Fantôme Kino B&W ISO 8 Filmの第一印象:Jacobs

ハイコントラストのFantôme Kino B&W ISO 8(ファントムキノフィルム) を、ロモアミーゴのJacobsに使ってもらいました!彼は以前 Berlin Kino ISO 400(ベルリンキノフィルム) を試してくれたモノクロフィルムラバーです。早速この新しいフィルムを使った印象と撮影のヒントを、彼に聞いてみましょう。

© Jacobs Chung

── これまでに低感度フィルムを使ったことはありますか?

今までに使った最も低い感度のフィルムは、ISO 20の Washiフィルムだよ。光量が足りなくてあまりいい結果じゃなかったな。数枚しか成功しなかった。

── Fantôme Kino B&W ISO 8 はいかがでしたか?撮影には何を使いましたか?

正直言ってとても感度が低いから、前みたいにまた失敗するんじゃないかとすごく心配していた。それに撮影した2月のロンドンはいつも天気が不安定で雨ばかりだから、毎日ほとんど太陽が出ないんだ。撮影日もほとんど曇りだったけれど、ラッキーなことにちょっとだけ晴れたよ。撮影では構図とライティングのことを慎重に考えて、露出不足にならないように細心の注意を払った。結果が素晴らしくて本当に驚いたよ!Canon AE-1を使ったのだけれど、最低ISO感度は25だから、ISO 25で撮影した。絞りは最大のf1.4で、シャッタースピードは1/15~1/30に設定したよ。それより遅くはできないんだ。ポートレート撮影だとどうしてもモデルが揺れたり、まばたきをすることがあるからね。

© Jacobs Chung

── このシリーズを撮影したきっかけはなんですか?

人は異なる境遇や環境下で自分を守るために、様々な顔を生み出すと考えているんだ。人として生き残るためには、その顔が役立つのだと。でも顔や性格をが多すぎると、時々混乱するよね。本当の自分が分からなくなっても、他の人々を喜ばせることに慣れている。たとえ本当の自分が素晴らしい人間じゃなくても、ぼくたちは本当の自分を愛するべきなんだ。こんな考えを投影したくて撮影に挑んだよ。

© Jacobs Chung

── お気に入りの写真はどれですか?

このフィルムがとても気に入ったよ。ハイコントラストな上に、とってもなめらかな写真に仕上がるんだ。なかでもこのシリーズが気に入っているよ。女の子が空想と現実の間でもがいているイメージがよく表現できたと思う。

© Jacobs Chung

── もう一度このフィルムを使うとしたら、何を撮りたいですか?

ストリートスナップかな!ハイコントラストな特性を利用して、ちょっと不思議なイメージを撮影してみたい。街中で風景と歩いている人々を撮影したらすごくおもしろい写真になるはず。三脚を使うべきだね。実験的な撮影をしてみたいな!

© Jacobs Chung

Jacobsのその他の作品は、彼のInstagram からご覧頂けます。

2020-05-01 #gear #people phyllistc の記事
翻訳 erina

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