Maxime Simoncelliが描く魔力を持った幻想的な森
Share Tweet私たちはまだ見ぬ美しさを求めてどこまでも旅を続けています。未知なるもののためには海を越え山を越え国境さえも越えていきます。写真家のMaxime Simocelliにとって森は驚きと神秘を発見できる場所のようです。

Maximeのペンネームは "Sylfvr" といって彼の好きな化学物質である「硫黄」を意味しています。彼が硫黄を好きな理由はその香りや科学的な効果ではなく、錬金術に使われるためだそうです。原始科学と魔法の中間に存在する錬金術は、Maximeの美学に深く共鳴します。
Maximeの故郷の森は驚きと果てしない神秘に包まれた暗いエリューシオン(理想郷)です。枝の軋む音、遠吠え、風の囁き、動物が慎重に歩く気配、夕暮れの暗闇、そのすべてが彼の作品を作り上げます。彼の描くイメージは強い光のもやに覆われていることが多く、不思議な雰囲気を醸しだしています。それはまるで恐ろしくもあり神秘的で興味を惹かれる、トールキンの書いた『中つ国』のような幻想的な世界です。
Maximeが作品のインスピレーションを受けるものは多岐にわたります。Odilon Redon、Gustave Moreau、天野喜孝のような画家や、多くはAlcest、Agalloch、Porcupine Tree、そしてUlverといったミュージシャンから影響を受けているといいます。Maximeにとって彼の写真の魔法はまだ見ぬ危険も顧みずに自由に羽ばたいているのです。
いかがでしたでしょうか?Maximeの作品をもっと観たい方は 彼のホームページ 、 Facebook 、 Instagram もチェックしてみてください!画像はすべてMaxime Simoncelliの許可を得て掲載しています。
2017-03-24 #people Ciel Hernandez の記事
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