Lomo'Instant Wide William Klein Edition:William Kleinにインタビュー
Share Tweet今回、Polka Factory とのパートナーシップを通し、コラボレーションを実現した今回のLomo'Instant Wide William Klein エディション 。NY出身のWilliam Kleinは、従来の写真の常識を壊し、大胆に表現し世界的に称賛されてきました。そんなWilliamが撮影した写真、デザインを纏ったLomo'Instant Wideで、あなたの想像力を開花させましょう。ルールに縛られず、しかし写真の本質を決して忘れないWilliam。日常を特別な日に変える Lomo’Instant Wide William Klein Edition で写真の可能性を広げましょう。
── フォトグラファー(写真家)、アーティスト、ペインター(画家)、映画製作、作家・・どのジャンルが一番自分に合っていたと思いますか?
一つには絞れないな。僕がやってきた仕事は、全てキャリアであることに違いはないからね。
── 写真を「他の芸術の裏側」と表現しました。このことについて詳しく教えてくれますか?
パリに住んでいて、絵を描きたかった。Fernand Légerのスタジオで働くことができて、写真を撮影するようになったのは、その後のことだったよ。
── 写真のプロセスについて教えていただけますか? VOGUE(ヴォーグ)の撮影をしたときと、フォトエッセイに取り組んでいたときと異なるアプローチの仕方でしたか?
もちろん違いました。VOGUEの場合、私はマガジンに代わって制作するため、契約があり毎月一定の支払いで委託作品の写真家として雇われていました。なので、それは同じではなかったです。僕の個人的な研究は、「New York: Beyond Shooting」という本から始まりました。レイアウトを初め、すべての作業に携わりVOGUEとは別の方法で自分自身を表現することができました。
── William Kleinの代名詞、「ペイントされたコンタクトシート」。このドローイング/ペインティングと写真の組み合わせについて詳しく教えてくれますか?
ペイントされたコンタクトシートにより、36枚のワンロールフィルムで、何にアプローチし、興味を持っているのかがわかりました。僕が興味深いと感じたのは、コンタクトシートの写真に赤鉛筆で「マーク」する写真家たちの「ジェスチャー」。結局、写真は次々と撮影され、コンタクトシートでテキストのように左から右に読んでいます。それは写真家の日記のようです。ファインダーを通して見るもの、躊躇、失敗、選択、瞬間、フレーミング、また別の瞬間、別のフレーミングを指します。写真家のコンタクトシートを見ることは滅多にないですよね?通常、既にセレクトされた写真だけが公開されます。それではその前後のストーリーがわかりません。なぜ私たちは他の写真よりも1つの写真を選ぶのでしょうか?それが、これらの「塗られたコンタクトシート」が物語ります。
── ポラロイドやインスタント写真をたくさん撮影してきたと思いますが、インスタント写真についての考えを教えてください。他の写真との違いは何だと思いますか?
インスタント写真は私がモックアップをすることを可能にし、特に私がVOGUEの撮影をしたファッション撮影はよりイメージを想像できました。とても便利でした。想像する多くの自由な考えを与えてくれました。当時のインスタント写真を全部保管してこなかなったことを後悔しています。
── Lomo’Instant Wideを使って撮影する予定はありますか?または、他のインスタントカメラを使ったプロジェクトなどはありますか?
最近は本当によく Lomo’InstantWideを使います。普段は友人や、遊んでいる子供たちの写真をインスタントカメラで撮ります。インスタント写真は撮影後すぐに写真が確認ができるので、子供や若者を喜ばせることができます。
── Lomo'Instant Wide インスタントカメラのデザインに選んだ写真の裏話などはありますか?
Lomo’Instant Wideで使用した写真の1つは、野球カードの写真です。それは私が大切にしている思い出の一部です。
── 過去の写真を見ると、撮影したときの気持ちも思い出すことがあると思います。 Lomo'Instant Wideで写真を撮ったときの気持ちを読者のみなさんに共有していただけませんか?
インスタント写真は私にとって、そして写真を撮る人々にとって、とても特別な体験。この一瞬をすぐに共有できることを、嬉しく思います。もはやそれは個人的なものではない気がします。紙に写真を撮ることができることほど私が好きなことはありません。写真を撮ってすぐに見せてみてください。
── ワイド写真については、1人の人物に自分が宇宙の中心であると感じさせると同時に、周囲のすべてのものを撮影できるとおっしゃっていますが、ワイドな撮影で他に特に楽しんでいることはありますか?
私が写真を始めたとき、50mmと135mmの2つのレンズしか持っていませんでした。50mmと望遠レンズは、写真に入れるものが足りず、人をいれるのにも足りずてもモヤモヤしていました。それでカメラ屋に行って、28mmのレンズを勧めてきました。すぐに外に出て写真を撮り始め、シャープさを保ちながら、フレームに必要なものをすべて納めていて、物や人に好きなだけ近づけることができました。28mmレンズを使ってからが私の写真の始まりです。
── 私たちは皆、写真への情熱をシェアし、写真のさまざまなジャンルで楽しんでいます。あなたにとっては何ですか?
私は自分が見ているものを「所有」したかったのです。街頭で出会った人のドキュメントを集めたり、人、周りの物、場所を組み合わせたり…自分のものだ、これは自分のものだ、これが自分のものだという印象を受けました。その後、暗室でこの所有権を感光性の印画紙で表現することができました。この「写真撮影」の側面は悪くありませんでした。私たちは指さし、撮影し…。時間と空間で対象を凍結することによって、対象を殺すようなものです。英語で「Shoot(撃つ)」と言ってますよね?
── ロモグラフィーの10のゴールデンルールは、写真に対する私たちの楽しくて、情熱的で、実験的なアプローチの本質を示しています。ロモグラフィーの写真のアプローチについてどう思いますか?
ロモグラフィーの10ゴールデンルール、"Don’t worry about any rules"は、この先も守るべきものだと思うよ。
William、今回は本当にありがとうございました!!
Lomo'Instant Wide William Klein エディション は、ロモグラフィーのオンラインショップ 、直営店Lomography+ 、ロモグラフィー取扱店舗にてご購入いただけます。
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