Berlin Kino Filmで撮るモノクロポートレイト:Khalil Kwok

大学生の Khalilはメランコリックな写真表現が得意。そんな彼女は今回、Elmo をモデルに Berlin Kino Film で撮影してくれました。

── まずは簡単に自己紹介をお願いします。

こんにちは。大学生のKhalilです。今は大学最後の年で、写真作品を制作しています。ゆくゆくはどこかでみなさんに作品を発表するつもりです!

── モノクロフィルムの魅力は何だと思いますか?また注意していることがあれば教えてください。

モノクロフィルムには色がないので、光や被写体が強調されます。そのため撮影するときは、光の変化やコントラストに気をつけるようにしています。色の情報がないことによって、ディティールや被写体が強調されることが特徴ですね。また自分で現像しやすい点もいいと思います。暗室での現像が楽しくて、モノクロ写真が好きになりました。もちろん、普段はカラーネガでも撮ってますよ。

── 今回どんな機材を使いましたか?

カメラは Nikon FM、レンズは55mm f/1.2のものを使用しました。このフィルムで撮影するために、友人に35mmのこの一眼レフカメラを借りたんです。

── 今回の写真のコンセプトを教えてください。

Berlin Kino Film が映画用のモノクロフィルムから作られていることを知らず、特に下調べなどはしませんでした。自分の思うまま、その時のフィーリングで撮影するようにしました。制作において、私は自分の感情や気分を作品に落とし込むようにしています。

── Berlin Kino Film はお気に入りのフィルムになりましたか?

とても気に入りました!様々なモノクロフィルムを使ってきましたが、今まであまりピンときたことがありませんでした。Berlin Kino Film は、まさに私が求めていたなめらかな粒子とグレーのトーンでした。本当に映画のワンシーンのような表現ができたと思います。

── お気に入りの写真はどれですか?

下の写真はフォーカスもあっていないし構図も完璧ではありませんが、光によって作り出される温度感がうまく表現されていて気に入っています。最近は、撮影のルールは一旦考えず、感情がそのまま現れるような作品を撮ろうと心がけています。


Khalilのその他の作品は、InstagramFacebook でご覧いただけます。

2019-09-18 #people phyllistc の記事

Lomography Berlin Kino 400 ISO

映画用フィルムをもとにしたラチチュードが広いISO感度400の35mmモノクロフィルム

他の記事を読む