『Maika Around the Keyboard!』 キーボードに囲まれて! ミュージシャン Maika Loubté にインタビュー

1

日仏ハーフの Maika Loubté さんは、英語、フランス語、日本語の3ヶ国語で 歌うシンガーソングライターです。 14歳から自宅でレコーディングを始め、音楽活動をしています。現在ではモデルやCM音楽・出演もされ、YouTubeでは様々なMVを見ることができます。
今回は、2017年12月20日『 CANDY HAUS 』を7インチレコードでリリースする Maikaさんを akio_nakai さんがインタビュー&写真撮影を行いました。

Maika Loubté(マイカ・ルブテ)
Web / Instagram / Twitter / Facebook / YouTube

(Lomography Color Negative 800 iso 35mm)

── 今日はMaikaさんの宅録スタジオにやってきました。 早速ですが自己紹介お願いします。

Maika Loubtéといいます。トラックを作って歌っているミュージシャンです。

── よろしくお願いします。まず、キーボードなどに囲まれ圧倒されてます。 説明されて気がつきましたがグランドピアノもあるんですね!キーボードや機材が置かれているので わかりませんでした(笑
Maikaさん、ここにあるキーボードを集めはじめたきっかけは?

近所に大手リサイクルショップがあって、5年くらい前にこういうキーボードが大量に置いてあるのを見つけたんです。多分価値がよく分かっていない人が値付けしていたので、すっごく安かったんで すよ。バイト代で買えるので集め始めました。これもこれも、安いんですよ。でも今買ったら倍以上 するでしょうね。新しいものも、古いものも色々混ざっているんですけど20台くらいあるかな。

(Lomo Lc-Wide / Lomography Lady Gery 400 B&W 35mm)

── わかります!中古のフィルムカメラも一時は同じように安かった。今ではそこそこしますが、それでも安い。 ここにあるのは80年代以降のものですか?それほど古く無いように見えます。

そうですね。ビンテージじゃないと嫌だというわけではないんですけど、音がいいというか、好きな音がいっぱい入っているので使っていますね。でも最近は新しいシンセも昔の音を上手く再現していて、割といい音しますね。だから新しいものと古いものの、いいとこ取りがベストです。

── 曲によって使いわけもするんですか?

というか...全然手当たり次第色々試している感じですね!曲が出来てから、気分次第で曲に合う音や楽器を探します。

(Lomo Lc-Wide / Lomography Lady Gery 400 B&W 35mm)

── 12/20(水)にシングル『 CANDY HAUS 』が発売されますね。もともとデジタル配信のみで したが、今回レコードで発売になったいきさつを教えて下さい。

アートワークがすごく気に入っていて。YOSHIROTTENさんの作品なんですけど、彼が7インチにしたらどう?ってぽろっと言ったのがきっかけですね。今は結構7インチ出している人もいますけど、やっぱり7インチってマニアックなので、数年後あんなのあったねって言えたら面白いかなって思って作りました。自分自身も、普段CDよりも7インチを買いますし。

── B面は、The Bugglesの名曲『Video killed The Redio Ster』のカバーですね、どんなアレンジになるのか とても楽しみです!

そう、とにかく大好きな曲なんです!ずっとカバーしたいと思ってました。

── 次のアルバムもレコード発売する予定ですか?

レコードはシングルだけで良いかなと思っています。 CDと何かしらフィジカルな形を残そうとは思っているんですけど、内容はまだ決めてないです。前のアルバムの時はフォトBookとCDをパッケージしたものを作ったんです。何でかというと、CDって歌詞カー ドとかはあるけどCD自体にフィジカルな情報が無いじゃないですか。曲を聞きながらフォトBookを見れるし、前のアルバムは自己紹介の意味もあって、飾らない内容で曲作りの時の途中で描いた歌詞のメモとかも入れたりしました。
次のアルバムも同じようにCDにBookとか何かつけようと思います。そのあと需要があればレコードも作りたいです。

── Maikaさんの曲を聴いてると、どこか懐かしい感じがします。『You & I』という曲、僕は自然と ストーリーと映像が浮かんできます。この曲の歌詞は英語ですが日本語、フランス語で歌う使い分けとか ありますか?

うーんそうですね。基本は自分が聴きたい曲を作っています。だから自分が聴きたい曲が英語だったら英語で作るし、日本語で聞きたいって思ったら日本語で書くので、特に決めてないですね。洋楽を作ろうとも思っていないし。歌詞は曲が呼んでくるものなので、歌詞からは書かないんですよ。まず曲ができて、曲が欲しがっている節をあてるという流れです。フランスのハーフなので、フランス語でも書いたりするんですけど。
『You&I』は音数が少ない「ポツ、ポツ、ポツ」という感じなので、英語にしました。日本語はどうしても何個も言葉が必要なので。

── 9月にフランスでライブがありましたね。海外で歌うときは日本語でも歌うんですか?

曲次第です。日本語の曲はまだ少ないですけど、海外では日本語で歌うともっと盛り上がる雰囲気です。たぶん、私たちが洋楽聞いて意味わかんなくても良いなって思うのと同じで。言語は何でもいいんだと思うんですよ。ただ、何かに似ないようにっていう部分だけ気をつけてます。何かに似てるってなると、何かの代わりになる訳じゃないですか。だからそうならないように、日々曲作りをしてますね。

(Lomochrome Purple 35mm film / Petzval 58 Bokeh Control Art Lens)

── Maika さんの Instagram などでもフィルム写真を見ます。フィルム写真の好きなところは?

フィルムの質感が好きです。だって、デジタルは鮮明過ぎるじゃないですか。スマートフォンでも写真をたくさん撮りますけど、フィルムの方がドラマチックに撮れますね。

── フィルムって現像しないとわからない。写真を見たとき、ああこんな風に写っているんだって驚きがありますよね。

いくら技術が進化しても、結局人ってアナログなものが好きだったりするし、不思議ですよね。

── 僕の世代はレコードやカセットテープがあってCDへ、つまりアナログからデジタルへ移り変わり、 常に最先端なモノを求める傾向にありました。今の若い人達って昔のモノがクールなんですよね。アナログなモノから温かさを感じ、新譜もカセットテープで発売してるミュージシャンもいます。僕からすれば とてもフレッシュな感覚がしました。
Maikaさんはレコード世代ではないですよね?

じゃないですね。でも、もしかするとCDがそのうち無くなって、またその10年後くらいに「CD、小さくてかわいい!」みたいな時代が来るかもしれないですね。

── Maikaさんからすると、レコードとかカセットは新しいモノと言う認識なんですか?

うーん。両親が音楽好きで、母の実家に昔のレコードやカセットがあって、それを私がいっぱい持って帰って聴いてみたりとかしていて。だから新しいものとは思わないですけど、手に残る感触が唯一無二なんだと思います。でも色々掘って聴けるデジタル配信も好きです。物が増えなくてすむし、Spotifyとか最高ですよね。だからこそ、フィジカルの価値が高いものもやっぱり良いなと思います。物としての愛着がわくものって、嬉しいですもんね。

── 便利なところは"デジタル"、大切ものは"アナログ"で残したい。

そう、愛着がわくもの。

(Lomography Color Negative 800 iso 35mm)

── 今日はありがとうございました!最後に今後の予定を教えてください。

12/22(金)に銀座路面店のアニエスエベーで クリスマスライブ があります。そこでレコードも部数限定で販売します。クリスマスなのでちょっと特典もつけたりして。あとは、12/30(土)に恵比寿バチカでDJします。今はひたすら制作をしているので、今残せるものを全部残す。それしか活動予定がないですね!来年はアルバムを出したらツアーもしたいです。共同制作者も募集中です。


※インタビューは12月上旬に行い、
22日のライブは先日終了しました。
店内スペースのライブ、ホームパーティな雰囲気。
Maikaさん、皆さんとても楽しんでました。

(Daguerreotype Achromatic 2.9/64 .デジタル撮影 ハーフストリームフィルター使用)

7インチシングル『 Candy Haus 』発売中

話題の新世代SSW/トラックメーカーMaika Loubtéによる限定7インチ!
EP『Candy Haus』収録の表題曲に加えて、完全未発表となるThe Buggles "Video Killed The Radio Star"のカバーも収録!


フォト・インタビュー: 中飯明央Instagram
>> Around the World in Analogue: Shibuya, Tokyo
>> From Reel to Real Winners

2017-12-26 #ビデオ Akio Nakai の記事

1 Comment

  1. clownshoes
    clownshoes ·

    Cool photos, is there an English version of this article? I like dem synthz ;)

他の記事を読む

  • ロモグラファー @akio_nakai にインタビュー!

    2017-10-28 #people hannagerstacker の記事
    ロモグラファー @akio_nakai にインタビュー!

    ロモホームより中飯明央 ( @akio_nakai ) さんをご紹介します!中飯さんは神奈川県在住のシネマトグラファー。 今回は素敵な写真をフィルムで撮影するコツを聞いてみました。

    1
  • 2018年の Lomography To Doリスト

    2018-01-05 #culture
    2018年の Lomography To Doリスト

    忙しい日々に追われて、やってみたいことやアイディアはたくさんあるけど時間がない!でも2018年は、そのアイディアを実現させませんか?新年はこの Lomography To Doリストを試してみましょう!

  • Dianaにまつわるストーリー:忘れられない1枚

    2018-06-04 #gear
    Dianaにまつわるストーリー:忘れられない1枚

    Diana F+ は記念日や誕生日、忘れられない旅、日常のささいな瞬間など、たくさんの人々の個人的な記憶を写してきたカメラです。今回は Diana F+で写した忘れられない一枚について世界中のロモグラファーに聞いてみました。

  • ショップニュース

    Revolog フィルム 種類によって様々なユニークな効果が現れます!

    Revolog フィルム 種類によって様々なユニークな効果が現れます!

    緑の発光体やイナズマ、引っ搔き傷などのユニークなエフェクトが現れるRevologフィルム。刺激的な写真が撮りたい方におすすめ!

  • アナログプリントと東京の街 :写真家 あしだち なお

    2017-11-18 refallinsasaki の記事
    アナログプリントと東京の街 :写真家 あしだち なお

    東京の街で様々な青年たちの姿を切りとった写真集 "boys in tokyo sentimental" は、写真家の あしだち なお さんによるもの。写真に写る青年たちだけではなく、それぞれの街の個性が捉えられていたのが印象的でした。アナログプリントや紙の写真が大好きだと語る彼女は、先日紙にまつわるイベント『Paper Bazaar』を開催したばかり。今日はそんな彼女に、アナログ写真の魅力について語っていただきました!

  • フィルム写真で描くティーンの苦悩:Alia Wilhelm

    2017-09-30 #people
    フィルム写真で描くティーンの苦悩:Alia Wilhelm

    Rookie Mag はディープで、先進的で、それでいて皆が持つパーソナルな思いや問題を扱ったティーン向けのウェブマガジン。 Alia Wilhelm は Rookie Magに寄稿するロンドンのフォトグラファー。今回ロモグラフィーのフィルムで撮影をした彼女に、フィルム写真の楽しさ、そして作品のテーマであるティーンの苦悩について聞いてみました。

  • 映画『アバウト・レイ 16歳の決断』× Lomography 写真コンペティション結果発表!

    2018-01-31 #ビデオ refallinsasaki の記事
    映画『アバウト・レイ 16歳の決断』× Lomography 写真コンペティション結果発表!

    2月3日(土) 公開の映画『アバウト・レイ 16歳の決断』と Lomographyが開催した写真コンペティションの選考結果を発表します!今回は「決断」にちなんで 『踏み出す一歩』 をテーマに、皆さんのお写真を募集しました。たくさんのご応募ありがとうございました!

  • ショップニュース

    あなたの大切なひと時を円形に閉じ込めて...

    あなたの大切なひと時を円形に閉じ込めて...

    170度の魚眼レンズで見る世界。いつもよりも、より一層愛らしく!動物の顔をアップで撮影して、デカ鼻のユニークな写真も面白い!

  • 《サマーエディション》Lomo'Instant Automat Rivieraが登場!

    2018-06-14 #gear
    《サマーエディション》Lomo'Instant Automat Rivieraが登場!

    柔らかな海風と潮の匂い、さざ波の音、海水浴をするカラフルな人々。地中海の爽やかな風景にインスパイアされた Lomo’Instant Automat Rivieraが新登場!サマーエディションは全世界500台限定販売。 インスタントカメラを持って、短い夏を思いっきり楽しみましょう!

  • 冬の木々に魅せられて

    2018-02-19 #tutorials hodachrome の記事
    冬の木々に魅せられて

    葉が落ちて枝の形があらわになった冬の木々…、冬の寒さや物哀しさを感じさせるシンボリックな光景のひとつですが、皆さんは写真に撮ったりしますか?色が乏しく素材としては難しいのですが、アイデアや技術、そしてロモグラフィーの個性的なフィルムを駆使することで面白い写真を撮ることができます。今回はそれらを紹介していきたいと思います。

    1
  • 《生誕10周年》Diana F+ が歩んできた10年

    2017-10-18 #gear
    《生誕10周年》Diana F+ が歩んできた10年

    今年で10才になったロモグラフィーの Diana F+ は長年のファンも多い中判フィルムカメラ。そのドリーミーな写りはたくさんの人々を魅了してきました。たくさんのカラーやデザインから選べる Diana F+ シリーズ のカメラを、今日はおさらいしてみましょう!

  • ショップニュース

    全てがクラシカルなポートレイトレンズ

    全てがクラシカルなポートレイトレンズ

    Lomography New Petzval Lens は85mmのポートレイトレンズ。周辺のボケが渦巻くように現れ、中心の被写体へ視線を惹き付ける画を写し出します。Nikon FとCanon EFの2種類のマウントでご用意があり、こちらのマウントに対応するデジタル及びアナログカメラに対応しています。オンラインショップではその他のマウントアダプターやフィルター各種を取り揃えています。

  • 【動画】ロモスタッフが LC-A+を持って撮影旅行へ!

    2017-11-08 #ビデオ refallinsasaki の記事
    【動画】ロモスタッフが LC-A+を持って撮影旅行へ!

    9月某日、ロモジャパンチームはそれぞれお気に入りのフィルム、LC-A+とその他たくさんのカメラを持ち、都内からちょっと離れた隠れスポットへ。【Lomography 25周年】LOMO LC-A+ 動画制作という口実のもと、スタッフ全員で思い思いの写真を撮りにいってきました!《Lomography の10ゴールデンルール》でも掲げている通り、"Lomographyは人生のジャマじゃなく、人生の一部"。ロモグラフィーが世界中のロモグラファーとスタッフと共に生きてきた25年間を祝して、作ったこの動画。あなたは見たあと、どんなことを思いましたか?

  • 【テクニック記事】セルフフィルムスワップの方法

    2018-03-17 hodachrome の記事
    【テクニック記事】セルフフィルムスワップの方法

    ロモグラファーの皆さんが大好きな多重露光(重ね撮り)。ロモグラフィーのカメラには多重露光(MX)機能を備えたカメラがたくさんありますが、多重露光機能のないカメラではトライすることができないでしょうか?いえ、そんなことはありません。皆さんの持っているカメラでも多重露光が可能で、しかも素敵な作品が撮れる方法があります。今回その方法を紹介します♪

    1
  • 【BnA Hotel x Lomography】秋葉原をテーマにしたコラボ展示を開催!

    2018-03-09 refallinsasaki の記事
    【BnA Hotel x Lomography】秋葉原をテーマにしたコラボ展示を開催!

    「泊まれるアート」をテーマに、旅行者と日本のアーティストが交流できるプラットフォームを構築するプロジェクト Bed and Art Project - BnA Hotel。そんな BnAが手掛けるアートホテル第2段 BnA STUDIO Akihabaraが 直営店Lomography+から歩いて3分ほどの場所にオープンします!今週末、秋葉原や末広町周辺ではアートイベントが盛りだくさん。