シェアハウスの日常:橋原大典 (@helloelmer)

友達と遊んで、同じ家に帰る。子供のころ夢見たそんな暮らしができるのが、シェアハウスだ。

トーキョーバイクでセールスプロモーションを担当する 橋原大典 さんは、杉並区方南町のシェアハウスで4人の友人と暮らしている。シェアハウスでの思い出をフィルムカメラで記録するのは彼の役目。今回は Lomogon Art Lens でシェアハウスの日常を切りとってもらった。

Name: 橋原大典 (helloelmer)
Camera: Nikon F3
Lens: Lomogon 2.5/32 Art Lens

all photos by Daiuske Hashihara with Lomogon 2.5/32 Art Lens

── 橋原さん、こんにちは。簡単に自己紹介をお願いします!

こんにちは。トーキョーバイクという自転車メーカーでセールスプロモーション(写真を撮ったりイベントを企画したり)を担当している橋原と申します。LOMORIDE! というイベントの企画をきっかけにロモグラフィーのフィロソフィーにドハマりしてしまいました。今ではロモグラフィーのスタッフの方とカメラを貸し借りするほどのお付き合いをさせてもらっています(ラッキー!)

── 写真を撮り始めたきっかけはあるんでしょうか?

明確なきっかけがあります。10代の頃、僕はずっと音楽をやっていました。トランペットを吹いたりギターを弾いたり歌ったり。学生時代に入っていたサークルももちろん軽音楽サークルでした。この軽音サークル内には一緒に音楽をやっている仲間の姿を撮るために有志結成の「撮影チーム」というものが存在して、僕は彼らに触発されてデジタルカメラを使い始めました。楽しい時間だったなぁ。

それから、僕の父親は昔エプソンに勤めていて「カラリオ」というプリンターブランドや、「RD-1」というレンジファインダー式デジタルカメラを企画した男です。試作品なんかも触らせてもらっていたので(当時はカメラになんか一ミリも興味なかったけど)もしかしたらそんな父親の影響もあるかもしれません。

── どんな経緯で現在のシェアハウスを始めたんでしょうか?

大学を休学して7ヶ月ロンドンに留学した時に初めて実家を出て暮らしました。その時に滞在していたのがシェアハウスで、それが自分の肌にめちゃめちゃ合ったんです。以来、僕は一人暮らしを一度もしたことがありません。シェアハウスは家賃も安いし、スペースも広いし、家電はでかいのを折半で買えるし。一人になりたかったら部屋に籠もればいいんです。

今のシェアハウスは僕の小学生の時からの友人や大学の友人、職場の同僚などに声をかけてスタートしました。中には6年間付き合っていた(同棲もしていた)彼女と別れた後に僕たちと一緒に住んでいるやつもいます。みんな同じゆるい雰囲気を持っていて気のいいやつらです。ちなみにこの家の連中も全員フィルムカメラをやっています。誕生日にフィルムカメラをプレゼントしたり、リビングでカメラトークをしているとなんだなんだと集まってくるような感じです。

── シェアハウスで暮らしていて、シャッターを押したくなる瞬間ってどんな時ですか?

シェアハウスをしていると、毎日顔を合わせると思うのですが、実はそれぞれの生活リズムはバラけていて誰かと1週間会ってないなんてこともザラにあります。ともすると、全員が暇そうにリビングにいる瞬間というのは「何かが始まる」ムードでムンムンです。そんな瞬間、僕は自分の部屋からサッとカメラを持ち出します。その後は自然発生的に飲み会になったり、近所のお好み焼きさんにでかけたり、サイクリングしたりします。こうなったらもう、シャッターを押しまくるしかないでしょう!だって、その瞬間はみんなランランと光ってるんですもの!

── 今回撮影した写真の裏話などあれば、教えてください。

実は今回 Lomogonをお借りしたタイミングは、色々あって僕がこのシェアハウスを2ヶ月間だけ出なければいけない瞬間でした。引っ越しみたいなこともやっていたので、そんなにいい写真撮れないなぁと思っていたんです。でも最後のフィルムを詰めた日、ほんとに珍しくシェアハウスのメンバーが全員集まったんです。スケジュールを合わせたわけではなく偶然に。しかも雲ひとつないピーカンの晴れ。もうこれは集合写真撮るしかないでしょと。

タイミングよく友達が遊びに来ていたので、三脚を立てて構図だけ決めて彼女にシャッターを切ってもらいました。ゲラゲラ笑いながら撮っていたのでみんな楽しそう。4月には出て行ってしまうメンバーも居たので素敵な記念写真が撮れました。

── Lomogon は、使ってみてどうでしたか?

持っているだけで色んな人にジロジロ見られました 笑

父親とは最近ほとんど会話しないのですが、珍しくこのレンズの事で会話が盛り上がりました。絞るとバッキリクリア、開放でふわっとしたなめらかなボケ具合、32mmという絶妙な広角さがロモらしいですね。絞りリングは慣れれば不自由なく使えました。「このレンズならこう撮るときっと面白いな」と思えるレンズだったのが一番の印象です。

── お気に入りの写真はどれですか?

シェアハウスの集合写真はもちろんのこと、谷中の和菓子の名店「荻野」のご主人の写真。ちょうどいい感じに夕日がお店に入り込んでいて、おやつを買うついでに撮っちゃいました。ここの豆大福と草餅が美味しいんですよ。

── 最後に何か一言どうぞ。

僕の写真論は何周も回って、結局はDon't Think Just Shootに行き着きます。知識や技術を持っていれば出来ることは増えるけど、「楽しくシャッターを押す」事が出来ればもうなんでもいいんだなと思います。そのシャッターを押した瞬間が脳みその中で光っていればもう言うことはないです。もちろん、誰かにとってもその写真が光っていたとしたら、こんなに素敵なことはありません!


橋原さんのその他の作品は Instagram でご覧いただけます。トーキョーバイク公式サイトは こちら

2019-03-27 #lomogon refallinsasaki の記事

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