【中判カメラの魅力】Kid RichardsがLC-A 120を初体験!

お気に入りのミュージシャンをトリビュートした "Kid Richards" という名前で知られる Bruno Cantanhede はファッションと音楽に情熱を燃やしています。ここでは、彼がLC-A120を通して覗いた世界を共有してくれました!

Bruno、Kid、それともKid Richards?どうお呼びすればいいでしょうか?

最近ではほとんどの人がKidと呼んでるよ。Bruno(こう呼ばれるのが好きなんだけど)と呼ぶのは普段は親しい友達や家族だけだね。Kidはもう一人の自分のようなものだね。

写真の道を進むと決めたときは建築学を専攻していたそうですね。写真に転向しようと考えた理由はなんですか?

当時はあんまり幸せじゃなかったんだ。もう音楽も写真も始めていて、全部の時間をそっちに使いたいと思うようになったんだよ。自分が本当に幸せだと思えることをするためにね。ともあれ、建築学の勉強は今の仕事、特に日常を写したシリーズにも生かされていると思うよ。

写真家になるのは子供の頃からの夢でしたか?プロの写真家として活動するようになったのはいつからですか?

そうでもないよ。でも昔から写真は撮ってたね。子供時代にはいつもカメラが傍にあったよ。父のカメラで写真を撮るときには36枚しか撮れないし、フィルム代も現像代も安くないから気を付けるように言われたのを憶えてる。今考えるとおかしいけど、週に20~30本もフィルムを使うことだってあったんだ。だから、「計画的」に意図したものではなかったけど、いつも身近にあったと思う。

お気に入りのカメラを教えてください。

持ってるカメラのなかで今でも一番気に入っているのはCanon F1だね。2台もってるけどすべてがパーフェクトなんだ。タンクみたいな作りだよ。今は新しいFujifilm GA645を使っていて、日記写真を撮影しようと思って安いコンパクトカメラも買ってるんだ。ほかにはマミヤのRB67とM645、Conrtax T2、Big Shot Polaroidが気に入ってるよ。家には70以上のカメラがあるけどどれもまだ使えるよ。

プレイボーイや他の雑誌に作品を掲載していますね。最初はどのように誘いを受けたんですか?

ポルトガルのプレイボーイから1年ほど前に仕事の依頼を受けたんだ。僕にとっても彼らにとっても大きな挑戦だったと思うよ。僕と作品を信頼して全国的なプレイボーイというブランドのためにもう一度フィルム写真を撮影するチャンスを与えてくれたんだから。いまでは僕の芸術価値観や他の問題もあって、少なくともここポルトガルではもう終わりになったんだ。他の雑誌や出版物についていえば、いい雑誌から依頼を受けたり、特集してもらえたりするのは嬉しいことだね。

音楽もまたあなたの人生にとって欠かせないものですよね。以前はBorn A LionやいまではPoppersの一員として活動されていますが、どのようにその機会を得たのでしょうか?

写真を始める前はミュージシャンをしていたんだ。今でも続けているし、これからもやめるつもりはないよ。14歳でギターを始めて依頼ずっと続けてるからね。ロックンロールに夢中なんだ。Born A Lionでの活動も続けているし、The Poppersでも演奏してるよ。たしかに写真が人生で大切なものの一つであることに違いはないけど。音楽とロックンロールは死ぬまで「それこそが大切」といえるものなんだ。どちらか一つだけ選ぶのは難しいよ。

アルバムジャケット用の撮影(たくさん撮影されているので)とモデルの撮影ではどちらがやりやすいですか?

全く別物だよ。でも、両方ともそれぞれ難しいと思うな。モデルや雑誌、ファッション用の撮影は僕にとってはいつも難しい課題なんだ。いつも明確なイメージや個性、プライドのある人と関わるからね。注意が必要だよ。アルバムジャケットの撮影は少し違ってるんだ。それにフィルムでの撮影はいつも失敗のリスクがあるよね。でもどちらの撮影も好きだよ。

LC-A 120を使ってみた感想とロモグラフィーのために撮影した作品について聞かせてください。

正直はじめの数日間は苦労したよ。マミヤのRB67やM645みたいにフォーカスを合わせてるものがはっきり見えて、自分でなにもかもコントロールできるような中判カメラに慣れていたからね。最初はゾーンフォーカスを掴むのが難しかったけど、慣れると凄く楽しいよ。中判カメラとは思えないコンパクトなカメラボディとレンズの写りは本当に気に入ったよ。フィルムはロモグラフィーのLady Grey B&Wを使ったんだけど、結果をみて感動したね。コントラストが最高なんだ。いつもモノクロは自家現像していて、このフィルムもそうしたんだけど大満足の結果だったよ。作品は仕事でやってみたいと考えていたこと、日記や雑誌、モデルなどに挑戦してみたんだ。凄くいい挑戦になったよ!


Brunoの作品をもっと観たい方は TumblrInstagram もチェックしてみてください。画像はすべてBruno Cantanhedeによって撮影されたもので彼の許可を得て掲載しています。

2017-05-05 #people breaking_the_skys の記事

Lomography Lady Grey B&W 400 (120)

コントラストが特徴の感度400の120mm白黒フィルムです。

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