アナログとデジタルのあいだで:Mattia Giordano
Share Tweetイタリア人の Mattia Giordano は、コマーシャルや音楽の領域でいくつものプロジェクトをかけもつディレクター兼フォトグラファー。彼の作品はどれもユニークな色使いと身体の一部を使った表現が特徴。今回彼はアナログとデジタルカメラの両方に Daguerreotype Achromat を装着し、撮影を行いました。
こんにちは Mattia!写真を始めたきっかけや、写真に対する想いを話してもらえますか?
正直、いつから始めたのか覚えてないんです。でも、子供の頃に初めてもらった使い捨てカメラに夢中になったことを覚えています。どこへでも一緒に持って行って、ついに全部撮り終わったあと、自分の目で写真が撮れたらいいのになと願ったものです。今でもそう思いますが。
どのように自分のスタイルを確立させましたか?
日常生活で目にする色を、より印象的なものとして強調させることが僕のスタイルです。原色を使って被写体を目立たせようと、強迫観念のようにいつも考えてしまいます。そうしないと、イメージが整頓されていないように思えるんです。
最近はどんな作品を作っていますか?
とあるブランドのルックブックを制作しながら、雑誌の編集もしています。あとはミュージックビデオの監督や、iPhoneで撮影したイタリアの写真を展示しています。
どのように作品のテーマを選びますか?またどんなものから影響を受けますか?
普段目にするものからインスピレーションを受けます。だって、人生は美しいもので溢れていますから。ガールフレンドやいい映画、じろじろ見てくる奇妙な老人だったり、いま食べているピザだって、僕の写真の主人公になる可能性があります。選択の瞬間は自然と訪れるものです。
デジタルとアナログカメラの両方を使うそうですね。普段、どのように使い分けてますか?
何が起きるか予測できないので、いつも両方持つようにしています。プライベートな写真や、親しい人とのアーティスティックなプロジェクトでは、フィルム写真のほうが好きなのでアナログカメラを使います。デジタル写真では、より実験的な撮影に挑戦できますね。でも結果を修正できてしまうという点では、切りとった『瞬間』の真実味が減るような気がします。
今回、Daguerreotype Achromat Art Lensではどんな作品を撮影しましたか?
ガールフレンドの Giulia Anna Kapelanczykを撮影するためにレンズを使いました。夢見がちで永遠に子供時代かのような彼女にインスパイアされた作品です。夢の中の世界に囚われ、周囲の自然に愛されて過ごす彼女を描きました。なるべくフラッシュを使わずに、滑らかで自然な描写になるよう温かみのある街灯の光を頼りに撮りました。
レンズを使ってみて、いかがでしたか?これから使う人へアドバイスがあれば教えて下さい。
色々と実験することができて楽しかったです。独特なぼんやりした描写が、作品をよりドリーミーに仕上げています。
ぜひ、スペシャル絞りプレートを全部使ってみてください。(パッケージに含まれているものです。)ユニークな描写になり、また違った味わいが出てきますよ!ポートレート撮影や、夜の撮影におすすめのレンズです。
Mattiaのその他の作品は website や Instagram 、 Facebook でご覧いただけます。
2018-01-15 #people lomosmarti の記事
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