ロモグラフィー中判モノクロフィルム辞典
1 Share Tweet明暗のシャープではっきりとしたコントラスト、シルバーとグレーの滑らかなグラデーションは、白黒写真の代名詞でもある特徴です。中判フィルムのような大きなサイズのフィルムで撮影することで、クラシックなアナログ感がより一層醸し出されます。ここでは皆さんのスタイルに合うよう、ロモグラフィーの白黒中判フィルムについてのちょっとしたガイドをご紹介します。
Berlin Kino 120: オールラウンドな多才ぶり
モノクロームの世界においてドラマチックな多才ぶりを発揮するのが、Berlin Kino 400 120 このフィルムはイメージをよりクリアーにきめ細やかに写し取る、高いダイナミックレンジを誇ります。たとえ、ISO3200で増感現像したとしてもその滑らかなトーンは失われません。光が暗めな場所、ジャンル問わず、様々な実験に向いています。よりはっきりとしたコントラストが期待できます。Berlin Kino 400 120の現像ガイドはこちら(英語) から。
Potsdam Kino 120で写し出すパンクロマティックポートレート
Potsdam Kino は自然光の下で、その威力を発揮します。Berlin Kino 400よりも、よりスムーズにかつシャープで粒子感が抑えられた印象を持たせます。モデルの滑らかなトーンを写しつつ、よりディテールを捉えるためにも、自然光の下でのポートレート撮影をお勧めします。ハイライトが多い場面での撮影では、Earl Grey 100とくらべてもより豊富ではっきりとした白が多いです。もしPotsdam Kinoでの撮影をお考えなら、現像ガイドはこちら(英語) から。
Earl Grey 100 120の持つささやかな粒子感とグレートーン
もしムーディーなグレーとちょっとした粒子感がご希望なら、Lomography Earl Grey 100 をお勧めします。Earl Grey 100は粒子感による味のあるテクスチャーを兼ね備えています。ほんの少し「味のある現像」がお好みの中判フォーマットユーザーの方にはうってつけかもしれません。
上品で滑らかなグレートーンを兼ね備えた Lady Grey 400 120
Lomography Lady Grey 400 120 は高い信頼を長年得続けている白黒シリーズの一つです。暗めな環境でも維持される素晴らしいトーンの幅は、贅沢な白黒のトーンを誇るマスターピースものであり、そのグレートーンは本当に滑らかです。そんな環境の中でも、ディテールは、繊細な粒子と共に写し出されます。白黒のバランスに衝撃を与えるほどの、中判フォーマットにおける強力なステートメントを打ち出すクオリティ。ストーリーテリングにうってつけなフィルムです。
中判モノクロフィルムの購入はこちら から。
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