしますね!!

  • 絞りについて

Diana F+ Lensシリーズの全てのレンズ(Diana F+本体のレンズ含む)は絞り設定ができない仕組みになっています。
なので絞りAEモード等の機能が付いている カメラを使うのがオススメです。
このモードがなくても、シャッタースピードとISOを調節すればOKです。

  • レンズ自体のピント位置について

ピントを合わせたい時は全てのレンズにおいてINFの位置にレンズを設定することをオススメします。
もちろんわざとボカして撮影するのも◎!

  • 写りについて

Diana F+のレンズは全てプラスチック製です。それがドリーミーな写りを生み出す秘訣になっています。
くっきり写る、というより、全体的に像が流れてふんわりとした印象の写真が撮れます。

今回はCanon EOS Kiss X2を使って撮影してみました。
このカメラはAPS-Cサイズのイメージセンサーを搭載しています。
絞りAEモードを使わずにシャッタースピードとISOを調節して撮影しました。
かなりクロップされてしまいますが、そんな心配も吹き飛ぶ写りを発見しました!


Diana+ 20mm Fisheye Lens

[撮影方法:室内,ISO1600,1/40]
通常の魚眼レンズのように、全体的に丸く写し出されませんが、端がゆったりと丸みを帯びた歪みが出ています。
遠距離にはピントが合わないので、0.5m~1mの範囲で撮影するのがオススメです。


Diana+ 110mm Telephoto Lens

[撮影方法:室内,ISO1600,1/40]
[撮影方法:室内からの眺め,ISO100,1/100]

「こんなにドリーミーな写りの望遠レンズがあったのか!」とびっくりするくらいの印象的な写りですね!
室内は被写体から3mの距離から撮影しています。
また屋外は10m程先の木を撮影しています。フレアが出ていますが(笑)、太陽の光に木の葉が照らされている雰囲気が好きな一枚です。


Diana+ 38mm Super Wide Lens

[撮影方法:室内,ISO1600,1/40]
全体的にふんわりとしたドリーミーな雰囲気ですね!
ピントについてはとても曖昧ですが、幻想的な写真になりました。
こちらは1m~2mの距離にピントが合います。


Diana+ 55mm Wide Angle & Close Up Lenses

まずはClose Up Lensesで接写にトライ!
Diana F+ Close Up LensはDiana+ 55mm Wide Angle Lensに被せて使います。
その時、 Diana+ 55mm Wide Angle Lensのピント位置を∞にしてDiana F+ Close Up Lensを被せます。

Diana F+ Close Up Lens自体でピント調整はできません。
詳しくは Diana+ デラックス・マニアックス#4 Diana+ 55mm Wide Angle & Close Up Lenses のページをご覧ください。

[撮影方法:室内,ISO1600,1/40]
こちらもドリーミーな接写になりました!アクセサリーの撮影も楽しそうですね。
こちらのレンズは10cm~15cmの距離にピントが合います。

次はDiana+ 55mm Wide Angle Lensのみで撮影してみました。

[撮影方法:室内からの眺め,ISO100,1/100]
10m程先の木を撮影しています。
こちらも印象的な写真になりました。
太陽の光が木の葉にあたっている様子がとてもドリーミーな写りになっています。


Diana F+カメラ本体 に装着されているレンズ「Diana F+ 75mm Lens」

[撮影方法:室内,ISO1600,1/40]
[撮影方法:室内からの眺め,ISO100,1/100]

ドリーミーな写りは少しだけ出ていますね。通常の撮影としても使えそうです。
またこのレンズの場合、ピント調整が可能です。
室内では1m~2mの距離にピントを合わせています。
また屋外は10m程先の木を撮影しています。


Diana F+ Lensシリーズの特徴を活かした撮影テクニック!

あえて少しボカして、ハイキーにとるとドリーミーな雰囲気がより強く出てきます。

  • 撮影方法
  • ピント位置をあえてずらす
  • シャッタースピードを少し遅らせる。(室内:ISO1600,1/30 室内からの眺め:ISO100,1/80)

Diana+ 110mm Telephoto Lens

Diana+ 55mm Wide Angle Lens

Diana F+ 75mm Lens


いかがでしたか?
「Diana F+ Lensってこんなに楽しいのか!」と改めて実感しました。
上記の撮影方法以外にも、色んな撮影方法で楽しめるレンズですね。
みなさんも是非チェックしてみてください!


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Diana F+ Lensシリーズマイクロサイト

HolgaとDianaの比較しよう

Diana F+についてさらに詳しく知りたい方は こちら のページをご覧ください。

またすでにレンズをお持ちの方は説明書を今一度お読み頂くことをオススメします。
わからないことがあればお気軽にスタッフまでお問い合わせください!

2016-11-09 #gear #チュートリアル #digital #lens #dianafplus #lomographyplus

1 Comment

  1. gakurou
    gakurou ·

    私はDiana+ 38mm Super Wide Lensが一番のお気に入り。
    ソフトフォーカスフィルターみたいな写りなので、自然光で露出オーバー気味に撮るといいかも。

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