映画の世界をスチールに収める:Sam Lee へのインタビュー

ひとつ、誰かがいった意見は「アートは現実の再創造だ」ということ。しかしフォトグラファー Sam Leeのアートの根源はそこからではない。インスパイアの源はエンターテイメントにある。”The Crown”、“Peaky Blinders”、“The End of the F**king World”、“La La Land”、“Chungking Express”(邦題「恋する惑星」)、“Before Sunrise”(邦題「恋人までの距離」)、2019年に公開された映画たち。彼は”Parasite”に非常にこたえてしまったそうだ。あの音楽、そして引き込まれた。
彼の美学は端的には表現できない、高揚と孤独の間(はざま)。ドラマチックなシーンに現実の影を宿す。

──こんにちは、サム。調子はどう?制作活動はうまくいってる?

ぼちぼだよ!作品の質と量の担保、ありがちな悩みだよね。

──なぜフィルムに興味を持ったの?

実は写真を撮りはじめた時が、フィルムをはじめた時なんだ。当時お金があんまりなくてさ、安いカメラないかなーって探してたらそれがフィルムカメラだったっていうオチ。Canon AE-1を100ドルで。

──映画のような作品作りをしていると思うけど、何がきっかけだったの?

単純に映画やテレビドラマが大好きなんだ。だからできるだけ自分の作品にもそれが感じられるようにトライしてる。写真に物語らせることが主眼だね。

──独特の色彩感覚があるように見えますが、それについて聞いてもいい?

強いコントラストとかサチュレーションとかはしないね。いつも意識しているのは”dreamy feel”、異世界って感じ。それから後から編集することも少ないね。フィルムの発色はすでに十分な仕事をしているから。

──ポートレートを撮る上で一番大事なことは?

「感情をのせる」ことが1番重要だよ。

──インスピレーションはどこからやってくる?

映画、テレビドラマや音楽も!”La La Land”なんて舞い上がるような気分になったよ。

──コラボレーションしたい人はいる?

Frank Oceanだね。

──アーティストとしてチャレンジングなことは?

資金...だね。機材もそうだけど、早く現像してもらうのに追加でお金がかかったりするからね。

──写真活動以外のあなたについて教えて。

今は学生で筋肉運動学を学んでるんだけど、時間はそこに使われてるね。写真をやっていなかったら、ジムやサッカーに没頭してるだろうね。そしたらもっと映画をみたり、友達と過ごす時間が増えるね。

──最後に、現在進行形のプロジェクトはある?

実は今、はじめて写真集の制作に取り組んでいるんだ!実物としての作品ははじめてだからすごい楽しみ。ただお気に入りの写真を詰め込むんじゃなくて、ひとつひとつが一貫したテーマをもって、それで写真集全体でまとまっているようにしたい。時間はかかると思うけど、特別なものにしたい。


Sam Leeの作品をInstagram でもっと見てみよう!

2020-04-08 #people

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