Atoll Ultra Wide Angle 17 mm f/2.8 Art Lensの第一印象:Sebastian Weissinger
Share TweetKinoフィルムシリーズPotsdam Kino と、より細かいディテールを写し出すAtoll Ultra-Wide 2.8/17 Art Lens を使って写真を撮影していただきました。超広角レンズが写し出す103°の画角と、17mmの焦点距離はより繊細なディテールやダイナミックな動きを写し取るのに最適。Sebastianが実際にデジタルカメラとフィルムカメラで試写した感想を、早速シェアしていただきました!
── 早速ですがAtoll Ultra-Wide 2.8/17 Art Lens で撮影した感想を聞かせていただけますか?
僕が普段使うレンズの画角は50mmなので、超ワイドアングルレンズで撮影するために、いつもとは少し違ったことに挑戦してみました。今振り返ってみるとことごとく失敗しちゃったかな、と思っています。
今回、ワイドの画角を最大限に生かすために形よりも”線”に注目しました。ポートレートの写真を撮るとき (ナッシュマルクト土曜フリーマーケットでの写真を例に)は至近距離まで近づく必要があることが分かりました。夜に撮影に出たときは、長時間露光や建物内の道などを撮影しました。
── 過去に使用したことのある一番広角のレンズは何でしたか?広角レンズで撮影するメリットは何だと思いますか?
超広角レンズは仕事で魚眼レンズを使ってスケーター、スケートボードの撮影したことがあります。35mmよりも広い画角をフィルムカメラで使うのは初めてでした。広角レンズを使う時は、被写体の至近距離まで近づきたい時や一枚の写真の中にできるだけ多くの情報を詰め込みたい時です。たとえば、狭い場所、会場や建物の全体像を撮影したいとき。レポートスタイルの撮影の時は28mm、あるいは35mmのレンズを使うことがほとんどです。
── ロモグラフィーのアートレンズを使ってみた撮影はどうでしたか?
良かったです!Mマウントレンズの中では大きい部類に入ると思いますが、明るい超広角レンズとしては小さいと思います。ライカM2と富士フイルムX-Pro3につけた時のバランスの良さに驚きました。
── Atoll Ultra-Wide 2.8/17 Art Lens を使っていて最初に気付いたことはなんですか?
ひとつ前の回答にもあてはまるのですが、レンズ自体のサイズと、重量がカメラにつけた時に良いバランスになってかなり使いやすく、普段使いできると思いました。スペックを見てみて、このレンズはとてもいい大きさになっていると思います。
── 富士フィルムのデジタルカメラにつけて試写もしていたと思いますが、センサークロップがあった上での撮影はどうでしたか?レンジファインダー機を使ったときは違った感覚でしたか?
本当に良い写真がとれました!唯一の問題は富士フイルム純正の18mmはとても小型で絞りが一段明るいことですね。なので富士フイルムのレンズをいつも選んでました。ただ撮影した画像はとても良く、歪みをよく抑えられてて、さらにセンサークロップによって周辺光量落ちもほぼない、というかゼロでした。ただこのレンズは実際に超広角として使えるフルサイズ機で本当の性能を発揮していると思います。
見えるもの全てを1つのフレームに:Atoll Ultra-Wide 2.8/17 Art Lens
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その他のSebastianのアートワークは halbformat からご覧いただけます。
2021-02-07 cielsan の記事
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