Liquid Guide:サットンレンズの使い方

ロモグラフィーのLomoMod No.1HydroChrome Sutton's Panoramic Belair Camera (ハイドロクローム サットンズ パノラミック ベルエア カメラ) に搭載されているサットンレンズ。その詳細な使い方や、実験結果をご紹介します!

Liquid Guide

液体をレンズに注入し、実験的な撮影をしてみましょう!コーヒーや緑茶、透明な色水など、いろいろな素材を試せる、まさに科学実験のような体験ができます。きちんと光が通るように、薄めることがポイントです。

はじめに

まずは水をサットンレンズに注入してみましょう。クリアな水を注入してテストシュートしてみましょう。様々な液体で実験してみることをお勧めしますが、液体がどうサットンレンズの焦点距離に影響するのかを知り、理解することが重要です。

カラフルな液体を注入して実験的な撮影をしてみましょう!

粒子のない水性の液体の使用をおすすめします。薄まった色水や、光が通る液体を使用してみてください。
注意:色の濃度は、撮影に大きく影響します。クリエイティブにコントロールできるように、事前に液体の濃度を確認しておきましょう。

1. 透明な容器に約5mmの着色溶液を入れます。
2. 透明な容器のしたに、白い紙に黒い印を付けます。
3. 液体を確認し、薄まっていることを確認します。
4. 上から見たときに、色付きの溶液を通して [2] 黒い印が見えることを確認してください。

左:Solution A:黒い印がわずかに見える濃い液体。右:Solution B:黒い印がはっきりと見える薄い液体。(薄めすぎないように注意が必要です)
左:Aの濃度の液体をサットンレンズに注入して撮影。右:Bの濃度の液体をサットンレンズに注入して撮影。

注意:濃度が濃い液体(上記のサンプルAなど)を使用する場合は、露出不足を避けるためにより大きな絞りプレート(f11など)またはより長い露出時間を使用してください。

液体の濃度と屈折の関係

液体、濃度が異なると屈折率も変化し、レンズの焦点距離に影響します。また、ぼかしのレベルにも影響します。ユニークな調合は予測できないかもしれませんが、身の回りにあるものを使用し、撮影ごとにレシピを作成することでより楽しく撮影が可能です。サンプル写真は下の表からご覧ください。
※サットンレンズに高濃度アルコールや接着剤、アクリル、油性または腐食性の液体を注入しないでください。レンズが破損する恐れがあります。

☺おすすめの液体

クリアな水、薄めたお茶、薄めたコーヒー、薄めた水性ペン、薄めた食紅、薄めた水性絵具

☹避けたほうが良い液体

・アルコール
(高濃度アルコールはレンズに長時間放置すると、レンズを損傷する原因となります)
・接着剤、ノリやボンド
(すべての接着剤、接着性のある液液は、洗浄および除去が困難のため使用を避けてください)
・アクリル絵の具
(アクリル塗料はプラスチックのように乾燥するため、洗浄や除去が困難のため、使用を避けてください)
・油性絵の具、油性インク
(すべての油性溶液と油絵の具は、洗浄と除去が困難なため使用を避けてください)
・腐食性の物質
(酸性またはアルカリ性の濃度が高い液体)

※レンズ部分を清掃する際は必ず柔らかい布やレンズ専用シートで吹いてください。

2020-10-22 xcvllshawn の記事

コメントはまだありません

他の記事を読む